SUPER GT 2013 Round3 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2013 Round3

2013年6月17日

SUPER GT第3戦セパン、No.12 カルソニック インパルGT-Rがポール・トゥ・ウィン!


6月16日、マレーシア・セパンインターナショナルサーキットにおいて、SUPER GTシリーズ第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが54周に渡って行われ、ポールポジションからスタートを切ったNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が今シーズン初優勝を飾った。
前日よりもやや強い日差しが照りつけることとなった決勝日。レース序盤、予選2番手のNo.38 ZENT CERUMO SC430の立川祐路と6位から追い上げを見せたNo. 1 REITO MOLA GT-Rの関口雄飛が接触。痛手を負った38号車はイレギュラーのピットインを強いられた。そんな中、ポールからクリアスタートを切った12号車の松田は安定した速さで後続との差を引き離しにかかる算段だったが、予選8位でミシュランタイヤを装着するNo.18 ウイダー モデューロ HSV-010の山本尚貴がタイヤのキャラクターを最大限に活かした走りであっという間に12号車の背後を脅かし、勢いに乗って逆転を果たす。
一方、レースは折り返し時点よりやや早めのタイミングでルーティンワークのピットインが見られるように。そんな中、トップの18号車はライバル達の動向を見届けるかのように遅れてピットイン。タイヤ交換、補給を済ませ、ピットアウトしようとしたが、なんとあろうことかエンジンが始動せず。これで大幅にタイムロスし、再び12号車がトップへと返り咲いた。レース後半は12号車が後続の猛追をシャットアウト。そのままトップでチェッカーを受けた。2010年にもセパンで優勝経験を持つ12号車は、今回がシーズン初勝利。それは同時にGT-R勢の初優勝でもあった。
フロントローをハイブリッド車が独占したGT300。ポールポジションスタートのNo.55 ARTA CR-Z GT高木真一がNo.16 MUGEN CR-Z GTの武藤英紀と丁々発止の激戦を繰り広げる。2台の緊迫したトップ争いはルーティンワーク後も変わらず。ドライバー交代後、一時は16号車の中山が先行するも、バトルを制したのは55号車の小林。テール・トゥ・ノーズの激闘を逃げ切り、55号車に初優勝をプレゼントすることとなった。

■第3戦セパン 決勝結果

・GT500
1.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/JP・デ・オリベイラ組)54周 1:50’11.232
2.No.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明組)+4.09
3.No.100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)+8.631
4.No.18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)+15.657
5.No.17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)+15.803
6.No. 1 REITO MOLA GT-R(本山 哲/関口雄飛組)+23.897
・GT300
1.No.55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)51周 1:51’08.104
2.No.16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)+2.089
3.No.11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)+21.509

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  • 2013年6月17日

    SUPER GT第3戦セパン、No.12 カルソニック インパルGT-Rがポール獲得!


    6月15日、マレーシア・セパンインターナショナルサーキットにおいて、SUPER GTシリーズ第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の予選が行われ、No.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が今シーズン初めてとなるポールポジションを獲得した。
    灼熱の暑さではなく、薄曇りの一日となった予選日。ポールこそGT-Rが獲得したが、2位以下はレクサス勢が速さを披露。2位から4位につけ、ホンダHSV-010 GTは最上位がNo.100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)の5番手に留まった。
    一方、GT300では3戦連続のポールポジション獲得に注目が集まったNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)だが、アタック中に痛恨のオーバーラン。結果、No.55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇史組)の手にポールポジションが落ちることになった。55号車はCR-Zで初のPP獲得となる。

    ■第3戦セパン 予選結果

    ・GT500
    1.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/JP・デ・オリベイラ組)1’55.456
    2.No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)1’55.589
    3.No.37 KeePer TOM’S SC430(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組)1’55.688
    4.No.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明組)1’55.751
    5.No.100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)1’56.015
    6.No. 1 REITO MOLA GT-R(本山 哲/関口雄飛組)1’56.046

    ・GT300
    1.No.55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)2’03.025
    2.No.16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)2’03.374
    3.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)2’03.850



    2013年6月14日

    SUPER GT第3戦セパンプレビュー


    第2戦富士から1ヶ月強のインターバルで行われる第3戦。SUPER GTはいよいよ海外での一戦を迎え、ますますヒートアップしている。
    6月15-16日、戦いの舞台は、マレーシア・セパン・インターナショナルサーキット。F1GPでもすでにお馴染みとなった、
    赤道に近い場所での一戦は、毎年毎回、文字通り「ホット」な戦いが繰り広げられることでも有名だ。さぁ、波乱ぶくみのドラマが今年も見られるのか?

    ■ドラマチックな展開が多いセパン戦

    早いもので2012年の第3戦を迎えたSUPER GT。このセパンでの戦いが前半戦の締めくくりにも当たる。「ホット」なレース環境ゆえ、戦いの内容だけでなく、
    クルマやタイヤ、そしてドライバーがさまざまな試練に立ち向かい、戦わなければならない。しかもサーキットはドライバーが果敢に攻めようと、
    その気になるレイアウトを持つ。1周5.5km強のチャレンジングコースはF1サーキットという名に相応しく、
    結果的にSUPER GTでも毎回アグレッシブな戦いが展開されるというわけだ。

    それに加え、ここはオフシーズンの間にチームやメーカーが独自にテストを実施するサーキットでもある。今シーズンの戦いを想定し、
    開発に勤しむ場所とあって、相当走り込んだデータを持っているチームも少なくない。もちろん、自動車メーカーに加え、
    クルマの足元を支えるタイヤメーカーもともに開発を行なっている。それをもとにクルマをセットアップして挑む一戦とあれば、激戦になることも容易に察しが付くというものだ。

    近年、日産GT-Rがセパンに強い、というイメージが先行してきたのだが、ここ2年はそれを打破するように、ホンダHSV-010 GTが連勝。
    新たな歴史を作り始めている。とりわけコーナリングマシンが優位に立つことが見事に現れるのが、このサーキットの特徴でもあるのだが、
    今シーズンも果たしてそれが実現するのだろうか。HSV-010 GTの動向に期待が集まる。

    なかでもホンダ2連勝の立役者、小暮卓史の走りには注目だ。なにしろ、今シーズンは長らく在籍した童夢を離れ、チーム国光へと移籍。
    No.100 RAYBRIG HSV-010を伊沢拓也と走らせ、新コンビながらなんと開幕戦早々に優勝を遂げてチームに久々の優勝をもたらしたラッキー・ガイでもある。
    そしてそのライバルとして気になるのが、かつて小暮が在籍した童夢のNo.18 ウイダーHSV-010をあげずにはいられない。
    山本尚貴とフランス人のF・マコヴィッキィというフレッシュコンビではあるが、安定した速さを披露できる強さ、
    そして今シーズンから装着しはじめたミシュランタイヤという戦闘体制にも抜かりはない。HSVとミシュランタイヤのコンビによるセパン戦は今回初めてとなるが、
    膨大なデータを活かし、暑さにめっぽう強いというプラスイメージをそのまま形に変えることができるかどうか。これもレースの楽しみな点だ。
    もちろん、GT-Rも好敵手としてその存在感をしかとアピールしてくるだろう。優勝経験を持つドライバーが多く、
    虎視眈々と表彰台の真ん中を狙っているチームばかりだ。

    そして、やや相性としてはライバルたちに遅れを取るレクサスSC430勢だが、こちらは総合力での戦いで挑んでくるはず。
    第2戦富士で恐ろしいほどの速さを見せつけたのは、記憶に新しい。このとき優勝したNo.36 PETRONAS TOM’S SC430のパーフェクトなレース運びに
    辛酸をなめたライバルチームも多いのだが、今回は、この36号車がどこまでセパンで飛躍できるのか、その適応力を見守ることとしよう。
    ちなみに、36号車ドライバーの中嶋一貴とJ・ロシターの両選手は、ともにこのセパンのあと、
    世界最高峰耐久レースとして知られるル・マン24時間参戦のため、すぐに渡仏。ル・マンでの大仕事を前に、セパンで勢いに乗れるのか、活躍を見守りたい。

    ■GT300はやっぱりFIA GT3車両が優位!?

    第2戦富士では、JAF GT車両、しかもハイブリッドカー2台が表彰台に上がり、SUPER GTにおける新たな時代の幕開けを予感させる結果となったが、
    果たしてセパンではどんな戦いが待ち受けているのか。富士でライバルたちを大きく引き離したハイブリッド車の強さがこの戦いでもお披露目できれば、
    マレーシアのレースファンに向けて絶好のアピールポイントになることだろう。

    だが、ライバルたちもそろそろ復活の狼煙を上げてきそうだ。同じJAF GT勢の中からは、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORTに注目したい
    。コーナリング車両ともいえるBRZは、開幕戦から2戦連続でポールポジション獲得を果たしている。惜しくもクルマのトラブルなどでまだ表彰台真ん中には上がっていないが、
    相性の良いセパンで今シーズン初優勝の可能性も十分だ。

    しかし、これに対してFIA GT3勢もセパンとの相性は決して悪いものではない。様々な角度からレース戦略を組むことができるという強みを引き出して、
    真っ向勝負に挑んでくることだろう。どの車両にもチャンス多し、のセパンの戦いがついに始まる!

    ■主なタイムスケジュール

    6月15日(土)
    10:15 – 11:15 公開車検
    11:45 – 12:45 ピットウォーク/キッズウォーク

    13:00 – 15:00  公式練習
    13:00 – 14:40 : GT500 & GT300
    14:40 – 14:50 : GT300
    14:50 – 15:00 : GT500

    16:30 – 17:00 ノックアウト予選_Q1
    16:30 – 16:45 : GT300
    16:45 – 17:00 : GT500
    17:10 – 17:42 ノックアウト予選_Q2
    17:10 – 17:22 : GT300
    17:30 – 17:42 : GT500

    6月16日(日)
    11:00 – 11:30 フリー走行
    11:40 – 12:05 サーキットサファリ
    12:15 – 14:00 ピットウォーク
    14:50 –         ウォームアップ
    16:00 -     決勝 54Laps





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