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今年で10回目となるハイパーミーティング。去年は東日本大震災により筑波サーキットでの開催は中止(2011年9月FSWにてスペシャルステージとして開催)となったが、今年は雲ひとつない晴天のもと4月8日に筑波サーキットで復活開催された。今年の車種は従来のランサー、インプレッサ、レガシィ、スイフト、コルトに加え、納車が開始されたばかりの86、3月にデビューしたBRZが追加になり注目の的となった。今年も一昨年同様60社以上が出展し、来場者数8千人以上が訪れる熱気あふれる一日となった。
ハイパーミーティングの最大の見所は走行イベント。車種さまざまな各ショップマシンが入り乱れてタイムを競うハイパーバトル、スイフトスポーツとコルトVer.Rがスプリントで競う5ラップレース、往年のライバル車のランエボとインプレッサがトップを競うハイパー4WD 5ラップレースなど、見ごたえ満点なカテゴリーが多い。また、レース合間にはショップデモカー同乗走行&デモランや競技車両デモラン、チームオレンジデモランなど多彩なデモランと同乗走行がおこなわれた。今年はデビュー間もない86&BRZ同乗&デモランがあり、注目の2車種のデモランに会場が沸いた。ステージコンテンツにも目が離せない。各カテゴリーのレーシングドライバーによるトークショーでは、ドライバーが今年の抱負を語っただけではなく、会場でしか聞けない裏話まで披露。ギャルオンステージ、メーカーPRタイム、震災チャリティートークショーもあり、ステージ前はコースの熱いバトルに負けない熱気となった。
コースコンテンツやステージコンテンツに加えて、ハイパーミーティングのもうひとつの楽しみが出展社によるデモカー展示と、中古品やB級パーツを当日限りの破格値で販売するブース即売会だ。展示車両の話題はやはり86とBRZで、両車種とも非常に多くのメーカーやショップがデモカーを展示。なかには開発が終了して市販化パーツを装着しているでもカーもあった。各メーカーの両車種への素早い対応は、車両購入を検討しているユーザーには目が離せない状態になりそうである。
第33回バンコク国際モーターショーが、3月28日から4月8日までタイの首都バンコクの展示施設「インパクトムアントンタニ」で開催された。東南アジアでは最大規模を誇るイベントであり、昨年度は190万人もの来場者が訪れた人気イベントだ。
広々とした会場内には、日本の自動車メーカーをはじめ、世界の自動車メーカーの主要車種や最新アジア向け車両が展示。タイにおいてはガソリン価格が高騰した状態が続いており、このような状況から日本で人気のハイブリッドカー・プリウス、アクア(現地名=プリウスC)をはじめ、環境性能と低コストを両立できるコンパクトカーの人気が急上昇中だ。タイにおいては、天然ガスとガソリンで走行できる車種がシビックやカローラなどに設定されており、普段は安価な天然ガスで走行し、ガス残量がなくなった時にガソリンで走行する独自のクルマ文化も浸透している。また、日本の自動車メーカーのタイ工場で生産されたホンダ・ブリオや日産・マーチは、地元でも低価格で高品質なイメージが浸透しており、来場者の注目度も高いようだった。モーターショーの開催に合わせて、スズキ・スイフト、三菱・ミラージュも、タイ生産現地発売を開始することがアナウンスされ、タイ国内における日本車シェアがさらに向上しそうな予感だ。日本と同一モデルの場合にも「タイ専用グレード」が設定され、バンパー形状がスポーティーにデザインされたモデルや小排気量化により価格を抑えたモデルなども展示。日産マーチやマツダ2(日本名=デミオ)のスポーツグレードやトヨタ86のタイTRDエアロ装着車は日本モデルと微妙に異なり魅力的な印象だった。
タイのモーターショーは、車両展示にとどまらず「車両販売」もおこなう。イベント期間中に限り、ローン金利を低く設定したり、オプション装備を無償で付けるなど、メーカーごとに魅力的なプロモーションを展開。昨年はショー期間中に2万5000台ものセールスを記録。モーターショーでクルマを購入するのがタイスタイルのようだ。
展示車両に花を添えるプリティー(コンパニオン)も、タイを代表する美女が大集結! それでは、GTNET取材班が現地で独自取材した写真を一挙公開しよう。