日産 NISMO 創立40周年を祝う、珠玉の10台 詳細ページ(26458) - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 海外イベント・レースレポート
  3. 日産 NISMO 創立40周年を祝う、珠玉の10台

日産 NISMO 創立40周年を祝う、珠玉の10台




1
 

NISMOの誕生日なのに、プレゼントはすべて僕たちのもの!
 

2024年、NISMOは創立40周年を迎えました。
NISMO、つまり日産モータースポーツが誕生して40年。耐久レース、ラリー、GTカー、フォーミュラカー、そしてヒルクライムまで、名だたるコースでその名を刻んできた伝説のパフォーマンスブランドだ。今年の記念イベントでは、その歴史を彩るマシンたちが一堂に会し、富士スピードウェイを舞台に熱い祝祭が繰り広げられた。
 

日産は、社内の博物館やコレクションから珠玉の名車たちを持ち出し、歴史のすべてを語るラインアップを展示。さらに駐車場には、個人オーナーたちが誇る名車の姿も! 初代GT-R“ハコスカ”から最新型フェアレディZ、現行GT-Rまで、見応えたっぷりの展示となった。
 

トップシークレットやマインズといった有名ブランドが手掛けたカスタムマシンも多数登場し、観客を大いに沸かせた。情熱と大きい財布さえあれば、夢のマシンは作れることを改めて証明するラインアップだ。
 

では、イベントで注目を集めた10台の名車たちをご紹介しよう!
 

2
 

1985年型フェアレディZ 300ZX
日産のモータースポーツといえばサーキットレースが主流だが、ラリーカーも歴史の一部。今回は、1985年の全日本ラリー選手権を制覇した一台が登場した。車体には日産のクラシックな「23」のナンバーが刻まれ、初期のNISMOロゴも確認できる。このZはその年のチャンピオンに輝き、日産ラリー史に名を刻んだ貴重な存在だ。
 

3
 

1991年 パルサーGTI-R WRC
もう1台のラリーカーは、1991年のサファリラリーに出場したパルサーGTI-R。このマシンは、トヨタセリカGT-FOURやランチア・デルタ・インテグラーレといったWRCの強豪たちと戦った。
 
残念ながら大きな成果は残せなかったが、スティグ・ブロンクビストがドライブしたことで知られている。長い間倉庫に眠っていたこの車を、日産のボランティアチームが蘇らせ、今回のイベントで披露した。
 

4

1998年 パイクスピーク R33 スカイラインGT-R 400R
もう1台のダートマシンが、1998年パイクスピーク・ヒルクライムに出場したR33 GT-R。この頃のパイクスピークはまだ未舗装路が多く、現代の大会とは異なる過酷なレースであった。亀山章選手がドライブしたこの車のスライド映像は、今見ても圧巻だ。現存が確認されている40台あまりのR33ロードカーは、それぞれ数百万ドルの価値がある。400Rは非常に珍しいバージョンであり、明らかに、より特別な存在だ。
 

5
 

1989年 カルソニック スカイラインGT-R グループA
数あるスカイラインGT-Rの中でも、特に注目を集めたのがこのカルソニックカラーのR32。グランツーリスモをプレイしたことがある人なら、間違いなくこの車を知っているだろう。R32 GT-Rは、1989年から1993年の全日本ツーリングカー選手権で、グループAクラスのすべてのレースを制した“怪物”だ。この車は1990年と1993年のチャンピオンマシンとして、いまだに高い人気を誇る。
 

6
 

1999年 ペンズオイル スカイラインGT-R
もう1台、ファンにはおなじみのカラーリングが施されたR34 GT-Rが登場した。この1999年型ペンズオイルGT-Rは、エリック・コマス選手がドライブし、全日本GT選手権で2年連続チャンピオンに輝いた車だ。GT-Rといえば4WDが特徴だが、この車はレギュレーションに合わせてFR仕様に改造されていた。
 

7
 

2024 Z NISMO GT500
日産は今もスーパーGTのGT500クラスに本気で挑んでいる。このZは2024年モデルで、まさに戦うために生まれたマシンだ。
何より目を引くのが、この怒涛のブリスターフェンダー! “最強”って言葉がピッタリだ。
 
搭載されてるのは2.0L直4ターボのNR4S24エンジンで、パワーは550馬力オーバー。車重は約1020kgだから、まさに軽さとパワーの究極バランスだ。
 

8
 

2018 Leaf NISMO RC
「え? リーフでレーシングカー?」って思った人もいるだろう。実は、日産はリーフをベースにしたレースカーをかなり本気で作っていた。
 
この2代目モデルは2018年に公開されたマシンで、デュアルモーターから生み出すパワーは322馬力、トルクは64.2kgm! 車重は1225kgしかないから、サーキットでも速い。
 
さくらピンクの塗装も印象的で、静かに、でも確実に他の爆音マシンたちに食らいついていく姿はめちゃくちゃクールだった。
 

9
 

1988年 R88C ル・マン プロトタイプ
日産のル・マン挑戦は、目的別に設計されたプロトタイプマシンによる長い歴史がある。成功を収めた年もあれば、惜しくも悔しい結果に終わることもあり、総合優勝の栄冠にはまだ届いていない。この1988年型R88Cも、そうした物語の一部だ。
一目見て魅力的なデザインに心を奪われるR88Cだが、レース結果は必ずしも芳しいものではなかった。ル・マンでは、別のR88Cが総合14位に入ったものの、このマシンは完走ならず。しかし、全日本スポーツプロトタイプ選手権では意地を見せ、3位入賞を果たしている。
 

10
 

1992年型スカイラインGT-R R32
NISMOフェスティバルで目を引いたのは、レーシングカーだけではない。このR32型スカイラインGT-Rは、オーナーの阿部俊久さんが1992年に新車で購入したものだ。阿部さんによると、以前はシルビアに乗っていたそうだが、ある雨の日にGT-Rに追い抜かれた瞬間に心を奪われ、もっと高いグリップ性能を求めてGT-Rに乗り換えたとのこと。
 
その後、愛車はHKS製GT2530タービンをはじめとするさまざまなチューニングが施され、今では500馬力超を叩き出し、レブリミットは8,000rpmに達している。
 

11
 

2002年型スカイラインGT-R R34 Mスペック Nür
オーナーの姿は見当たらなかったが、それでもこのR34型スカイラインGT-Rの美しさには見惚れてしまった。現在、スカイラインGT-Rシリーズの中でもR34型は特に人気が高く、その中でもMスペック・ニュルは究極のモデルとして知られている。日産が生産したこの特別仕様車は300台未満。専用サスペンションのセッティングに加え、あの象徴的な2.6リッター直列6気筒ツインターボエンジンも強化されている。
 

さらに、この個体にはマインズによる手の入ったカスタマイズが施され、ヴェルーザ製エアロが純正のパールホワイトボディに華やかなアクセントを加えている。
 

フォトギャラリー

1213141516171819

2021222324252627

2829303132333435

36373839404142

43










スポーツカーの中古車情報ならGTNET