スーパーフォーミュラ2017 - イベント・レースレポート

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 スーパーフォーミュラ2017


未来のF1ドライバーの登竜門に!? ベテランも健在

昨シーズン「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に変わった日本最高峰のフォーミュラレース。そこに彗星のごとく現れ、話題をさらったのが、ベルギー人ドライバーのストフェル・バンドーンだった。マクラーレンのリザーブドライバーだったバンドーン。スケジュール的にF1とのバッティングがなく、またマクラーレンが搭載するエンジンメーカー・ホンダの後押しもあり、ヨーロッパから見た極東でのレース活動を決めたのは言うまでもない。だが、初の日本、初のサーキットでありながら、高い順応性を見せ、強者揃いの既存ドライバーを相手にポールポジション獲得、優勝というミッションを成し遂げた。

コーナリングスピードの速さからしても、「イコールコンディションで戦うには最高のカテゴリー」と、参戦ドライバーからの評価も高く、近年は海外からの参戦希望ドライバーも少なくない。今シーズンはルーキードライバーとして5名が参戦するがうち4名が外国人だ。GTアカデミー出身というユニークな肩書をもつヤン・マーデンボローや、全日本F3チャンピオンのニック・キャシディはすでに日本でキャリアを重ねているが、フェリックス・ローゼンクヴィストとピエール・ガスリーはこれまで欧州を中心に戦ってきたドライバー。とはいえ、中でもガスリーはF1レッドブルの育成ドライバーであり、昨年のGP2チャンピオンという鳴り物入りでスーパーフォーミュラにチャレンジする。昨シーズンのバンドーンとなにかと比較されるだろうが、すでにテストで才能の片鱗は見せているだけに、シーズン序盤からの活躍に注目が集まるだろう。

一方で、ベテランも息巻いている。昨シーズンは長らくパートナーシップにあったブリヂストンタイヤからヨコハマタイヤにスイッチした初年度ということもあり、かえってベテラン勢がタイヤマネージメントに躊躇した面が見られた。しかし、今シーズンはこれまでの実戦で得たデータをもとに、ベテランならではの戦略で挑むのではないだろうか。群雄割拠のドライバーたち、また彼らを支える百戦錬磨のエンジニアそしてチームスタッフによる戦いに期待したい。

・シリーズカレンダー
第1戦:鈴鹿サーキット
第2戦:岡山国際サーキット
第3戦:富士スピードウェイ
第4戦:ツインリンクもてぎ
第5戦:オートポリス
第6戦:スポーツランドSUGO
第7戦:鈴鹿サーキット



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