SUPER GT 2016 - イベント・レースレポート

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 SUPER GT 2016


2016年シーズンは、現況車両で迎える3年目の戦いとなるSUPER GT。すでにシーズンオフの間に多くのタイヤテスト、メーカーテスト、そして公式テストを重ね、クルマの熟成に取り組んでいる。そんな中、シーズンオフのニュースとして気になったのが、GT500に参戦するホンダNSX CONCEPT-GTがハイブリッドシステムの非搭載に英断を下したこと。3年前のデビューから色んな意味で注目を集めてきたが、ついに今季はガソリン燃料のみで戦うことになる。当然のことながら、これに合わせて競技車両の最低重量が見直されることに。ユニットを降ろしたことにより、重量は昨年の1077kgから1049kgに。シャシー重量の変更を受け、チームのもっぱらの課題はセッティングの見直しとなった。テストではタイヤとのマッチングも含め、様々なメニューをこなしたと見られる。

 

昨今のSUPER GTは限られたレギュレーションの中で熾烈な戦いを繰り広げているが、今や各メーカー同士の実力も均衡しており、その中からあたま一つ抜け出すことがとてつもなく難しい。加えて仮に予選で最速タイムをマークできたとしても、天候や路面コンディションに左右されやすいタイヤをいかにコントロールするかが年々シビアになっている。つまり、決勝はまたひと味もふた味も難易度の高い走りを要求されるのが、今のSUPER GTなのだ。

 

そんな中、GT300はさらに賑わいを見せている。昨季からマシンを一新したJAF-GTのプリウスをはじめ、FIA GT3車両が目白押し! BMW勢はM6が登場、メルセデスもチームによってAMG GT3を投入する。さらに目を引くのが、ランボルギーニ・ウラカンGT3のデビュー。いわゆる“黒船”がどのように躍進するか、また楽しみが増えた感じだ。また、昨年デビューイヤーで勝利した国内マザーシャシーの熟成ぶりにも期待が集まる。モンスターマシンがさらにパワーアップして戦う様子は今年も健在。文字通り筋書きのないドラマを堪能できるはずだ。

 

・シリーズカレンダー
第1戦:岡山国際サーキット
第2戦:富士スピードウェイ
第3戦:オートポリス
第4戦:スポーツランドSUGO
第5戦:富士スピードウェイ
第6戦:鈴鹿サーキット
第7戦:タイ・ブリラムサーキット
第8戦:ツインリンクもてぎ



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