スポーツカー専門 GTNET
フロント回りは、とてもZ33と似ているフロントバンパーを採用していることがよくわかる。ノーズが伸び、フロントリップも中央にくぼみを持たせた形状をしているのはZ34も同じである。
ただ、Z34では開口部からフェンダーへのラインにおいて、形状が異なる。このような微妙な違いによって、世界最高峰の空気抵抗値を出しているのであろう。
リア回りは、フロントと違いZ33とは異なる形状をしているのが一目でわかる。Z33は、GTで得たノウハウを投入した開発こともあり、流線形のボディには一見不つり合いな形状をしているリアバンパーであったが、Z34は全体との一体感がある。リアスポイラーに関しては、Z33と似た形状をしており、サイドの部分がZ34は若干外に出ている。
サイドを比較してみると、Z33はサイドステップがプラスで装着されているのに対して、Z34は純正のサイドステップから専用品に交換されている。そのため、一見サイドステップは何も装着されていないように見えるが、ベースモデルと比較するとその差は歴然である。
ホイールは、比較するまでもないが全く形状はことなる。サイズは、Z33がフロント9Jの18インチ、リアは10Jの19インチを採用していたので、Z34では前後0.5Jずつ幅が広がっている。また、Z34は前後同径サイズの19インチとなっている。
Z33もZ34もホイール製造はRAYS製の鍛造アルミホイールとなっている。
Z33のバージョンニスモエンジンは、ベースモデルのVQ35HRエンジンであったため、出力は313psのトルク36.5kg-mとベースモデル変わりなかった。エンジンルームを見ると、Z34はバージョンニスモとすぐにわかるレッドのエンジンカバー、NISMOのストラットタワーバーが目立つ。