スーパーフォーミュラ2017 Round.2 概要 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ2017 Round.2

2017年5月25日

岡山スペシャル、スプリントレースの戦い!


5月27、28日の2日間、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦が行われる。しかも、土曜日、日曜日にそれぞれ予選と決勝レースを行う2レース制の戦い。天候次第によっては、初夏の陽射しを浴びながらのレース観戦も可能とあり、見どころ豊富な一戦となるのは間違いないだろう。

 

■待ったなしのぶっつけ本番
昨シーズンは、オフシーズンの公式テスト、そして第2戦にくわえ、熊本地震の影響でキャンセルされたオートポリス戦の代替レースを実施した岡山国際サーキット。各チームは豊富な走行データをもとに、戦いに挑むことができた。だが、今年は岡山での公式テストはなく、この第2戦が今季初の走行となる。確かにSUPER GTに参戦するドライバーたちは、ひと足先に岡山でのレースを体験済みではあるが、ドライブする車両はもちろん、装着するタイヤのキャラクターも大きく異なる。それだけに、今回の戦いは短期間でいかにクルマを強く、速くできるかに勝負がかかっているとも言えるだろう。

 

この状況を受け、金曜日には練習走行が設けられており、その時間も普段の倍となる2時間。だが、オフシーズンに全面改装が行われた路面のフィーリングをチェックする必要もあれば、持ち込みセットの確認もしなければならず、やることが山積状態の可能性も。路面はどうにもならないが、チームが用意してきたクルマのセットは良し悪し次第で、その先の作業にも影響を与えかねない。実際の走行を前に早くも大きなプレッシャーが襲いかかるような中で、ドライバーやチームスタッフの戦いはすでに始まっている。

 

■スタイルの異なるレースを攻略するには
土曜、日曜と、それぞれ予選と決勝を行う今大会。その内容もすべてスタイルが異なる。まず、初日のレース1では計時予選を採用。ノックアウト方式がスタンダードなスーパーフォーミュラだけに、このタイムアタックは、まさい一発勝負そのもの。セットが決まっていれば、最速男の称号を手にする絶好のチャンスだと言える。また、決勝も30周と短い。いわゆるピット作業不要のスプリントレースとなる。短期決戦で勝負がつく戦いだけに、誰よりも早くいい流れを味方につけたいところだ。

 

翌日のレース2は、ノックアウト予選を実施する。だが、通常のQ1から3回のアタック、つまりQ3まで用意されておらず、アタックチャンスは1回ないし2回。その結果を元に繰り広げる戦いでは、4本のタイヤ交換を義務付け、ピット作業を行うことになっている。予選での緊迫感はいつも以上になると予想されるが、それ以前にやはり大事となるのは、クルマのセットアップがどこまで進んでいるかどうかだろう。立て続けに迫るセッションを目の前に、エンジニア、ドライバーがどこまでクルマを準備できるのか。もちろん、持ち込みの段階で申し分のないクルマを手にすることができれば、心配は無用。だが、なにかひとつでも後手に回ってしまえば、正直、レースウィーク中の挽回はとても厳しいものになる可能性が高い。慌ただしく過ぎていく時間をいかに味方につけるかが、今回の戦いの行方を支配しそうだ。

 

鈴鹿とはひと味もふた味も異なる様相を見せてくれそうな今回の岡山戦。また、今年のルーキードライバーたちは2レース制をいかに戦うのか、そこにも注目したい。昨年の第2戦は、日曜日が土砂降りとなりペースカーランでレース終了となっただけに、ファンにとっては、今年こそ薫風に吹かれながら観戦を楽しみたいところだ。

 

 
■主なタイムスケジュール
・5月27日(土)
08:40〜09:25 フリー走行
10 : 30〜10 : 50  レース1公式予選(計時予選)
11:45〜12:25 ピットウォーク
15 : 30〜      レース1 決勝(30Laps)
17:20〜18:00 キッズピットウォーク

 

・5月28日(日)
09:20〜   公式予選(ノックアウト方式)
09 : 20〜09 : 40  Q1(19台→10台)
09 : 50〜10 : 00  Q2(10台による予選)
11:40〜12:30 ピットウォーク
14:25〜 レース2 決勝(51Laps)





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