スーパー耐久2024 Round.1 予選 - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 国内イベント・レースレポート
  3. スーパー耐久2024
  4. Round.1 予選

スーパー耐久2024 Round.1

2024年4月22日

スーパー耐久開幕、SUGO戦はワンデーレースを2回開催。埼玉 GB GR Supra GT4と中升 ROOKIE AMGがそれぞれの勝者に


4月20、21日、宮城・スポーツランドSUGOにおいて、2024年シーズンの「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE」が開幕した。好天の下、参戦チームが2組に分かれ、20日、21日それぞれに予選と4時間レースのワンデーイベントを開催し、勝者が決定している。
 

初日は埼玉 GB GR Supra GT4が繰り上げ勝利

ショートコースのSUGOで迎えた2024年開幕戦。シリーズとしては13年ぶりにSUGOでの初戦が行なわれた。コース幅が狭いため、参加車両が多く、9クラスが存在するスーパー耐久では、2クラスに分けてそれぞれ予選と決勝を行なうことになった。
 

初日はグループ2がレースを実施。ST-Z、ST-Qの3台(12号車、55号車、92号車)、ST-1、ST-5の4クラスが対象となる。また、今回の予選では、変則的なノックアウト予選を実施。このセッションで総合トップタイムとなったのが、No.2 シンティアム アップル KTM(ST-1)。クラス別に並ぶ決勝グリッドには、まずST-ZのトップタイムをマークしたNo.26 raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4から順に、ST-Q、ST-1、そしてST-5の全29台の車両が並んで4時間のレースが始まった。
 

26号車にクラス予選2番手の52号車、さらには、26号車のシスターカーである25号車の3台が激しいトップ争いを展開するも、52号車はタイヤ無交換の戦略でライバルたちをリードする。だが、コース上のクラッシュを機に、セーフティカーがコースイン、その後もアクシデントが発生するなど、荒れ模様になった。
 

終盤、トップ争いは52号車と26号車の2台で展開。タイヤ無交換の52号車は最後まで粘りきれず、再びトップが26号車の手に渡る。そのままチェッカーを受け、シーズン初戦の勝利を掴んだ。しかし、レース終了後、26号車に対してペナルティが課せられ、決勝結果に30秒のタイム加算が行なわれる。これにより、52号車に逆転勝利が転がり込んだ。
 

グループ2決勝結果 トップ3

・ST-Zクラス
1.No.52 埼玉 GB GR Supra GT4(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太)155周 4H01’19.779
2.No.26 raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎/篠原拓朗/荒聖治)+4.627
3.No.34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4(加納政樹/大草りき/安田裕信/平安山良馬)154周
 

・ST-Qクラス
1.No.92 GR Supra Racing Concept(加藤恵三/松井孝允/河野駿佑/山下健太)153周 4H01’35.187
2.No.12 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept(川田浩史/阪口良平/堤優威)145周
3.No.55 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept(寺川和紘/関豊/井尻薫)144周
 

・ST-1クラス/1台参戦
1.No.2 シンティアム アップル KTM(IDA TAIYO/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)80周
 

・ST-5クラス
1.No.88 村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/岡本大地/吉田綜一郎/植村真一)138周 4H01’01.697
2.No.65 odula TONE 制動屋 ROADSTER(太田達也/外園秋一郎/黒沼聖那/池田拓馬)137周
3.No.17 DXLアラゴスタNOPRO☆MAZDA2(西澤嗣哲/大谷飛雄/小西岬/野上敏彦)137周
 

2日目はディフェンディング王者が勝利

4月21日(日)に行なわれたグループ1のレースには、ST-X/ST-Q(28号車/32号車/271号車)、ST-2、ST-3、ST-4という5クラスが出走。8時から予選が始まり、午後1時25分より4時間の決勝レースが行われた。
 

まず、変速ノックアウト予選で最速タイムをNo.1 中升 ROOKIE AMGがマーク。4時間レースのグリッドには、ST-Xの1号車を筆頭に、ST-Q、ST-2、さらにST-3、ST-4の全25台が並んで決勝スタートが幕を開けた。
 

1号車に、No.23 TKRI松永建設AMG GT3が食らいつくバトルとなり、AMG同士の攻防戦が始まり、23号車が先にピットへと向かった。そんななか、コース上でクラッシュ車両が発生。セーフティカーが導入される。そこで動いたのが、1号車。タイミングよくピット作業を済ませ、23号車を引き離すことに成功する。
 

終盤、ピットインのタイミングで23号車が先行していたが、1号車は最後のピットインでスプラッシュを敢行し、見事コース上で23号車を逆転して見せる。このまま1号車がトップチェッカーを受け、チャンピオンらしい貫禄ある戦いをしてみせた。
 

グループ1決勝結果 トップ3

・ST-Xクラス
1.No. 1 中升 ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/ジュリアーノ・アレジ/蒲生尚弥/片岡龍也)160周 4H00’20.644
2.No.23 TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)+44.494
3.No.31 DENSO LEXUS RC F GT3(永井秀貴/小高一斗/小山美姫/嵯峨宏紀)+1’11.682
 

・ST-Qクラス
1.No.32 ORC ROOKIE GR Yaris DAT concept(MORIZO/佐々木雅弘/石浦宏明/小倉康宏)147周 4H01’49.340
2.No.28 ORC ROOKIE GR86 CNF concept(佐々木栄輔/坪井翔/大嶋和也/豊田大輔)141周
3.No.271 Honda CIVIC TYPE R CNF-R(大津弘樹/武藤英紀/野尻智紀)70周
 

・ST-2クラス
1.No.225 KTMS GR YARIS(一條拳吾/奥本隼士/小林利徠斗/中村仁)148周 4H01’47.786
2.No.72 OHLINS CIVIC NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)+5.223
3.No.95 SPOON リジカラ CIVIC(山田英二/小出峻/ピストン西沢)147周
 

・ST-3クラス
1.No.38 TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWS(石塚崇宣/石森聖生/尾崎俊介)149周 4H01’45.298
2.No.39 エアバスター WINMAX RC350 TWS(藤田真哉/庄司雄磨/伊藤鷹志)148周
3.No.15 岡部自動車Z34(前島秀司/長島正明/宇高希/元嶋成弥)144周
 

・ST-4クラス
1.No. 3 ENDLESS GR86(坂裕之/菅波冬悟/伊東黎明)144周 4H00’48.012
2.No.884 シェイドレーシング GR86(影山正彦/国本雄資/山田真之亮/鶴田哲平)+1’06.295
3.No.66 odula TONE MOTUL ROADSTER RF(猪股京介/徳升広平/大野尊久/伊藤裕仁)143周





スポーツカーの中古車情報ならGTNET