
スポーツカー専門 GTNET
日時 : 2010年9月23日(木・祝)
場所 : 鈴鹿サーキット(南コース)
会場となった鈴鹿サーキット南コースは早朝から激しい雷雨に見舞われ、路面のコンディションが心配された今回のGTNETドライビングレッスン。一時は視界の確保すら難しいほどの豪雨だったが、受付がスタートするころには天候もある程度まで回復。それでも降ったり止んだりの不安定な空模様が続き、結局は路面コンディションがドライに好転することはなかったが、参加者の多くがサーキットビギナーということもあり、タイヤのグリップに頼らずにマシンの挙動を知る、いい機会になったようだ。
この日、ドライビングレッスンの講師として招かれたのはドライバーとしての力量だけでなく、講師としても的確でわかりやすいレクチャーが高く評価されているプロレーサーの青木孝行選手。前日に現地入りしてコースの下見を行い、当日も朝イチからコースの状況を入念にチェックするなど、参加ユーザー以上に気合いはじゅうぶん。
そんな青木選手が設定したカリキュラムは、急制動、パイロンスラローム、ライン取り練習の3項目。レッスンの前後にはタイム計測付きのフリー走行枠を設け、「特訓の成果を発揮してタイムアップを狙ってもらおう」という演出だ。
そのなかでもとくに重点的にレッスンが行われたのがブレーキング。「ブレーキをうまく操れるようになることは速さに直結するだけでなく、公道での危険回避にもつながる」というのが青木選手の持論。目印としてパイロンが置かれたストップラインに向かってフル加速の状態から急制動をかけ、ピタリと止める…といった内容の練習だが、これがなかなか難しい。なぜなら正確に停止させるには車速やクルマの能力を正しく理解することが求められるから。そのためには怖がらずに思い切ったブレーキングに何度もトライし、その距離を少しずつ縮めていくしかないのだ。
いっぽう、車幅感覚を養い、スピードに対する感受性を高めるレッスンとして位置づけられるのがパイロンスラローム。パイロンとの間隔を一定に保ちながら、どこまでスピードを上げていけるかがポイントとなる。また、複合コーナーとなるS字ではライン取りの練習を実施。青木選手によると、次のコーナーのために今のコーナーをいかに攻略するかを考えることが重要となり、「目先のライン取りばかりにとらわれず、その先を見越した走行ラインを選ぶべき」とレクチャーしていた。
半日間びっしりとスケジュールが組み込まれたカリキュラムはこれで終了となるが、レッスン後には青木選手に直接ドライビングや今後のチューニングの方向性について相談する参加者が続出。この日の午後に鈴鹿サーキット本コースで開催されたGTNETチャレンジカップに引き続きエントリーしていたユーザーも多く、熱心に質問する姿が目立った。
順位 | ゼッケン | 氏名 | ベストラップ | 車輛 | タイプ | 計測日 |
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1 | 11 | 梶 広行 | 01分08秒601 | RX-7 | FD | 2010/09/23 |
2 | 4 | 前村 俊彦 | 01分10秒481 | RX-7 | FD | 2010/09/23 |
3 | 8 | 白神 修二 | 01分10秒864 | セリカ | ST-205 | 2010/09/23 |
4 | 2 | 岩下 憲四郎 | 01分12秒100 | BMW M3 | E92 | 2010/09/23 |
5 | 12 | 鹿 京子 | 01分14秒124 | フェアレディZ | Z33 | 2010/09/23 |
6 | 1 | 宮本 篤志 | 01分14秒300 | BMW M3 | E92 | 2010/09/23 |
7 | 9 | 青山 司 | 01分14秒537 | RX-8 | SE3P | 2010/09/23 |
8 | 10 | 田幸 和純 | 01分14秒755 | S2000 | AP1 | 2010/09/23 |
9 | 5 | 中里 譲 | 01分15秒181 | セリカ | ZZT231 | 2010/09/23 |
10 | 6 | 梁瀬 貴文 | 01分16秒567 | セリカ | ZZT231 | 2010/09/23 |
11 | 3 | 西村 直也 | 01分17秒387 | RX-7 | FD3S | 2010/09/23 |
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