FUJI SPRINT CUP最終日、大団円にて終了! 詳細ページ(7932) - イベント・レースレポート

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FUJI SPRINT CUP最終日、大団円にて終了!




11月24日、静岡・富士スピードウェイでJAF Grand Prix SUPER GT & SUPER FORMULA ~FUJI SPRINT CUP 2013~のイベント2日目が行われ、全日本選手権スーパーフォーミュラおよびSUPER GT第2レースをはじめとするイベントが行われた。

 

前日に引き続き、寒さを感じながらも青空が広がった富士スピードウェイは終日レース日和に恵まれた。まずパレードやイベントで出走する全車両がグリッドにつく「オールグリッドウォーク」などのセレモニーが行われ、イベントをより華やかなに演出。そして、お昼前にはスプリントカップ恒例となった「レジェンドカップ」が行われた。このレースは往年の名選手らが“オヤジたちの熱いバトル”を繰り広げるお楽しみの一戦なのだが、あまりのヒートアップぶりに今回はルールを変更。オーナードライバーとコンビを組んでTOYOTA 86もしくはスバルBRZを駆っての戦いとなった。

 

それでもなおアツくなるドライバーたちには、笑いを誘うようなユニークなペナルティが提示されるなど、今回もネタたっぷりのオモシロおかしいレースとなったが、その中で優勝をさらったのは元F1ドライバーの片山右京氏と彼が監督を務めるチームドライバーの谷口信輝のコンビ。ともに“魅せる”パフォーマンスが十八番のドライバーとあって、観客も多いに盛り上がった様子だった。

 

午後一番のレースとなったのは、スーパーフォーミュラ。22周、100kmの戦いはシリーズ最終戦で観ることができなかったチャンピオン争いに絡んだドライバーたちによるシーズン最後の戦いにもなった。最終戦を欠場し、チャンピオンを獲り逃したアンドレ・ロッテラーは予選14位と出遅れた。また、その最終戦で劇的な逆転の末にタイトルを手にした山本尚貴も9番手と決してベストとはいえないポジションからのスタートを強いられた。

 

レースは自身初ポールポジションを手にしていた国本雄資が好スタートを決め、逃げの態勢を敷く。背後からは予選2番手のロイック・デュバルが国本を追い立てるものの、逆転のチャンスはなかなか巡ってこない。そのうちに2台の差がじわりじわりと離れていった。結果,終盤になっても2台の動きには変化はなく、変わりに3位以下のポジション争いに小さな変動があったに留まり、トップの国本、2位のデュバル、3位には予選5番手からスタートした松田次生が続くこととなった。

 

◎SUPER FORMULA決勝結果(トップ6)
1.No. 39 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)31’27.103 22L
2.No. 8 ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)+1.632
3.No. 20 松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)+2.548
4.No. 1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)+3.750
5.No. 16 山本尚貴(TEAM 無限)+4.661
6.No. 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)+5.257

 
午後、2時すぎからはSUPER GTの第2レースが前日同様にGT300、500の順に開催された。前日の第1レースの動向を参考に、今季最後のレースに挑むことになったのだが、各クラスともそれぞれ盛り上がりのある戦いを披露した。

 

まず。GT300ではポールポジションから第1レースに続いての連勝を目指す3号車星野がスタートを決めるべく、相当の意気込みを見せた。だがそれが裏目に出て完全なフライングスタートになり、後にペナルティを科せられることに。代わってトップに立ったのは予選2番手スタートの55号車の高木だったが、後続車両の勢いに飲まれるように次第にポジションを下げてしまう。

 

その一方であっという間にトップの座を奪取したのが、2号車の加藤寛規。マクラーレンMP4-12Cを巧みにドライブするベテランドライバーの極みを存分に披露する。予選3番手の11号車の平中が前方の車両を逆転して2位に浮上、最終盤に加藤へと迫り、激しいテール・トゥ・ノーズへと持ち込んだのだが…。トップを快走していた加藤に対し、平中はすでにバトルを繰り返した後。そのため、タイヤに余力はなく、いっぱいいっぱいの状態。結果、加藤が破顔一笑の勝利を手にすることとなった。

 

また、第1、第2レース総合結果により、JAF Grand Prixタイトルを手にしたのはNo.11 GAINER DIXCEL SLSとなった。

 
大会のラストレースとなるGT500がスタートした午後3時35分。ほぼ夕暮れ時が迫る中、各車がスタンディングスタートを経て、1コーナーへと向っていった。トップからスタートを切った6号車の大嶋は、優勝をさらったシリーズ最終戦同様に力強い走りで盤石の態勢。これに続いたのは早々にポジションを一つ上げた36号車の中嶋。そして3番手には、12号車のJP・デ・オリベイラが7番手から大きくポジションアップを果たしていた。

 

実力者によるバトルを期待したいところだったが、中盤以降、2位と3位との差が大きく開き、3番手オリベイラは4位に後退していた38号車の平手から猛追を受け、ポジション死守にすべてを費やすことになってしまった。2番手中嶋は最後の最後までトップ大嶋に要所要所で仕掛けて行くのだが、ついに万策尽きる形でチェッカー。結果、6号車がポール・トゥ・ウィンを達成した。

 

なお、GT500は総合結果で17号車が最高ポイントを獲得、JAF Grand Prixタイトルを手中に収めた。

 
◎SUPER GT決勝結果(各クラストップ3)
・第2レース
GT500
1.No. 6 大嶋和也(ENEOS SUSTINA SC430)34’31.193 22L
2.No. 36 中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SC430)+0.229
3.No. 12 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)+11.921

GT300
1.No. 2 加藤寛規(エヴァRT初号機アップルMP4-12C)36’42.791 22L
2.No. 11 平中克幸(GAINER DIXCEL SLS)+0.576
3.No. 4 谷口信輝(GSR 初音ミクBMW)+4.053










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