SUPER耐久 2015 - イベント・レースレポート

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 SUPER耐久 2015


今シーズンも、日本国内のモータースポーツの幕開けを担うのは、このカテゴリー。近年は参戦車両が多種多様となり、参加型モータースポーツとしての地位を不動なきものとしている。シリーズ戦を統括するスーパー耐久機構(STO)が発表した年間エントリーには、全クラス合わせて50台超! 最上位クラスともいえる、ST-XにFIAが定めるGT3規定車両が参戦できることから、腕に覚えがあるアマチュアドライバーたちがチャレンジできるレースとして最高の舞台ということがわかる。

 

とはいえ、最速&最強マシンで戦うことだけがS耐の醍醐味ではない。チーム総力での戦いが問われる“耐久”という要素がもうひとつの魅力であることは明らか。速いドライバーが一人いれば勝てる、というものでなく、バランスのとれたチームが優勝を手にすることができるという緻密な作戦に基づいて勝利を探求するのが、このレースの難しさであり、面白さなのだ。

 

ST-Xに参戦する車両は全8台。これまでGTやフォーミュラレースでキャリアを積んできたプロドライバーがチームを牽引する形で戦いが繰り広げられてきたが、参加台数の増加や“参加型”カテゴリーであることを加味し、参戦ドライバーの規定に変更がみられることに。とはいえ、観戦する側としては、さほど大きな違いはない。昨シーズンのシリーズチャンピオンに輝いたFIA-GT仕様のGT-Rを筆頭に、BMW Z4、AMG SLS、ポルシェ911が名乗りを挙げている。

 

一方、ST-1クラスはここ数年参戦台数が減少傾向にあったが、今年はついに年間エントリー台数がなく、クラス不成立に。ただ、昨シーズン参戦していた2台がST-Xクラスに編入するなど、トップクラスがより賑わうことになるため、より好バトルを期待できそうな気配だ。

 

この他、ST-2クラスは「インプレッサv.sランサー」が今年も継続。この構図は長年にわたるS耐の目玉のひとつとも言えるが、果たして今年はどちらに軍配が上がるのか。どちらの車両も熱心なファンがいるだけに、目が離せないバトルは必至だ。一方ST-3クラスは、フェアレディZレクサスの攻防に注目が集まる。しかもレクサス勢の1台には、SUPER GTでお馴染のSARDがエントリー! ドライバーのひとりには、GTやトップフォーミュラでキャリアを積む平手晃平の名が挙げられている。これまでのレースとはひと味もふた味も異なるS耐でどのような活躍を見せるのか、こちらも見逃せない。そして参加台数が20台と最も多数となるST-4クラスでは、トヨタ86、スバルBRZホンダS2000、ホンダインテグラマツダロードスターなど、スポーツカーファンを魅了する車両がズラリと顔を揃えている。また、ST-5で注目を集めているのが、マツダデミオのディーゼルターボ搭載車両での参戦だ。国内初の試みだけに、色んな意味で目が離せない。

 

・シリーズカレンダー
第1戦:ツインリンクもてぎ(5時間)
第2戦:スポーツランドSUGO(3時間)
第3戦:富士スピードウェイ(8時間)
第4戦:オートポリス(3時間)
第5戦:岡山国際サーキット(3時間)
第6戦:鈴鹿サーキット(3時間)



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