スーパーフォーミュラ2017 Round.3
スーパーフォーミュラ第3戦富士、石浦宏明が勝利!
7月9日、静岡・
金曜、
早くもハイペースで周回を始めた国本の後ろには、No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、そしてNo.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S) が続く。逃げる国本に対し、関口、
一貴、そして関口のペースはコース復帰後思うように伸びず、
だが、その国本に別のトラブルが襲いかかる。
このアクシデントを横目で見ながら38周を終えてピットインした
一方、後続では、
■第3戦富士 決勝結果(TOP6)
1.No.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING) 1:20’09.046 55L
2.No.7 フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)+7.269
3.No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)+22.842
4.No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)+41.786
5.No.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN) +41.821
6.No.41 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) +43.384
スーパーフォーミュラ第3戦富士、国本雄資が自身初ポール!
7月8日、静岡・富士スピードウェイにおいて、
第2戦岡山から1ヶ月強のインターバルを挟み迎える今回。
まず、Q1。
続くQ2は全19台から14台に絞られた中でセッションがスター
いよいよ最後のアタックとなるQ3は、
■第3戦富士 予選結果(TOP6)
1.No.1 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING) 1’23.044
2.No.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING) 1’23.107
3.No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)1’23.193
4.No.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S) 1’23.265
5.No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN) 1’23.478
6.No.4 山下健太(KONDO RACING) 1’23.516
SUPER FORMULA 第3戦富士 真夏の一戦、富士は激戦必至に!
梅雨明けを前に、日々厳しい暑さが続く日本列島。そんな中、今週末の静岡・富士スピードウェイで繰り広げられるのは、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦。早いもので、前回の戦いから1ヶ月以上が経過している。6月はSFだけでなく、SUPER GTの公式戦がなかっただけに、久しぶりに感じるのは当然のことかもしれない。そして、レースそのものといえば、開幕戦以降、拮抗した戦いが続くだけに今回の富士も同じような展開になるのか、はたまた次なるウィナーが現れるのか…。その行方が気になるところだ。
■中盤戦は高速サーキットの富士から
日本屈指のロングストレートを持つ富士スピードウェイ。その長さはおよそ1.5kmに及ぶ。このメインストレートを疾走するのはワンメイクのSF14だが、SF開催サーキットで最もメインストレートでのオーバーテイクに期待がかかる場所であるのは言うまでもない。抜きつ抜かれつのバトルがどこよりも見ることができるサーキットなのだ。さらには、このSF14に搭載されるエンジン自体もポテンシャルアップを果たしている。熱効率の向上、さらにはターボチャージャーの1サイズアップを実化。また、車両右側のサイドポンツーン上に設けられた吸気導入口のチムニーも拡大。これにより、エンジンの出力が引き上げられている。ドライコンディション下での最高速がどこまで伸びるのかも注目すべきポイントのひとつとして、観戦を楽しんでもらいたい。
■ルーキーの発奮にも注目!
昨シーズン、何かと話題を集めたストフェル・バンドーン。今シーズンも彼に負けじと劣らないドライバーが、彩りを添えている。まずはピエール・ガスリー。バンドーン同様、彼もまた来シーズンはF1への昇格が確実と言われているだけに、その前年度の戦いで無様な姿を見せるわけにはいかない、というプレッシャーをつねに感じながら戦いに挑んでいるはず。その実力の高さもすでにお墨付きではあるが、当の本人が何よりも欲しいのが、結果。数字だけで成績を追うと、入賞はまだ1回に留まり、必ずしも好成績と言える状況ではない。いわゆる空回りの状況にあって、存分に力を出せていないと言えるだろう。
現在、ルーキーの中でポイントランキングトップにつけるのは、ニック・キャシディ。これに0.5点差でフェリックス・ローゼンクヴィストが追う。今年はとくに僅差での戦いが続くSFだけに、ランキングだけで比較するのは得策とも思えないが、今年のルーキーたちはどのドライバーも見せどころを持っており、まだ結果にはつながっていないものの、事ある毎にその存在感をキチンとアピールしているのも事実。ちなみに、前回の岡山戦では、キャシディがルーキー一番乗りとなる表彰台獲得を果たし(第1レース)、続く第2レースでは、そのチームメイトである山下健太が予選2位となり、フロントローからスタートを切る飛躍を見せている。つまり、激戦の戦いの中で着実にチャンスをつかめる力を持ち合わせているのが、今年のルーキードライバーの強みであり、そこを的確に活かすことでさらなる躍進に繋がる可能性も高いと思われる。
■迎え討つベテラン勢も混戦状態
今年は第2戦岡山で2レース方式を実施したことから、2大会、3レースを終えているSF。これまでのウィナーは、中嶋一貴、アンドレ・ロッテラー、そして関口雄飛とベテランと参戦2年目のドライバーが星を分ける形となっている。安定感という見方をすれば、山本尚貴や石浦宏明がランキングでも上位につけており、関口を除けば皆、シリーズチャンピオンの経験者でもある。誰もが勝者となる可能性があり、
勝敗を分けるのはわずかの差という極めて厳しい戦いへと化したSF。だからこそ、毎レースに限らず予選から気の抜けない緊迫の走りを目の当たりにすることができるのだ。
データによると、ここしばらくのシーズンは、ポールシッターが勝者にはなっていないという富士戦。それはつまり、オーバーテイク可能なサーキットでの激戦を展開しているという意味でもあろう。中盤戦を迎え、ますますヒートアップする今シーズンのSF。シーズン2勝目のウィナーが現れるのか、はたまた待望の初勝利を挙げるドライバーが登場するのか…。暑さに負けない、熱い一戦に期待がかかる。
■主なタイムスケジュール
・7月8日(土)
09:10〜10:10 フリー走行
11:10〜11:50 ピットウォーク
14:30〜 公式予選(ノックアウト方式)
14 : 30〜14 : 50 Q1(19台→14台)
15 : 00〜15 : 07 Q2(14台→ 8台)
15 : 17〜15 : 24 Q3
17:30〜18:00 キッズピットウォーク
・4月23日(日)
09:40〜10:10 フリー走行
11:15〜11:55 ピットウォーク
14:10〜 決勝(55Laps)