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2018年WEC 富士6時間耐久レース プレビュー




スーパーシーズン初年度のWEC、富士での見どころ
 
ひと雨ごとに本格的な秋の訪れを感じるようになった日本列島だが、先週のF1日本グランプリに続いて12日から14日の間、静岡・富士スピードウェイでも世界選手権が開催される。世界耐久選手権「WEC 6Hours of Fuji」は2012年から今年で7回目。これまでシーズン終盤戦に位置づけされる中での一戦だったが、今年のWECは2018/19年と年をまたいで開催する”スーパーシーズン”となり、今回の富士戦はまだ4戦目。全8戦で展開するシーズンとしては前半戦の折返しとなるだけに、またこれまでとはひと味もふた味も異なる展開が見られそうだ。
 
トヨタにとっては母国凱旋レースに
今シーズン第2戦として行われたル・マン24時間耐久レースで、悲願の優勝をワン・ツー・フィニッシュという形で達成したTOYOTA GAZOO Racing。チームにとって、今大会は母国凱旋レースとなる。もともとトヨタのホームサーキットとして知られる富士だけに、是が非でも今回もル・マン同様、表彰台の真ん中に立つことを第一の目標としているのは当然のことだ。
 
もともとTOYOTA GAZOO RacingはWEC富士戦とは相性が良く、結果として善戦している。過去6戦中、優勝はなんと5回という好成績を上げている。ル・マン同様に、日本のファンへ再びワン・ツー・フィニッシュを披露したいところであり、ひいてはシリーズ争いを考えても確実にポイントを稼ぎ、ライバル勢との差を広げたいのは言うまでもない。というのも、富士戦の前戦、イギリス・シルバーストンでの痛いミスをカバーする必要があるからだ。第3戦シルバーストンで、チームは8号車がル・マンに続き優勝、僚友の7号車が2位でチェッカーを受けた。しかし、レース後の再車検で車体剛性が不適合と判定され、2台が揃って失格扱いになっている。結果、チームポイントでは2番手のライバルチームに3ポイント差に迫られることになってしまった。この”痛手”からの挽回を目指し、是が非でも今大会でミスなく確実にポイントを計上するというミッションが存在する。
 
そのトヨタだが、2台のトヨタTS050ハイブリッドを駆るドライバー6人のうち、日本人は中嶋一貴と小林可夢偉のふたり。さらに着目すべきは、現役F1ドライバーとしても活躍するフェルナンド・アロンソであるのは間違いない。今シーズン、WECへデビューを果たしたアロンソ。F1ではマクラーレンでシングルシーターの戦いを続けているが、久しく表彰台に上がってはいない。一方、WECではル・マン初制覇はもちろん、シリーズタイトル獲得を目指して好位置につけるだけに、この富士戦においても表彰台の真ん中に立つことを誰よりも望んでる。もし、アロンソが駆る8号車が勝てば、2008年、富士で開催されたF1日本GPでの勝利以来となるといい、10年ぶりの美酒に酔うことになるのだとか。アロンソの奮闘にも注目が集まる。
 
■EoTの影響による攻防戦も楽しみのひとつ
WECのトップカテゴリーであるLMP1において、唯一のワークスとして参戦するTOYOTA GAZOO Racing。これに対し、プライベーターチームとしてLMP1にチャレンジするチームはハイブリッド車両ではなく、ノンハイブリッド車両での参戦を継続させている。システうが異なる車両同士が同じクラスで戦う場合、ポテンシャルの異なる車両のため、その実力差は歴然。そこでレースでのレギュレーションでギャップを縮め、性能の調整、均衡化を図っている。とはいえ、均衡化「EoT(イクイバレンス・オブ・テクノロジー=技術の均衡)」が導入されてはいるものの、正直なところレースペースでの速度差は大きく、1周あたり数秒単位の差がついてしまっている。
 
今大会を前に、EoTの変更が発表され、ハイブリッド車に対してさらにパフォーマンスの抑制処置が取られることとなった。結果、トヨタの車両TS050ハイブリッドには26kgのハンディウェイトが追加され、最低重量が904kgへと変更された。なお、レギュレーションでのノンハイブリッド車両の最低重量は、ターボ車で833kg、自然吸気車では818kgであるため、TS050ハイブリッドは最大で86kgものハンデが新たに課せられることになってしまった。
 
シーズン前、EoTの採用にあたり、TS050ハイブリッドの性能は固定し、対するノンハイブリッド車両の性能を調整する方法が採用されていたのだが、富士戦では新たにTS050ハイブリッドへ調整を強いることができたのは、トヨタ側の同意があったからと伝えられている。しかしその一方で、トヨタ側は燃費の優位性も失うと言われており、これまで以上にタフな戦いが要求されることになる。だが、より均衡化されたコンディション下での攻防戦が見られることになれば、観戦する側にとっては何よりの楽しみになるのは明らか。ハンデを負う中で手に汗握るバトルの展開で、面白みも倍増というわけだ。
 
変わりやすい秋の天候の影響を受け、降雨に見舞われることも多いWEC富士戦だが、今年こそは秋晴れの中での戦いを見届けたいものだ。
 
◎主なレーススケジュール
 
・10月13(土)
05:30 -    ゲートオープン
09:08 – 09:20 サーキットサファリ
09:30 – 10:30 WEC 公式練習3回目
12:15 – 13:45 WEC ピットウォーク(12:30 – 13:00 サイン会)
14:00 – 14:20 WEC 予選(LMGTE Pro & LMGTE Am)
14:30 – 14:50 WEC 予選(LMP1&LMP2)
 
・10月14日(日)
06:00 -    パドックオープン
07:55 – 08:55 WEC ピットウォーク(8:05 – 8:35 サイン会)
10:15 – 10:45 WEC グリッドウォーク
10:56  WEC フォーメーションラップスタート
11:00 – 17:00 WEC 6Hours of Fuji 決勝レース(6時間)










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