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自動車業界情報(2012/07/18)
スズキ自動車は、従来のポリプロピレン(PP)と比較して約10%軽量かつ材料着色化に優れた樹脂材料「スズキスーパーポリプロビレン(SSPP)」を開発し、7月11日に発売した「エクスード」のスキッドプレートに採用したと発表した。
現在の樹脂材料は剛性と耐衝撃性を両立させるため、PP樹脂にタルクを添加した物が主流だが、SSPPはタルク無添加として約10%の軽量化を実現。さらに材料の透明性が高まったことで、優れた着色・発色性が得られた。
エクスードに装着したスキッドプレートは、SSPPを初めて市販車に採用したもので、塗膜がないために走行中の飛び石等の傷が目立ち難く、塗料から大気に排出される揮発性有機化合物が発生しないため、環境負荷を軽減する事が出来る。スズキ自動車では現在、SSPPの新技術を特許出願中で、今後は内装部品やバンパーなどの外装部品へと用途を拡大していく、と語っている。

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