スーパー耐久2025 Round2 - イベント・レースレポート

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スーパー耐久2025 Round2

2025年4月28日

S耐久第2戦鈴鹿、seven x seven PORSCHE GT3Rが開幕2連勝


4月26、27日に三重・鈴鹿サーキットで行なわれたENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第2戦「SUZUKA S耐」。天気に恵まれた決戦は、予選3位からスタートを切ったNo.666 seven x seven PORSCHE GT3Rが勝利。開幕もてぎ大会についで、2連勝を遂げている。
 

第2戦鈴鹿 予選

・鈴鹿には、8クラス、52台が参戦
開幕戦から1ヶ月あまり。今回、ST-TCRおよびST-2クラスは”お休み”となる。それでも、他の8クラスの出走台数は52台となり、盛況ぶりを裏付ける。
 
午後からの予選では、A、Bドライバーがそれぞれ出走してアタックラップを合算。総合トップタイムを狙うST-Xクラスでは、AドライバーのトップタイムをNo.777 D’station Vantage GT3がマークするも、Bドライバー予選で最速タイムとなったNo.33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が合算タイムでトップとなり、総合ポールポジションを獲得した。33号車はこの鈴鹿戦がデビューとなる。
 
ST-Zクラスには、GT4マシンが集結。クラストップタイムをマークしたのは、開幕戦のレース2でクラス2位となったシェイドレーシング GR Supra GT4 EVO2。4台の参戦となったST-Qでは、No.61 SUBARU HighPerformanceX Future Conceptがクラスポールを獲得。また、総合タイムでは、ST-Xに続く速さを見せるST-1クラスは、開幕戦レース2でクラス優勝を果たしている”常連”No.2 シンティアム アップル KTMがクラストップに。一方、ST−3クラスは開幕戦を制したNo.39 エアバスター WINMAX RC350 TWSがクラストップタイムをまーうしたが、アタック中の違反によってタイム抹消となり、代わってNo.15 岡部自動車フェアレディZ34がトップに立った。また、ST-4クラスは、No.66 odula TONE MOTUL ROADSTER RFがクラスポールを獲得。そして、今シーズンから駆動方式によってクラス分けが細分化されたST-5では、5Rクラストップタイムを開幕戦レース1のクラスウィナーでもあるNo.88 村上モータースMAZDAロードスターが、5Fでは同クラス2位のNo.4 THE BRIDE FITがそれぞれクラスポールポジションから決勝を戦うことになった。
 

<予選結果・各クラストップ・A、Bドライバー合算タイム>
【ST-X】No.33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3 4’02.001
・No.885 シェイドレーシング GR Supra GT4 EVO2 4’19.805
【ST-Q】No.61 SUBARU HighPerformanceX Future Concept 4’34.820
【ST-1】No.2 シンティアム アップル KTM 4’17.310
【ST-3】No.15 岡部自動車フェアレディZ34 4’33.084
【ST-4】No.66 odula TONE MOTUL ROADSTER RF 4’41.058
【ST-5R】No.88 村上モータースMAZDAロードスター 4’58.904
【ST-5F】No.4 THE BRIDE FIT 5’03.561
 

第2戦鈴鹿 決勝

・荒れた決勝をseven x sevenが制する
快晴に恵まれた決勝日。午前11時にスタートした5時間の戦いは、合計8度のFCY(フルコースイエロー)が導入されるという荒れ模様になった。
 

総合トップのポジションからスタートを切った33号車だったが、レース序盤からライバルたちとの激しいバトルに飲み込まれる状態。さらに1時間も経たないうちに、クラッシュ車両が現れ、FCYが導入された。その後も、落ち着かない展開が続き、コース上だけでなくピット作業等での慌ただしさがペナルティなどを生む連鎖反応を引き起こす。
 

レースそのものも、一向に落ち着く様相を見せることなく時間が経過したが、そのなかでレース中盤から先頭を走ったのが、666号車。落ち着いたレース運びを見せて、力走。着実にチェッカーへとクルマを運び、開幕戦からの2連勝を達成している。一方、デビューレースで総合トップからスタートを切った33号車は2位で戦いを終えることとなった。
 

ST-Zクラスでは、クラスポールの885号車と同2位スタートのNo.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2が激戦を展開したが、終盤のピット戦略で明暗が分かれ、52号車に軍配が上がる。結果、52号車が開幕から2連勝を挙げることになった。
 

ST-Qクラスはじめ、ST-1、ST-3そしてST−4クラスでは、荒れたレース展開をものともせず、クラストップからスタートを切った各車が安定感あるレース運びを見せて、それぞれクラスポール・トゥ・ウィンを達成している。
 

一方、ST−5クラスでは、5Rの予選4番手スタートだったNo.27 Maple Hiroshima MAZDA ROADSTERが、5Fでは、予選クラス2番手だったNo.67 YAMATO FITが勝利。トラブルを寄せ付けない走りで表彰台の真ん中に立っている。
 

早くもシーズン2戦を終えたスーパー耐久。次はいよいよシリーズメインイベントともいえる、富士24時間レースが控える。
 

【レース決勝結果】各クラストップ3

・ST-Xクラス
1.No.666 seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY/藤波清斗/近藤翼/渡会太一)126周
2.No.33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー/太田格之進/オジェイダ・ジェイデン)
3.No.777 D’station Vantage GT3(星野敏/上村優太/藤井誠暢)
 

・ST-Zクラス
1.No.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太)119周
2.No.885 シェイドレーシング GR Supra GT4 EVO2(HIRO HAYASHI/平中克幸/国本雄資/佐野雄城)
3.No.22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CS(北園将太/久保凜太郎/平安山良馬)
 

・ST-Qクラス
1.No.61 SUBARU HighPerformanceX Future Concept(伊藤和広/山内英輝/井口卓人/花沢雅史)112周
2.No.104 GR Yaris DAT Racing Concept(大政和彦/山下健太/中山雄一/河野駿佑)
3.No.12 MAZDA SPIRIT RACING RS Future concept(川田浩史/堤優威/関豊/前田育男)
 

・ST-1クラス
1.No.2 シンティアム アップル KTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)120周
2.No.47 D’station Porsche 992(星野辰也/浜健二/田中哲也/樺木大河)
 

・ST-3クラス
1.No.15 岡部自動車フェアレディZ34(前島秀司/長島正明/銘苅翼/元嶋成弥)115周
2.No.39 エアバスター WINMAX RC350 TWS(藤田真哉/眞田拓海/伊藤鷹志)
3.No.38 TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWS(今井慎吾/丸山陽平/林智大)
 

・ST-4クラス
1.No.66 dula TONE MOTUL ROADSTER RF(猪股京介/徳升広平/藤原優汰)111周
2.No.41 エナジーハイドロゲン EXEDY GR86(石井宏尚/冨林勇佑/尾﨑俊介)
3.No.3 ENDLESS GR86(坂裕之/菅波冬悟/小河諒/島谷篤史)
 

・ST-5R
1.No.27 Maple Hiroshima MAZDA ROADSTER(杉野治彦/古谷悠河/勝木崇文)104周
2.No.76 PROGRESS 高砂 ロードスター(山本司/加藤潤平/恵木勇哉/酒井仁)
3.No.65 odula TONE 制動屋ROADSTER(外園秋一郎/伊藤裕仁/丹羽英司/平田剛)
 

・ST-5F
1.No.67 YAMATO FIT(安井亮平/内山慎也/椋本陵)103周
2.No.110 ACCESS BARDEN VITZ(松田利之/関家真久/前田樹)
3.No.17 DXLアラゴスタNOPRO☆MAZDA2(加藤芳皓/谷川達也/小西岬)





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