NISMOブランドの新型車「マーチNISMO」「フェアレディZ NISMO」そして「リーフ NISMOパフォーマンスパッケージ」の発表会が2013年7月1日、日産グローバル本社ギャラリーにて行われた。
月曜日という平日にもかかわらず会場は多くの人がその3台を興味津々に眺めたり、車内に座ってみたりしていた。イベントではその3台の前にトークショーも行われた。
イベント来場者の注目は「マーチNISMO」に集まった。展示されていたのは1.5Lエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「マーチNISMO S」。今まで現行マーチは同クラスの「トヨタ・ヴィッツ」「ホンダ・フィット」「スズキ・スイフト」といったライバルから後塵を拝していたが、今回のNISMOモデルの登場によって巻き返しできるのではないかとその様子を見ながら感じた。
実際に実車を見るとそのワークスチューンならではの美しい外観と内装が非常に魅力的ということが感じた。ホワイトボディにレッドラインというシンプルながらもNISMOだからこそ惹きつけるモノがある。インテリアもベースモデルと比較して段違いに質感が上がった。黒を基調とし、赤のステッチ入りのスポーツシート、グリップ部分にアルカンターラを採用したレッドセンターマーク付3本スポークステアリングが早くドライビングをしたいという気持ちを奮い立たせた。
もう1台の主役、フェアレディZ NISMOも以前に販売されていた「Ver.NISMO」からNISMOのレーシングスピリットからの拘りを随所に取り入れたプレミアムスポーツカーに仕上がっている。SUPER GTからの経験から得た専用デザインのエアロ、乗りやすさとレッドゾーンまで気持ちいい加速感をドライバーに伝えるパワフルなエンジン、高い運動性能とプレミアムカーとしての乗り心地を両立するためにヤマハの技術も導入された足回りなど豪華装備が500万円台というプライスでこれだけのスポーツカーを手にすることができるのは日産の技術力の高さだろう。
しかし今回の発表会の主役はマーチNISMOであったようだ。
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