東京オートサロン2025:駐車場を探れ!EVENT COVERAGE 詳細ページ(26925) - イベント・レースレポート

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東京オートサロン2025:駐車場を探れ!EVENT COVERAGE




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東京オートサロンがやってくると、幕張メッセの駐車場を徹底的に歩き回るのが恒例になっている。今年も例外ではなかった。この場所は非公式ながらも、TAS(東京オートサロン)ならではのカーイベント会場だ。
 
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TASは日本の車文化の頂点に君臨するイベントで、毎年20万人以上が千葉のコンベンションセンターを訪れる。これだけの人が集まるのだから、駐車場に隠れたお宝が眠っているのも納得だ。というわけで、2025年の東京オートサロン初日に駐車場で見つけたものを紹介しよう。駐車場に入ってすぐ目に飛び込んできたのがこれ。BMWのG87 M2だが、あの物議を醸すフロントグリルがより伝統的なBMWスタイルに「修正」されていた。この大胆なカスタムを仕掛けたのはおそらく韓国のボディキットメーカー、ADROだろう。TAS会場内にも大きなブースを構えていたので、駐車場に車を置くのは理にかなっている。もし本当にADROの仕業なら、リアバンパーのデザインもぜひ改良してほしいものだ。
 

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少し進むと、ディノと私の車がFL5型ホンダシビックタイプRの両側に停めてあった。
 

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隣には同じブルーのFL5と、それに負けない存在感を放つヨーロッパのライバル車、アウディRS 3が並んでいた。
 

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TASの会場同様、駐車場でもスタンス系の車は多数見られた。バンからGT-Rまで、あらゆる車が低く構えた姿で駐車場に集結していたのが印象的だった。
 

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日本のスタンス文化では、単にホイールや車高調を取り付けるだけでは終わらない。オーナーたちは車全体を完成形に仕上げることにこだわる。その一例がこのレクサスだ。巨大なブレンボ製ブレーキが装着されており、パフォーマンス面も妥協なしだ。
 

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駐車場の一角で異彩を放っていたのが、2台分のスペースを占領していた光岡オロチだ。この車は2000年代初頭の日本車の中でも特に独創的な一台で、3.3Lのトヨタ製V6エンジンを搭載している。ホンダNSXの別解釈版ともいえる存在だろう。
 

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その隣には完璧に仕上げられた日産シルエイティが停まっていた。SSRメッシュホイールにB-Waveウイングという組み合わせで、90年代日本のストリートドリフト文化へのリスペクトを感じる。
 

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駐車場を歩いていると、至る所にマツダRX-7が停まっているのが目に入った。FCもFDもその姿を多く見かけ、どの車も個性的にカスタマイズされていた。
 

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ポルシェもまた駐車場で目を引く存在だった。中でも青い993型は特に美しかった。
 

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AE86も数多く見られ、それぞれ個性が際立っていた。FK’s Factoryが手掛けたトレノハッチは特に注目を集めていた。
 

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日産車は駐車場でも圧倒的な存在感を放っていた。GT-Rやシルビアなど、世代を超えたモデルが多く集まり、バリエーションの豊富さに驚かされた。
 

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特に目を引いたのは、美しいダットサン510 1600 SSSだ。ハヤシレーシングのホイールを履いており、クラシックなスタイルが際立っていた。
 

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駐車場では、純正の雰囲気を色濃く残したホンダNSXもいくつか見られた。ただ、その中にはさりげなく個性を加えたものもあった。
 
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RE雨宮も存在感を放っていた。会場内のブースだけでなく、駐車場にも手掛けたマツダRX-8が停められており、注目を集めていた。
 

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駐車場には見事に仕上げられた180SXタイプXも姿を見せていた。RAYSのグラムライツホイールを履き、その完成度の高さに目を奪われた。
 

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さらに、日産車の流れの中で目を引いたのはC10型スカイラインGT-Xだった。この車の周りには、多くの人が足を止めて見入っていたのが印象的だった。
 

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1JZエンジンを搭載したトヨタのチェイサースープラが並ぶ姿は迫力があった。サイズ感やプロポーションの近さから、スープラの4ドア版というニックネームがしっくりくる。
 

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多くの読者にとって見覚えのあるジョンのトヨタ・コロナGTも駐車場に姿を現した。1年間のドリフト活動を経て、彼のAT141は新たなボディワークと塗装でリフレッシュされており、その仕上がりは見事だった。
 

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また、NA2型ホンダNSX-Rが見られたのは稀少だった。現在の高額な価格を考えると、一般の駐車場で目にするのは非常に珍しいことだ。
 

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ある参加者は、会場内で手に入れたパーツをいじりたくて仕方なかったのだろう。家に帰るのも待ちきれず、駐車場で早速取り付け作業を始めていた!
 

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これは賛否両論を呼びそうなコンビだ。サーキット仕様のFD型マツダRX-7と、Fabulousが手掛けたホンダ・ステップワゴンが並んでいた。このバンは以前にも見たことがあるが、スイングアップドアや巨大なサウンドシステムを備えた、とにかく派手な一台だ。
 

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さらに、リバティウォークのフルカスタムが施されたランボルギーニ・アヴェンタドールやレクサスLCも駐車場で存在感を放っていた。
 

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駐車場の“お宝”に目を奪われていたのは自分だけではなかった。TAS(東京オートサロン)に何度も足を運んでいるベテランなら誰でも知っていることだが、このイベントはゲートをくぐる前からすでに始まっているのだ。
 

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日本の自動車イベントではどれもそうだが、駐車場こそがその文化を直に感じ取れる場だ。TASが日本車ライフの華やかさや輝きを見せるとすれば、駐車場はそのもう一つの側面を見せる場だ。どちらも欠かせない存在だろう。
 

だからこそ、東京オートサロンに行くなら、ぜひ半日くらいは駐車場を回る時間を確保してほしい。何が見つかるかはそのとき次第だが、きっとその価値はあるはずだ。
 










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