新たなHorizonへ:Forzaが仕掛ける「東京ジャック」の舞台裏
記事提供元:turnpike
自分がオートモーティブ・フォトジャーナリズムの世界に足を踏み入れた頃、まさかゲーム業界とここまで深く関わることになるとは思ってもいなかった。Turnpikeを読んでくれている人なら知っているかもしれないが、以前のチームは大手カーゲーム開発に長く携わっていた。そしてLarryと自分にとって、それはキャリアの中でも非常に大きな存在だった。
その繋がりこそ今は過去のものとなったが、2026年の今、Turnpikeが『Forza Horizon 6』開発チームとパートナーシップを結ぶことを発表できるのは、本当に嬉しいことだ。Turnpikeを立ち上げてまだ1年も経たない中で、このようなストーリーテリングの旅を始められることを光栄に思っている。しかも次回作の舞台は、自分が33年間暮らし、25年間そのカーカルチャーを追い続けてきた「日本」。世界最大級のカーゲームブランドと共に仕事ができることに、心から感謝している。
まるでカーゲームが故郷へ帰ってきたような感覚だった。そんな空気を、数日前に渋谷で開催されたローンチイベントが象徴していた。会場となったのは多層式立体駐車場。その空間を丸ごと使い、世界中からカー&ゲーム系クリエイターたちが集結した。ここで初めて『Forza Horizon 6』が披露され、同時に本気のカーカルチャー・セレブレーションが展開されたのだ。駐車場内には和テイストを取り入れた装飾が施され、フードトラックが並び、そして何よりイベントの空気を決定づけていたのがJDMカーたちだった。
Larryはすでに数ヶ月前からForzaに関わっていたが、自分にとっては今回が正式なアンバサダー就任発表の場となった。この新しい役割を引き受けられることに、とてもワクワクしている。開発チームと共に、舞台裏やデザインプロセスに隠された面白いストーリーを伝えていける機会になるはずだ。
とはいえ、今回のイベントで一番大切だったのは“楽しむこと”だった。オープンワールド形式になったゲームを体験し、シミュレーターリグで走らせ、限定版Forza Horizonコントローラーまで実際に触れることができた。ゲーム内でここまで美しく再現された日本の景色やクルマ、チャレンジの数々を目にした時は、本当に不思議な感覚だった。まるで日本で過ごしてきた自分のオートモーティブ・フォトジャーナリスト人生そのものが、ゲームの中で動き始めたように感じた。プレイ時間はわずか30分だったが、完全に時間を忘れて没入してしまう未来が簡単に想像できた。
このパーティーは、Forzaチームがカー業界とゲーム業界双方のキーパーソンたちへ新作を紹介する意味合いも持っていた。そしてAlecと自分は、その場に並べる日本車カルチャーを象徴する9台の選定を担当した。もちろん、自分のRWB Porsche 964もその中に加わっている。ラインナップは、ワイドボディRX-7やエアサス仕様のオーバーフェンダーNSXから、AE86トレノ、ドリフト仕様カローラワゴン、さらには以前Turnpikeでも特集したDatsun 210まで実に多彩。そしてそれらを締めくくる存在として展示されたのが、極めて希少なTommykaira M19だった。80年代後半、京都のTommykairaが日産ベース車両へ本格参入する以前に作り上げた、コンプリートカーである。
さらに会場には、Lamborghini、McLaren、AMG、Aston Martinなど、Forzaのメーカー・パートナー車両も展示されていた。だが個人的に強く印象に残ったのは、Ferrari J50と、まだ正式発表前だったGazoo Racing(Toyota)のGTだ。特にGR GTには衝撃を受けた。ショーフロアの雑踏ではなく、落ち着いた環境で間近に見ることで、そのプロポーションの凄みがダイレクトに伝わってきたのだ。圧倒的な存在感。『Horizon 6』のヒーローカーに選ばれた理由が、一瞬で理解できた。
当日AlecとLouisが撮影した写真も楽しんでもらえれば嬉しい。そしてTurnpikeと同じように、Forzaという新たなパートナーを歓迎してもらえたら最高だ。





































































































































































































