スーパー耐久2023 Round.3 本選 - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 国内イベント・レースレポート
  3. スーパー耐久2023
  4. Round.3 本選

スーパー耐久2023 Round.3

2023年7月10日

スーパー耐久第3戦、TKRI松永建設AMG GT3がグループ1の勝者に


宮城・スポーツランドSUGOにおいて、ENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONEの第3戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」が7月8、9日に開催された。
 

その中で、上位グループであるグループ1では、予選4位のNo.23 TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)が3時間レースを制することになった。また、ST-Qを含むST-4、5クラスでの戦いとなったグループ2では、予選5位のNo.61 Team SDA Engineering BRZ CNF Concept(廣田光一/山内英輝/井口卓人/伊藤和広)がトップチェッカーを受けている。
 

雨の影響もほとんどなく、グループ1で31号車が今季初ポールを獲得

今回は、サーキットのコース全長が短く、また参加台数が46台に及ぶことを受け、決勝レースは2グループに分けて実施。
また、今回、ST−3クラスは台数調整のため、参戦が見送られ、7クラスでの開催となった。
 

一方、今大会から正式シリーズ名に変更が見られる。というのも、供給されるタイヤが正式にブリヂストンへと移行されたためだ。
前回の富士24時間では、これまでオフィシャルタイヤだったハンコックの”代替”としてブリヂストンが一部のクラスにタイヤを急きょ供給するという”助け舟”でのレース開催だったが、
このSUGOからは市販ラジアルタイヤを含め、全クラス全車がブリヂストンタイヤを装着して戦いに臨むことになる。
結果、シリーズ名称も「ENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE」に改められた。
 

前日まで雨の影響を受けたSUGO周辺。しかし、予選日は朝には雨も上がり、次第に路面コンディションも回復。午後からの予選時に向けてほぼドライコンディションになっていたが、予選開始には再び雨が落ち始めて難しい状況でのアタックになるという不安定な天候に見舞われた。
 

ST-Xでは、No.31 DENSO LEXUS RC F GT3が総合トップとなるタイムをマーク。同車は2021年第2戦以来となる久々のポールポジションを手にしている。また、ST-Zは、No.26 raffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4が日産GT4として、またチームとしても初のクラスポールを獲得することとなった。
 

予選結果・各クラストップ・A、Bドライバー合算タイム

※予選はグループ1、グループ2の2グループで実施
【ST-X】No.31 DENSO LEXUS RC F GT3 2’44.195
【ST-Z】No.26 raffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4 2’55.265
【ST-Q】No.32 ORC ROOKIE GR Yaris 3’04.769(Gr1クラストップ)
【ST-Q】No.28 ORC ROOKIE GR86 CNF concept 3’06.467Gr2クラストップ)
【ST-1】No.2 シンティアム アップル KTM 2’59.259
【ST-2】No.225 KTMS GR YARIS 3’02.597
【ST-4】No.3 ENDLESS GR86 3’08.415
【ST-5】No.72 OHLINS Roadster NATS 3’23.634
 

決勝レースはドライで開催

予選同様に決勝レースも2グループに分けて実施された。まず、午前8時45分から、ST-4、ST-5、ST-Qの28号車と61号車が参加するグループ2の3時間レースが行われ、クリーンな展開で周回を重ねていくこととなった。
 

2台での”直接バトル”を繰り広げたST-Qクラスでは、スタートから早い段階で61号車が28号車を逆転。あとは順調なレース運びを見せてクラストップはもとより、グループ2トップで3時間レースを終えている。
 

午後に入ってから、ST-X、ST-Z、ST-1、ST-2、ST-Qの32号車と271号車によるグループ1の決勝が2時にスタート。午前中はドライコンディションでのレースが成立したが、グループ2の決勝スタート直前に天候が悪化。雨が降り始めた。だが、不安定なコースコンディションを逆に味方にした23号車が、いきなりオープニングラップでトップを奪取する。その後のレースではFCYが1度導入されたものの、大きな波乱もなく終盤へと突入。23号車とクラスポールスタートの31号車、さらには予選3番手スタートのNo.1 HELM MOTORSPORTS GTR GT3がトップの座を巡る攻防戦を展開していたが、
まず31号車にマシントラブルが発生し、スローダウン。勝負券を消失した。また、1号車は最後のピットイン作業で違反を犯し、ドライブスルーペナルティという痛恨のミスで2番手に後退することに。結果、23号車が待望の勝利を達成。チームにとってもクラス初優勝となっている。
 

次ぐ第4戦の舞台は大分・オートポリス。今回のSUGO戦ではST-3クラスが台数調整で出走しなかったが、オートポリスではST-1およびST-4クラスがその対象となる。
 

決勝結果・Gr-2 各クラス優勝

【ST-Q】No.61 Team SDA Engineer BRZ CNF Concept 3H01’36.805 110Laps
【ST-4】No.3 ENDLESS GR86 3H03’15.285 110Laps
【ST-5】No.72 OHLINS Roadster NATS 3H01’54.051 103Laps
 

決勝結果・Gr-1 各クラス優勝

【ST-X】No.23 TKRI松永建設AMG GT3 3H01’09.375 119Laps
【ST-Z】No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT4 3H02’16.979 113Laps
【ST-Q】No.32 ORC ROOKIE GR Yaris 3H02’01.031 108Laps
【ST-1】No.2 シンティアム アップル KTM 3H01’18.022 113Laps
【ST-2】No.6 新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10 3H01’47.515  108Laps





スポーツカーの中古車情報ならGTNET