GTNET MOTOR SPORTS 2013 FORMULA D Round6 | スポーツカー専門店のGTNET
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FORMULA D ROUND6 ( フォーミュラD 第6戦 テキサスモータースピードウェイ )
大会名称:SHOWDOWN
新たなマシンセットアップが成功に終わったシアトル戦後、吉岡選手はBRZにいい感触を感じた事を知っている。
それに加え、テキサス戦は全てのドライバーにとって初めてのコースレイアウトという条件がある。
そのコース、テキサス・モータースピードウェイはフォーミュラDシリーズで最もハイスピードなものになるだろう。吉岡選手はこのハイスピードドリフトバトルに自信を感じている。彼はシミュレーションとして自身の足でコースを何度か歩いて、実際にドライビングする時のイメージを一致させた。チームも速いマシンにセットアップするため素晴らしい仕事してくれたお陰で吉岡選手はドライビングに集中することが出来た。
結果、予選は10位で通過した。
追走トーナメント1回戦TOP32、吉岡選手はS14シルビアを操るロブ・プリモジッチ選手と対戦し1回目の走行は吉岡選手がほぼ完璧な走りでリードを取った。
彼は非常にスムーズなドリフト、完璧なラインのトレースをこなしBRZがどれだけ改良されたかを魅せつけた。一方、ロブ選手はコースから飛び出してしまい得点なしとなってしまった。アドバンテージを得た吉岡選手は前後を入れ替えてスタートした。
しかしながら、その場にいた全員が驚愕した。吉岡選手が最初のコーナーの後、前方との距離を大きく誤ってしまいドリフトせずにロブ選手のS14を追い抜いてしまった。
ジャッジは吉岡選手に点数は与えられなかった。この結果最初のOne More Time 、サドンデスで決着をつけることになった。
サドンデスの1回目、後方から吉岡選手はロブに対して見事パッシングでリードを奪った。
このパッシング、ロブ選手がミスを修正したことで起こったと断定し彼に得点なしの判定を与えた。
会場にいた誰もが吉岡選手がこのバトルを勝ち進むだろうと思っていたが、彼のGTNET TOMEI BRZは振り返しの後大きくコースアウトしてコーンと衝突してしまった。
マシンはサスペンションとマシン下部に深刻なダメージを負ってしまった。しかし、チームはなんとかマシンを修復し制限時間内に再びグリッドに送り出した。
3度目のサドンデス、BRZのリアホイールはボディの内側に曲がっており、真っ直ぐに走れなくなっていた。このハンディキャップにもかかわらずプリモジッチのミスを利用しパッシングに成功した。勝負がほぼ決着していた最後のランでも吉岡選手は見事なパッシングでTOP16にコマを進めた。リアサスペンションにダメージを抱えた状態でBRZはシリーズ争いトップのBMW M3を操るマイケル・エッサ選手にTOP 16で挑むこととなった。
エッサ選手は吉岡選手をリードしスタートした。不運にも吉岡選手のBRZのタイヤは外れ、劇的なクラッシュを演じてしまった。
BRZはサスペンションに激しいダメージを受けその際、東名のチタンエキゾーストパイプも破壊されてしまった。吉岡選手はどうにか奇跡的にマシンを再びスタートラインに戻すことができた。得点が得られていない中で吉岡選手がトーナメントに残るためにはエッサ選手が大きなミスをしないかぎり不可能だ。
吉岡選手はマシン全体にダメージを引きずりながらも強烈なパッシングを魅せつけた。
しかしながら、それでも状況を覆すには届かず、吉岡選手はトーナメントから脱落した。
テキサスで魅せたパフォーマンスは吉岡選手とGTNET TOMEI Subaru BRZが劇的に向上していることを結果で再び証明した。
メディアは吉岡選手はこれまでで最良のパフォーマンスを発揮したと発信した。
次戦に向けてマシンは修復される予定だ。吉岡選手とチームもアーヴィンデール戦を楽しみにしている。
日付: 2013年8月13-8月14日 エバーグリーンスピードウェイ