D1グランプリ 2013 Round.1
2013 D1GP OSAKA DRIFT in 舞洲
初の大阪での超人ドリフター達の決戦!
4月13日、14日に開催された「2013 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.1」は大阪府にある「舞洲スポーツアイランド」内に設置された特設コースで行われた。どのドライバーも初走行で条件イーブン。予選をトップで通過したのは180SXを駆る地元ドライバー、唄 和也選手。地元開催という事もあり、全開で速度と角度をつけていった結果「99.02点」という高得点を記録。同点で続いたのが、KP61スターレットの板倉日出生選手。3位が98.63点を記録した岩井照宣選手でこちらのマシンはA35ダイハツ・シャルマン。このシャルマンはエンジンを名機SR20DETに換装され400馬力を絞り出す。こういったクルマが最新鋭のマシンとともに肩を並べて戦うことができるのがD1ならではである。またこの予選では04年シリーズチャンピオンを飾った三木竜二選手が7年ぶりにD1の舞台に戻ってきたが、ミスもあり93点台で予選敗退となった。D1の人気者、野村 謙選手は86からBRZにスイッチ。1000馬力発生する2JZを換装したモンスターマシンでウリの「角度」「煙」が注目されたがエンジントラブルにより予選敗退という残念な結果になってしまった。
単走決勝 シャルマンが大金星!
いよいよ単走決勝、予選通過した9名にシードドライバー15名の全24名で争われた。予選よりさらに速度・角度共に高いレベルが要求される。ここで気を吐いたのは予選3位通過で勢いのあるシャルマンの岩井選手。トップクラスドライバーと頂点の座を争う単走決勝でも速度とクイックな動きを高く評価され100.86点という超高得点を記録。これにシードドライバーが黙っているはずはなく、歴代チャンピオンである川畑真人選手、今村陽一選手がトップクラスの走りを披露し100点超えをするが、僅かに届かずシャルマン・岩井選手が単走初優勝するという大金星をあげた。また予選を2位で通過しかスターレット・板倉選手は13位で追走に望むことになった。1位の唄選手は残念ながら22位となった。
追走トーナメント、決勝でまさかの・・・
いよいよD1のメインイベントとなる追走イベント、単走トップで通過した岩井選手はBMW M3を駆る上野選手と単走の勢いのまま挑んだ。だが、勢いがあり過ぎてミスをしBEST16で敗退。上野選手はここ数年決勝にコマを進めることなく辛酸を舐め続けてきたが、順当に勝ち進み続け、ついに決勝に進んだ。12年ぶりの優勝に王手を指すこととなった。対するは、昨年から上り調子のベテラン「帝王」古口選手。大阪のアスファルトに最初に名を刻むのはどちらか、両者とも全力全開で1本目に望んだが、上野選手は振り出しの角度が浅くパワーで持って行こうとしたが、そのままアウトにはらみスポンジバリアにクラッシュ。その際に左フロントを破損し走行不能となり、古口選手が大阪ラウンド初代ウィナーとなった。3位は川畑選手。ルーキーながらも素晴らしい走りしていた横井選手を接戦の末に下し3位をもぎ取った。




