GTNETニュース :百花繚乱のスーパー耐久。2016年は2レース制を本格導入

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百花繚乱のスーパー耐久。2016年は2レース制を本格導入

コラム

(2016/03/04)

4月2-3日の開幕戦まで1ヶ月となった2016年のスーパー耐久シリーズ。今週末6日には、栃木・ツインリンクもてぎにて公式テストが開催され、来場者はフリーでパドックエリアを開放、ランチタイムにはグリッドウォークが開催されるなど、テストならではの特典があるという。当日は、新型参戦車両のテスト走行はもとより、午後のセッションでは、レースを装幀したスタートシミュレーションも行われるという。

テストに参加するのは、カテゴリー最高峰クラスのST-Xをはじめ、ST-5クラスまで全クラスがエントリー。現時点では43台が出走する予定となっている。有名ドライバーを見るもよし、新たなレーシングカーをじっくり観察するもよし、様々な楽しみ方ができそうだ。

・参加型モータースポーツのスーパー耐久
スーパー耐久としてレースイベントがスタートしたのは、1990年。もともと「N1耐久シリーズ」として発足した。もともと、当時のFIAの規定によるグループNの車両を用い、どちらかといえばアマチュアドライバーが多くの割合を占める耐久レースというイメージがあった。しかし、参加車両の規定の変更に合わせて名称が「スーパーN1耐久」、そして現在の「スーパー耐久」へと改称される頃には、プロドライバーとして活躍する現役選手の参戦も増加。レースのレベルも格段に上がり、このレースでクラスチャンピオンを獲得したのち、SUPER GTへのデビューを果たすドライバーも現れた。

とはいえ、現行の規約に基づいた参戦車両、スポーティングレギュレーションに則ることから、現在も市販の量産自動車に僅かな改造を施した車両が主役であることに変わりはない。また、バラエティ豊かな車種が6クラスに分かれて出走するためか、「偉大なる草レース」と呼ばれることもある。結果、プロのワークスチームによる参加よりも、自動車ディーラーやチューニングショップなど、プライベートチームによる参加が多く、その“仲間”として純粋にレースを楽しむために出走するプロドライバーも少なくない。今や、スーパー耐久は「参加型モータースポーツ」として確固たる位置を築いている。


・今年は参戦車両増加による2レース制を一部導入
もてぎでの公式テストに参加する車両は全43台。うち、ST-4クラスが最多の18台だが、やはり注目すべきはトップクラスのST-Xだろう。年間エントリーは12台まで増加している。FIA GT3の公認車両を用いるST-Xクラス。プロドライバーがステアリングを握るだけに、毎戦見どころの多いバトルが繰り広げられる。もちろん、「偉大なる草レース」の呼称どおり、プロの実力に勝敗が左右されずに均衡が取れるよう細かなルール作りが設けられており、イコールコンディションでの戦いになるよう配慮されている。

一方で、FIA GT3という市販スポーツカーを改造した車両は、ほぼ「レーシングカー」としてのDNAを持つものであり、それをプロドライバーがドライブ。そして排気量が1,500cc以下の車両がカテゴライズされるST-5クラスには、ヴィッツ、フィット、デミオといった国産のコンパクトカーが名を連ね、趣味としてモータースポーツを楽しむ多くのアマチュアドライバーがステアリングを握る。ハード、ソフト面で大きくポテンシャルが異なるモノ同士がコース上で混走するのは、スーパー耐久ならではの醍醐味であるが、それはまた、ときとして大きな危険が潜むことも事実だ。もちろん、出走するドライバーたちはそのようなリスクをしっかりと認識した上で、フェアプレーに努めている。

とはいえ、年々増加傾向にある人気レースゆえ、今年は参戦台数の上限が65台まで拡大されたため、より一層の盛り上がりが期待できる。また、これにあわせて今年は大会によって決勝を2レース制にすることとなった。今シーズンのカレンダーを紹介すると、以下のようになる。

第1戦:ツインリンクもてぎ(5時間・1レース制)
第2戦:スポーツランドSUGO(3時間・クラス別2レース制)
第3戦:鈴鹿サーキット(4時間・予選選抜による2レース制)
第4戦:富士スピードウェイ(9時間・1レース制)
第5戦:岡山国際サーキット(3時間・クラス別2レース制)
第6戦:オートポリス(3時間・クラス別2レース制)

クラス別2レース制では、ST-X、ST-1、ST-2、ST-3が第1グループ、ST-4、ST-5が第2グループとして区分されるが、3時間を超えるレースは従来どおり6クラス混走で、そして3時間レースでは、グループ別の決勝を行なう。現時点では、鈴鹿での4時間レースはナイトチェッカーが予定されており、富士では最長の9時間レースになるなど、多種多様な車両が繰り広げるバトルは、まさに百花繚乱そのもの。スーパー耐久シリーズの新たな歴史が刻まれることになるだろう。

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