SUPER GT 2019 Round.8 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2019 Round.8

2019年11月4日

SUPER GT第8戦もてぎ、No.36 au TOM’S LC500が今季2度目のポール獲得!


ついに、今シーズン最後の戦いを迎えたSUPER GT。決戦の舞台は栃木・ツインリンクもてぎ。11月2日、最終戦の予選日は朝から快晴の天気に恵まれ、また日中は気温も高く小春日和の一日となった。その中で、見事なアタックラップを見せたのは、No.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛組)。第3戦鈴鹿に次いで今季2度目のトップタイムをマーク、ポールポジションを手にしている。
 

最終戦を前に、タイトル争いの可能性を持つチームは3台。その中で、まずランキング3位につけるNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が朝の公式練習で最速タイムをマーク。23号車は予選でポールポジション獲得がチャンピオン獲得への必至条件。それだけに気迫あるパフォーマンスでライバルを早速牽制した。一方、ランキング2位のNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)、さらにランキングトップのNo. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太組)が23号車に続くタイムをマーク。決戦に向けて、まず全車が一歩の譲らない”ガチ勝負”であることを印象づけた。
 

迎えたノックアウト予選。午前中のセッションから気温、路面温度ともに5度近く上昇。気温19度、路面温度25度とこの季節としては日差しに恵まれた暖かなコンディションでのセッションとなる。タイトル争いの3台は難なくQ1を突破。今回もやはり23号車の松田次生がトップタイムを叩き出し、Q2への足がかりを作った。2番手には37号車の平川。一方、6号車は7番手とQ1突破上位8台の中で薄氷を踏む思いながらQ2へと駒を進めた。
 

ポールポジション獲得に最もプレッシャーのかかった23号車。アタッカーのクインタレッリが1コーナーの進入でタイムロス。これでタイムを伸ばせず3番手に。一方、6号車の山下も万全のアタックではなかったというタイムで2番手に。さらに37号車のキャシディは、自身のアタックは完璧だったというがクルマのセットには合っていなかったと、これまた4番手止まりに。結果、これら3台を上回るタイムを叩き出したNo.36 au TOM’S LC500の関口がポールポジションを獲得。シーズン2度目のポールからのレース展開がチームメイトである37号車の”援護射撃”となるか、決勝の見どころが増長する形となった。

GT300クラスの予選もGT500同様、タイトル争いのクルマに明暗が生まれた。トップにつけるNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺組)は予選5番手につけ、まずまずの結果を手にしたが、14.5ポイントと決して小さくない点数差で2番手につけていたNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南組)が、Q1で失速。決勝は17位からの追い上げを強いられることに。また3番手につけるNo. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)も7番手と微妙なポジションに甘んじている。そんな中、クラスポールを手にしたのがNo.720 McLaren 720S(荒 聖治/アレックス・パロウ組)。勢いある若手ドライバーの代表格、パロウが渾身の走りで自身初となるGT300クラスポールポジションを獲得し、初優勝に向けて最高のスタートを切ることになった。
 

予選終了後、GT500クラスのディフェンディングチャンピオンであるNo. 1 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンがメディア向けに記者会見を行い、今大会を持ってSUPER GTの参戦を終えるとアナウンス。自身の新たな挑戦を受け入れてくれたSUPER GT関係者とファンに感謝の言葉を述べている。
 

・第8戦ツインリンクもてぎ 予選結果 各クラストップ3
GT500
1.No.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛組)1’35.964
2.No. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太組)1’35.999
3.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’36.128
 

GT300
1.No.720 McLaren 720S(荒 聖治/アレックス・パロウ組)1’45.907
2.No.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組)1’46.033
3.No.65 LEON PYRAMID AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥組)1’46.036
 
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