第86回ル・マン24時間、8号車トヨタがポール獲得! 詳細ページ(13756) - イベント・レースレポート

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第86回ル・マン24時間、8号車トヨタがポール獲得!




前日に続き、予選セッションが行われた第86回ル・マン24時間耐久レース。6月14日は、まず午後7時から2時間にわたる予選2回目がスタートしたが、開始早々からコースアウトする車両が出て、早速赤旗に。車両がガードレースに接触するなどして、修復に時間を要したため、20分ほどセッションが中断した。だが、それから小一時間も経たないうちに、再びタイヤバリアに1台の車両が激突。同様に修復に時間がかかると判断した主催者は、この赤旗を持ってセッション終了を決断。結果、予選3回目のセッションで時間を30分延長し、その開始時間を前倒しすることとした。
 
午後9時30分にスタートした予選3回目。まだ日没まで時間が残されており、曇り空といえどもタイムアタックを敢行するには申し分のないコンディションの中で最後のアタックチャンスになるのは間違いなさそうだ。ピットロード出口から一番遠い場所にチームピットを構えるトヨタ陣営は、シグナルグリーンのタイミングを考慮し、まず8号車が早めにピットを離れた。それから3分後、7号車も追随。それぞれのステアリングを握ったのは、8号車が中嶋一貴、そして7号車が小林可夢偉だった。
 
限りなくクリアラップに近い状態でのアタックが可能となった一貴は、3分15秒377をマーク。初日に一貴自身が打ち立てたトップタイムを更新してみせた。一方の可夢偉もアタックチャンスを狙って一部のセクタータイムでは自己ベストを更新していたが、コース上でGTクラス車両に引っかかってしまい、刻んだタイムは3分17秒523。自身が初日の予選1回目でマークしたベストタイムに0.2秒遅れることとなり、惜しくもトップを奪取するには至らなかった。
 
その後のセッションは、終盤に入ると雨が降り始め、アタックチャンスは実質失われることになったが、かわりに雨の中の走行シミュレーションをするチームも多く、決勝に向けての下準備を行っていた模様だ。タイムアタックを終えたトヨタの2台も、その後幾度となくドライバー交代を繰り返しつつ、最終調整を継続。その流れでセッションが終了したため、結果、8号車によるポールポジション獲得が決定した。これに僚友の7号車が続き、トヨタ2台がフロントローから決勝スタートを切ることになる。
 
なお、LMP1の3番手に着けたのは、ル・マンの優勝経験者を2選手手揃えるNo.1 レベリオンレーシング(A.ロッテラー/N.ジャニ/B. セナ組)だった。
 
(PHOTO&TEXT : MOTOKO SHIMAMURA)
 
・第86回ル・マン24時間レース予選順位(LMP1クラスのみ上位3台)
<LMP1>
1.No.8 トヨタ・ガズー・レーシング(S.ブエミ/中嶋一貴/F.アロンソ)3’15.377
2.No.7 トヨタ・ガズー・レーシング(M.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス)3’17.377
3.No.1 レベリオン・レーシング(A.ロッテラー/N.ジャニ/B.セナ)3’19.449
 
<LMP2>
1. No.48 アイデック・スポーツ(P.ラファーグ/P.L.シャタン/M.ロハス)3’24.842
 
<LMGTE Pro>
1. No.91 ポルシェGTチーム(R.リエツ/G.ブルーニ/F.マコヴィッキ)3’47.504
 
<LMGTE AM>
1. No.88 デンプシー-プロトン・レーシング(M.カイローリ/K.アル・クバイシ/G.ローダ)3’50.728
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