SUPER耐久 2014 - イベント・レースレポート

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 SUPER耐久 2014


見どころ

昨シーズンまで年間エントリーの枠が設定されていた同シリーズだが、今シーズンはエントリー枠の上限を撤廃。これをうけて、スポット参戦が常時可能となった。地元サーキットでの参戦を目指すチームにとって朗報であり、元祖・参加型レースとしてはさらに盛り上がりを見せることになるだろう。一方で、人気のサーキットでのレース開催時には参加台数の増加が見込まれるため、予選落ちの可能性もある。それだけに、より一層ハードな戦いを強いられることも必至。もちろん、そのぶん、レベルの高いバトルが見られるのだから、レースイベントとしてのボトムアップにも繋がるものと考えられる。

 

レース自体は、近年、より“耐久色”を強化しており、今シーズンもその流れは健在。一方で、クラス分けにおける名称が変更された。昨シーズンまでGT3と呼ばれていたトップクラスは、FIA-GT3車両によるエントリーとなり、新たに「ST-X」クラスと呼ばれることになった。かつてST-Xと呼ばれていたこともあるのだが、これは性能調整をスーパー耐久がオリジナルで実施することが背景にあるという。今シーズンは日産GT-Rをはじめ、アウディR8 LMSやBMW Z4などがエントリーリストに名を連ねている。参戦車両においての大きな変化が見られたのは、ST-1クラス。昨シーズンは少数のBMW Z4のみの参戦となり、同クラスでのバトルなどほぼ皆無であったが、今シーズンはポルシェのカップカーや富士スピードウェイでシリーズが開催されているインタープロト用車両の参加が認められた。シリーズ戦では地元・富士での一戦で多くの参戦が見込まれる。

 

この他、ST-2、3クラスはこれまで同様に大きな変化はないが、ベテランチーム&ドライバーによる熾烈な戦いは今シーズンも健在。駆け引きの多い緻密なレース運びを展開することだろう。一方で、ST-4クラスは参戦チームが大幅に増加。開幕戦にはクラス最多の19台がエントリーしている。トヨタ86をはじめ、S2000インテグラシビックロードスター、アバルト…とユニークな車両がズラリ。群雄割拠の戦いに期待したい。ST-5クラスもヴィッツをはじめ、デミオ、フィットとバラエティに飛ぶ。小さな暴れん坊の活躍からも目が離せない。

 

シリーズカレンダー

第1戦:ツインリンクもてぎ(5時間)
第2戦:スポーツランドSUGO(3時間)
第3戦:富士スピードウェイ(7時間)
第4戦:岡山国際サーキット(3時間)
第5戦:鈴鹿サーキット(WTCC併催:40分x3レース)
第6戦:オートポリス(3時間)



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