スーパー耐久2012 Round6 - イベント・レースレポート

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スーパー耐久2012 Round6

2012年11月12日

S耐最終戦、悪天候の中、優勝したのはNo.555 フェラーリ458!


11月11日、雨、強風、霧と荒れたコンディションの中で迎えたスーパー耐久レース第6戦オートポリス。当初は午後1時から3時間の耐久戦を予定していたのだが、朝から不安定な天候が続き、セッションが一時中断するなど難しいコンディションに見舞われた
そんな中、決勝レースは午後2時30分にセーフティカー(SC)の引導によってスタート。2時間フルのレースが実施されるかどうかわからないと読んだチームの多くが、オープニングラップを終えて1回目のルーティンワークを敢行。ドライバー交代を済ませた。SCが解除されたのは、7周終了時。だがその後も濃霧がひどくなり再びSCランになるなど、一向に落ち着かない天気に翻弄されるレースになった。
30分後の午後3時45分、SCカーがようやくピットに戻ったものの、今度は雨が激しく降り始め、10分後には3度目のSCランに。そしてついに午後4時、今度は赤旗が提示され、レースそのものが中断に追い込まれてしまう。
結果、その15分後にレース終了が告げられ、25周をもって今シーズンの最終戦が終わることとなった。
波乱に満ちたレースを制したのは、地元チームで今回スポット参戦を果たしたNo.555 マッハGoGoGo車検458GT3(玉中哲二/山野直也組)。予選でトップタイムをマークしたNo.28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(柳田真孝/ジョノ・レスター/メルビン・モー組)は流れを味方につけることができず、4位に甘んじた。

スーパー耐久シリーズ第6戦・オートポリス 決勝結果

1.No.555 マッハGoGoGo車検458GT3(玉中哲二/山野直也組)25L 1:23’19.444
2.No. 1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/D・アン/F・ハイルマン組)+1’16.422
3.No.24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R(藤井誠暢/GAMISAN/M・キム組)1’23.341

・各クラストップ(総合トップ3はのぞく)
ST-1 No. 3 ENDLESS ADVAN 380RS-C(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一組)+1Lap
ST-2 No.20 RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)25L +1’27.276
ST-3 No.14 岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)25L +1’34.026
ST-4 No.339 GPO+KOTA RACING(北野浩正/佐々木孝太/橋本達也組)25L +1’40.977
ST-5 No.19 BRP☆HYPER ECU C72制動屋J’Sフィット(奥村浩一/松田智也/西田公也組) +2Laps

 

 

 

記事:島村元子/ TEXT: Motoko SHIMAMURA



2012年11月12日

S耐決勝日の朝は、濃霧でセッションがキャンセルに


11月11日、スーパー耐久第6戦の決勝日を迎えた大分・オートポリス。朝9時40分からフリー走行が行われる予定だったが、
前夜から降り続いた雨と気温の上昇による霧が深まり、コース上の視界を確保するのが難しくなった。
しばし様子見で延長されたが、結局キャンセルに。決勝は午後1時にスタートを切る予定だが、その直前にウォームアップセッションが組み込まれる予定という。

 

記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA

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  • 2012年11月10日

    S耐最終戦、28号車のペトロナスがポールポジション獲得!


    11月10日、スーパー耐久シリーズ第6戦の予選が、大分・オートポリスで開催され、No.28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3がポールポジションを獲得した。前回第5戦の鈴鹿は2レース制で開催されており、その第2レースでトップタイムをマークした28号車が連続してポールポジションを獲得することになった。

    11月中旬、阿蘇の山間部に位置するサーキットは冬のような寒さに包まれた。朝から曇天模様で日差しがまったくといっていいほどなく、風も冷たい。予選でタイムアタックを担当するドライバーにとっては、難しいコンディションになったといえる。午前中のウォームアップを経て、予選は午後2時にスタート。早々にGT3のNo.24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rがマシントラブルからコースアウトを喫し、タイヤバリアに接触。この事故で赤旗が提示され、しばしセッションが中断した。この時点でPETRONAS SYNTIUMチームの2台はまだコースインしていなかったが、1号車に谷口信輝、28号車に柳田真孝とプラチナドライバーを擁するチームは、難なくアタックを済ませベストラップを更新。僅差でのタイムアタックを続けた2台は、28号車を駆る柳田が1分48秒662のタイムでトップに立つと、それを0.023秒という僅かの差で1号車の谷口が追うことになった。

    続くBドライバーの予選でも28号車が活躍。ジョノ・レスターが1分48秒750を、そして1号車のドミニク・アンは1分49秒379をマーク。A、B両ドライバーのタイムを合算した結果、28号車が第6戦のポールシッターとなり、1号車が2番手。チームメイト同士がフロントローを独占し、明日の今シーズン最後の決勝レースを迎えることになる。

     

    スーパー耐久シリーズ第6戦・オートポリス 予選結果(タイムはA、Bドライバー合算による)

    1.No.28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(柳田真孝/J・レスター/M・モー組)3’37.412
    2.No. 1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/D・アン/F・ハイルマン組)3’38.064
    3.No.555 マッハGoGoGo車検458GT3(玉中哲二/山野直也組)3’38.845

    ・各クラストップ(総合トップ3はのぞく)
    ST-1 No. 3 ENDLESS ADVAN 380RS-C(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一組)3’52.076
    ST-2 No.20 RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)3’57.123
    ST-3 No.14 岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)3’59.753
    ST-4 No.339 GPO+KOTA RACING(北野浩正/佐々木孝太/橋本達也組)4’05.798
    ST-5 No.19 BRP☆HYPER ECU C72制動屋J’Sフィット(奥村浩一/松田智也/西田公也組) 4’27.145

    記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA

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  • 2012年11月9日

    今シーズンの最終戦は、S耐初のオートポリスで決戦!


    いよいよシリーズ最終戦を迎えるスーパー耐久。今シーズンはSUPER GTや全日本選手権フォーミュラ・ニッポンがすでに全戦終了していることから、この一戦がシリーズ戦としての有終の美を飾ることになる。その舞台となるのは、九州・オートポリス。トップカテゴリーのレースは毎年1戦ずつ開催されているが、なんとスーパー耐久としては、初のイベント開催となる。トップクラスのGT3はすでにシリーズチャンピオンが決定しているが、それでも九州初イベントとなれば、お客さんの前で熱いパフォーマンスを披露しようというのが、ドライバーの役目。秋が深まる山間のサーキットは、大いに盛り上がることだろう。

     

    ヨーロッパテイストたっぷりのコースレイアウト

    経験豊富なドライバーに好きなコースは、という質問をすると、たいてい鈴鹿サーキットという返事が返ってくる。だが、このオートポリスを好むドライバーも実は少なくない。阿蘇の山間部に位置するこのサーキット。アップダウンを伴う中高速コーナーを組み合わせたチャレンジングなコースであり、いわゆるドライバーの腕が問われるチャレンジングなコースでもある。今シーズン開幕前には、路面の舗装が一新され、より果敢に攻めることができるようになったとドライバーは口をそろえる。

    しかし、その一方で難しいのがタイヤのマネージメント。テクニカルコースの上、アップダウンを伴うレイアウト。力づくで走行していては、タイヤへの負荷がかなり大きくなるというもの。つまり、よりスムーズなドライビングを心がけ、タイヤにやさしい走りを見せなければいけないのだ。

    すでに気温も低くなってきたこの季節。タイヤに熱が入りにくい状況での接戦は思わぬハプニングを生むかもしれない。果たして、レース中はどのようなドラマが待ち受けるのだろう。

     

    各クラスのシリーズチャンピオンの行方

    先述のとおり、GT3はNo.1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が鈴鹿でひと足先にシリーズチャンピオンを獲得したが、チームメイトである28号車に連勝を阻止された。最終戦も拮抗したバトルを繰り広げる要素はたっぷりあるだけに、初のオートポリス対決の行方が見どころとなるだろう。

    また、緊迫したポイント争いという点ではST-1の攻防も見逃せない。現時点でトップとランキング2位との差は0.5点と僅かなものになっている。No.9 Faust Racing Teamが逃げ切るのか、あるいはNo.3
    ENDLESS ADVAN 380RS-Cが逆転を果たすのか。なお余談だが、3号車には先日のS-GTでGT300シリーズチャンピオンに輝いたばかりの峰尾恭輔がいる。粘りのレース展開で逆転チャンピオンになった峰尾の強運をこのS耐でも発揮できるのか、注目だ。

    この他のクラスも、順当にいけばクラスチャンピオンという展開もしかり、あるいは一発逆転のシナリオが十分に考えられるクラスもあり、とさまざま。だが、レースは筋書きのないドラマといわれるし、なにしろ、その舞台がS耐初のオートポリス。何があっても不思議ではない状況でのシーズンラストレースを見守りたい。

     

    主なスケジュール

    スーパー耐久シリーズ第6戦

    ・11月10日(土)
    11:15~12:00 ウォームアップ
    12:15~13:05 ピットウォーク
    14:00~14:30 スーパー耐久 予選(Aドライバー)
    14:45~15:15 スーパー耐久 予選(Bドライバー)
    15:30~15:45 スーパー耐久 予選(Cドライバー)
    16:05~16:35 キッズウォーク

    ・11月11日(日)
    09:40~10:00 ウォームアップ
    11:15~12:05 ピットウォーク
    13:00~16:00 決勝3時間レース

     

    記事:島村元子/ TEXT : Motoko SHIMAMURA





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