スーパー耐久2023 Round.1 概要 - イベント・レースレポート

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スーパー耐久2023 Round.1

2023年3月23日

スーパー耐久、5ZIGEN GTR GT3が開幕勝利


Round.1 予選

三重・鈴鹿サーキットにおいて3月18、19日に開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankook第1戦。
8クラス54台が23年シーズン初戦に出走し、予選ポールポジションからスタートを切ったNo.500 5ZIGEN GTR GT3が開幕ウィンを飾っている。
 

・5ZIGENがデビューポールをゲット
昨シーズンは、ST-Zで参戦していた5ZIGENがST-Xクラスへとステップアップ。その初戦でいきなり総合ポールポジションを手にすることとなった。
 

昨年から開幕戦の舞台が鈴鹿となり、今シーズンも引き続き鈴鹿でシーズンの幕開けを迎えることとなった。年々参加台数が増えて盛り上がりを見せるスーパー耐久シリーズ。SUPER GTのGT500クラスや国内トップフォーミュラレースであるSUPER FORMULAに参戦するドライバーが参加することも今となっては決して珍しいことではない。
 

ベテラン、若手、プロ、セミプロというさまざまなバックグランドを持つドライバーたちが一堂に会して戦いを繰り広げるスーパー耐久。初戦の予選日は午前中に降った雨の影響を受け、難しい路面コンディションでのタイムアタックとなる。このため、最初のアタックに臨んだのは、キャリア豊富なプロドライバーをメインにセッションが進んだ。
 

A、Bドライバーの合算タイムによってトップに立ったのはNo.500 5ZIGEN GTR GT3。クラスを移して迎えた初戦でいきなり総合ポールポジションを掴み取ることに成功した。2番手に続いたのは、No.14 中升(ゾンセン) ROOKIE AMG GT3。このチームも今季からAMG GT3でST-Xに参戦する一台だが、チームにプロドライバーとして参戦する蒲生尚弥がBドライバーのトップタイムをマーク。SUPER GTでもAMGをドライブするだけに、その存在感をしかとアピールすることになった。
 

予選結果・各クラストップ・A、Bドライバー合算タイム

【ST-X】No.500 5ZIGEN GTR GT3 4’02.143
【ST-Z】No.52 埼玉トヨペット GB GR Supra GT4 4’21.994
【ST-Q】No.28 ORC ROOKIE GR86 CNF concept 4’37.674
【ST-1】No.2 シンティアム アップル KTM 4’17.008
【ST-2】No.6 新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10 4’34.263
【ST-3】No.39 エアーバスター WINMAX RC 350 TWS 4’33.099
【ST-4】No.884 シェイドレーシング GR86 4’43.359
【ST-5】No.88 村上モータースMAZDAロードスター 5’01.539
 

Round.1 決勝

・荒れた決勝は赤旗終了に。5ZIGEN GTR GT3がポール・トゥ・ウィンを果す
 

5時間の決勝レースがスタートを切ると、早々から各クラスがバトルを展開。セーフティカーが導入されたのは、レースが折り返しを過ぎてからだった。これは、ST-2クラスポールから順調にレースを進めてきたNo.6 新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10のマシントラブルによるもの。コース上のオイル処理のため、まずフルコースイエローが導入され、その後、SCへと切り替わった。すると多くのチームがピット作業を敢行。ピットが混雑する中、うまく味方につけたST-XクラスのNo.31 DENSO LEXUS RC F GT3が総合トップに浮上する。
 

だが、31号車はその後ペナルティストップを受け、再びトップは500号車の手に戻った。レースはその後、走行中にマシントラブルを起こした車両排除のため、FCYを導入。さらに、残り1時間30分を迎える中、立て続けにマシントラブルに見舞われた車両が現れ、慌ただしい状況となって4回目のFCYからSCへと切り替わった。
 

再スタートを迎えたのは残り1時間強の時点。ところが、それから15分ほどしてシケインでアクシデントが発生。2台の車両が接触し、うち1台がクラッシュしてしまう。これにより、レースはFCYからの赤旗中断になった。その後も各車はレース再開を待ったが、クラッシュの影響でガードレールが破損しており、最終的には赤旗提示をもってレース終了が決定。結果、500号車がポール・トゥ・フィニッシュを達成。ST-Xデビュー戦にしてうれしい初勝利となった。2位にはNo.23 TKRI松永建設AMG GT3、3位にはNo.31 DENSO LEXUS RC F GT3が続いている。
 

今シーズンは全7戦で実施するスーパー耐久。第2戦は富士スピードウェイで行われる24時間レース。5月27、28日に号砲となる。
 

決勝結果・各クラストップ

【ST-X】No.500 5ZIGEN GTR GT3(HIROBON/川端伸太郎/塩津佑介/金丸ユウ)103周
【ST-Z】No.52 埼玉トヨペット GB GR Supra GT4(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/川合孝汰)98周
【ST-Q】No.61 Team SDA Engineering BRZ CNF Concept(廣田光一/山内英輝/井口卓人/伊藤和広)93周
【ST-1】No.47 D’station Vantage GT8R(星野辰也/織戸学/浜健二/ジェイク・パーソンズ)97周
【ST-2】No.743 Honda R&D Challenge FL5(石垣博基/武藤英紀/木立純一/柿沼秀樹)93周
【ST-3】No.15 岡部自動車Z34(甲野将哉/長島正明/富田自然/元嶋成弥)94周
【ST-4】No.60 TEAM G/MOTION’GR86(塩谷烈州/山本謙悟/瀬戸貴巨)91周
【ST-5】No.88 村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/吉田綜一郎/有岡綾平/岡本大地)86周





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