Junique Design(ジュニーク・デザイン): トルコのJDMマスターたち 詳細ページ(24729) - イベント・レースレポート

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Junique Design(ジュニーク・デザイン): トルコのJDMマスターたち




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記事提供先:SPEEDHUNTERS
Dino Dalle Carbonare
 

Speedhuntersは創刊以来、世界のカーカルチャーを探求してきた。16年の歳月を経て、「新しい国」を見つけるのは難しくなってきた。トルコはそのリストに載っていた国のひとつだったが、今は違う。イスタンブールのジュニーク・デザインのErdem Küskünのおかげだ。
 

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Erdemは、地元のチューニングカーファンたちに、質の高い、そして最も重要なことだが、正規のアフターマーケットブランドをたった一人で展開している。彼の新しいショップが完成し、完全に稼動するようになった今、Erdemは、私が今年の初めにイタリアに帰国している間にトルコに飛ぶよう招待してくれた。この機会を逃すわけにはいかなかった。
 

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わくわくしていたが、何を期待していいのか見当もつかなかった。とりあえず地元の料理は想像以上に美味しかった。 だが、クルマの話に戻ると…
 

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イスタンブールでの最初の日は、地元シーンの裏表を学ぶことに費やされた。トルコではクルマがとても愛されているし、モデファイも盛んだ。しかし、厳しい輸入規制があり、海外から入ってくるものには重い関税がかかるため、特定のクルマを見つけて作るのは非常に難しく、費用もかかる。さらにパーツの費用もある。
 

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トルコ市場には何年も前から、あらゆる有名ブランドのコピー商品や模造品があふれている。購入コストが安いということは、輸入税が安いということであり、地元のチューナーは少ない出費で自分たちが望む「ルックス」を手に入れることができる。しかしErdemは逆に、Work Wheels、Rocket Bunny、Liberty Walk、Old & Newといったブランドと提携し、トルコの公式輸入代理店となった。 Erdemは、これらの有名ブランドの優れた品質を利用することで、品質と本物にお金を払う価値があることを地元客に説得しているのだ。
 

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ジュニークデザインの新店舗は、千葉にある中井さんのRWBの隠れ家と、リバティーウォークで拡大を続ける加藤さんの帝国をミックスしたようなもので、隅々まで品質とクールさがにじみ出ている。 快適なソファでErdemと何時間もおしゃべりをし、彼のクルマ作りが徐々に、そして確実に多くの人の最終目標になりつつあることを聞いた。
 

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確かに、「正しい」方法でビルドを進めるためのコストは高くなるが、本物のパーツを使ってうまく作られた車を見せれば、賞賛を得ることもできる。Erdemが教えてくれたように、ひとたびそのクオリティを見て、触れて、感じれば、人々は即座に理解する。 2021年にIAMTHESPEEDHUNTERで紹介されたとき、ジュニーク・デザインのダットサン・トラックの荷台からBMXを見たときはとてもクールだった – 私が初めてErdemと話をしたときでもあった。
 

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店に入ると、ErdemのOld & New Porsche 996と最近レストアされたFord Capriが目に飛び込んできた。
 

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Erdemの考えは、できるだけ多くのデモカーを作り、彼が輸入するブランドが提供する多様性を紹介することだ。しかし、問題がひとつあり、新車を作るとすぐに売れてしまうらしい… ま、それは悪い問題ではないが。
 

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リバティ・ウォークはジュニーク・デザインの重要なブランドのひとつで、正面の中央にはLBWのキットをまとったフェラーリ360モデナがある。以前はErdemの愛車だったが、顧客の要望により売却せざるを得なくなったものだ。 

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そこから何年もかかったが、噂は確実に広まった。
 

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たとえば、メイン会場の隣の展示室に停まっていたJZA80スープラ
 

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ボンネットを開ければ一目瞭然、これはフルチューンした本格的なマシンだ。リドックスのフルエアロもジュニーク・デザインが輸入しているものだ。
 

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ワークマイスターを履き、カスタムメタリックブロンズで塗装されたこの車は、トルコで最もワイルドなスープラの一台である。
 

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私は、ダッシュボードとトリム全体に施されたスエード、そしてTRDハンドル・ホイールで締めくくられた、OEM+αのインテリアの雰囲気が気に入った。
 

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さらにヴェイルサイドのリアウイングを追加してインパクトを与え、スッキリとした完成度の高いビルドを完成させた。
 

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加藤さんたちは、ErdemがLiberty Walkの製品を販売し始めたころにErdemを訪ね、次は中井さんにトルコ初のRWBビルドを作ってもらう予定だ。Erdemの夢は、自分のためにRWB 997を作ることで、それは近いうちに叶うに違いない。
 

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ジュニーク・デザインの外にある車のセレクションはとてもクールだった。半分は完成車、一部は顧客のクルマ、他はショップでチューニングされる予定の新車だった。アルファロメオ75とAE86のサイズが似ていることに驚かされた。Z32と928の2台もどうなるのか楽しみだ。
 

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この「R32日産スカイラインGT-R」は、私が訪れたときには完成していなかったのが残念だ。でも、いつかイスタンブールに戻ったら、このクルマの特集を組みたい。 上で引用符を使ったのは、このクルマが実際にはR32スカイラインの4ドアセダンとして誕生したからだ。トルコにはR32 GT-Rを輸入することができず、またトルコ国内にも製造するところがなかったため、Erdemは次善の策を講じて自作した。2ドアクーペに改造するために、彼は日本の日産からプレス加工された板金部品をすべて輸入し、さらにランニングギアも輸入した。それが終わると、ErdemはPandemキットを取り付け、ボディにスムージングを施して、完全にワンオフな一台を作り上げた。
 

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パンデムといえば、完成したばかりのErdemのFC3SマツダRX-7プロジェクトもかなりクレイジーだ。
 

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外装のイメチェンだけでなく、ボンネット裏にはトヨタの2JZが搭載され、ローブーストで500馬力を発揮する。
 

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そうなると、ショップのディスプレイで待っているFDには何が待ち受けているのだろうと考えてしまう!
 

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そしてErdemの最新の愛車…
 

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このAE86は、300馬力を超えるターボチャージャー付き4A-Gを搭載しており、マニアックなドリフトカーとなっている。
 

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クルマは私が到着する数日前に完成し、清潔で目的を持っているように見えた。
 

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ワークイクイップ03は、D-Maxのダクト付きFRPフェンダーにうまくフィットしている。
 

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私がイスタンブールを発った1週間後、Erdemは、彼が運転して楽しむ機会がないまま、この車が売却されたことを私に告げた。幸運なことに、彼のコレクションにはもう1台ハチロクがあり、その代車として現在製作中だという。
 

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訪問2日目、Erdemは赤い997カレラSのキーを渡し、「ついて来て 」と言った。
 

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BMW E92も同乗し、3台が一緒に写っている写真を撮ろうということになった。ジュニーク・デザインから撮影スポットまでの15分間のドライブは、この旅で最も鮮明な思い出となった。なぜなら、トルコの交通事情と誰もが運転する方法は、クレイジーとしか言いようがないからだ。 ほこりっぽい市街地では、スロットルを軽く踏んだだけで997が横向きになり、さらにエキサイティングだった。
 

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Erdemとジュニーク・デザインには、本物と品質を追求する姿勢に敬意を表したい。これまでに100台が完成し、そのたびにトルコの自動車文化はより良い方向に進化している。










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