SUPER GT第8戦もてぎ、No.37 KeePer TOM’S LC500が勝利するも、王座はNo. 6 WAKO’S 4CR LC500に! 詳細ページ(15759) - イベント・レースレポート

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SUPER GT第8戦もてぎ、No.37 KeePer TOM’S LC500が勝利するも、王座はNo. 6 WAKO’S 4CR LC500に!




11月3日、栃木・ツインリンクもてぎにおいて2019年SUPER GT最終戦の決勝レースが53周にわたって行われ、予選4番手スタートのNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)が上位陣を跳ね除け、今季待望の初優勝を飾った。その一方で、レースを2位で終えたNo. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太組)がシーズン2勝を挙げたアドバンテージを活かし、シリーズタイトルを獲得している。
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11月最初の週末、連休の中で行われたSUPET GTの最終戦は連日小春日和の快晴に恵まれ、サーキットには2日間で訪れた5万6千人の観客が足を運んだ。シリーズタイトルを巡り、僅差での争いとなった今シーズン。その決戦の幕開けは、まずポールポジションのNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛組)がスタートから快調にレースをリード。1秒強のマージンを築き、周回を重ねる。一方、優勝がタイトル獲得の条件でもある37号車は、予選4番手からクリアスタートを決めると早速に前方車両をパス。5周目には2番手までポジションを上げた。同じチームでもある36号車との差を瞬く間に詰めた37号車のキャシディ。先行する36号車の一貴がGT300クラスの周回遅れに行く手を阻まれる隙に逆転を狙ったが、厳しい攻防戦を避けて19周終わりにルーティンのピットインを敢行する。やや早めのタイミングかに思われたが、これを見てライバルチームも追随。この周に他3台、翌周にはトップ36号車もピットインしたことで、インラップ、ピット作業、アウトラップという各時間の合算により、コースに復帰した各車のマージンに変化が生まれた。
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ひと足先にピットインを済ませた37号車の平川は、コースに復帰したばかりの36号車の関口に急接近。関口はときに挙動を乱しつつもなんとか平川の攻撃を封じ込める。だが、平川の勢いに変わりはなく、ついに32周目の3コーナーで逆転を果たした。2台のトップ争いはこれで終わったが、それを直後で見ていたのが6号車の山下。ラインを変えながら前の関口を揺さぶり、ついに38周目の90度コーナーから併走する形となった2台、最終コーナーで接触。コーナーを曲がりきれずにそのままダートに飛び出した。ただ、両者とも勢いを保ったままホームストレートを通過。この時点で山下、関口の順に入れ替わった。
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トップの37号車は”我道を行く”レースペースでトップをキープ。2位に浮上した6号車は接触により、クルマにバイブレーションが出ていたが、3番手の36号車を押さえるには問題なく、そのまま周回を重ねていく。一方、36号車は最後まで6号車に追随し続けたが、再逆転までには至らず。3位でフィニッシュした。37号車にとっては2位に12秒強もの大差をつけてチェッカーを受ける完勝となり、待望の今シーズン初優勝を飾る形でレースを終えた。だが、シーズン中の合計獲得ポイントにより、2位チェッカーの6号車に2点及ばず。2017年のシリーズチャンピオンは、昨シーズン、そして今シーズンと連続でランキング2位という辛酸を嘗める形で戦いを終えている。一方、シリーズタイトルを獲得した2位チェッカーの6号車。大嶋、山下両選手揃って初めてのGT500クラスチャンピオンを手にすることとなったが、チームとして2002年以来、17年ぶり2回目の栄冠となった。なお、チームタイトルは、優勝した37号車が2017年以来となる2回目のタイトルを手にした。
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GT300クラスは、シリーズ争いでトップに立つNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺組)が2位に14.5点差を持って決戦に挑んだ。5位スタートの55号車はベテラン高木がスタートを担当。序盤から攻防戦を繰り広げるも、着実に周回を重ねると折り返し時点で3番手まで浮上した。
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だが、ルーティンのピットワークでタイヤ無交換を敢行したNo.65 LEON PYRAMID AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥組)がじわりじわりとポジションアップ。策が講じて予選3番手からトップに躍り出ると、そのまま後続との差を開いていく。結果、15秒以上の差をつける独壇場。ところが、ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がった65号車が突然失速。力なくメインストレートを走っている脇を、2番手につけていたNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信組)が駆け抜け、大逆転! というドラマチックな終宴を迎えた。65号車はかろうじて2位でチェッカー。3位には、No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南組)。予選でまさかの17番手に甘んじた96号車だが、猛追撃を見せ表彰台の一角を手にしている。55号車は手堅く4位でチェッカー。結果、全8戦においてすべて入賞を果たし、GT300クラスのシリーズチャンピオンを手にすることとなった。ルーキーの福住にとっては自身初タイトルだが、ベテラン高木にとっては2度目のタイトル獲得。また、チームにとっても高木同様2002年以来となる2度目の王座獲得となった。
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・第8戦ツインリンクもてぎ 決勝結果 各クラストップ3
GT500
1.No.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)1:31’25.868 53Laps
2.No. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太組)+12.169
3.No.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛組)+14.871
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GT300
1.No.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信組)1:32’19.435 49Laps
2.No.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟組)+4.677
3.No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南組)+13.484
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2019年シリーズランキング 各クラストップ3
GT500
1.No. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太組)85Pt
2.No.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)83Pt
3.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)52.5Pt
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GT300
1.No.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺組)69.5Pt
2.No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南組)58Pt
3.No.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信組)48Pt
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