SUPER GT第3戦鈴鹿、決戦でもトムスがワン・ツー達成! 詳細ページ(15269) - イベント・レースレポート

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SUPER GT第3戦鈴鹿、決戦でもトムスがワン・ツー達成!




5月26日、2019年SUPER GT第3戦の決勝レースが三重・鈴鹿サーキットで行われ、強い日差しが照りつける中、ポールポジションからスタートを切ったNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛組)が波乱含みの展開を物ともせず、待望の今季初勝利を飾った。また、2番手には僚友のNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)が続き、予選同様にTOM’Sがワン・ツーフィニッシュを達成している。
 

前日の予選同様、ドライコンディションに恵まれた鈴鹿。若干薄曇りの時間が多かったものの、”前倒し”の夏日での決戦はタフな一戦となり、レース中も接触やマシントラブルなどが発生する荒れたものとなった。午後2時30分、三重県警の白バイとパトカーが先導するパレードラップが幕を開ける。開幕戦以降、雨続きだった決戦はついにシーズン3戦目にしてドライコンディション下で行われることとなった。その後のフォーメーションラップを終えると、いよいよ52周に渡る戦いがスタート。ポールポジションの36号車には中嶋一貴がステアリングを握り、2番手37号車には平川亮が乗車。さらに3番手には予選6番手から順調に3番手へと浮上したNo. 6 WAKO’S 4CR LC500の山下健太が続き、レクサス勢がトップ3を奪って快走した。
 

そんな中、17周目に1台の車両が130Rでタイヤをバーストさせてオーバーランし、クラッシュ。これを受け、セーフティカーがコースインする。なお、クラッシュしたのは、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ。予選10番手から上位を目指し奮闘中にまさかのアクシデントで戦列を去ることとなった。一方で上位陣はSC導入により各車の差が消滅する。SCは22周終了までコースに留まったが、レース再開を機にルーティン作業に入ったのは、6台。その中でNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GTがすばやい作業と絶妙のタイミングでコースに復帰し、ポジションアップを実現させた。
 

レースは後半に入ると、全車両がルーティンを完了。名実ともにトップに立ったのは、またしても36号車。これに6号車が背後に迫り何度も逆転を試みるが、36号車の関口は巧みなブロックで6号車の大島をシャットアウトする。一方で、この2台のトップ争いに追いついてきたのが37号車のキャシディ。終盤に入るとペースアップした36号車に対し、追いつけなくなった6号車に襲いかかり、49周目に逆転を果たした。結果、36号車は8秒の差を築いてチェッカー。今季初勝利を上げることとなった。また、2位に37号車、3位に6号車が続き、3台のレクサスが今季初表彰台を手にしている。一方で、ホンダ勢のトップは4位のNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)、そして今回トラブルに多く見舞われた日産勢は、No.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー組)の8位が最高位だった。
 

GT300クラスも予想だにしない結果が待っていた。まず、クラストップスタートを切ったNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/佐藤公哉組)が順調にトップをキープする。SC明けにルーティンワークのためにピットイン。得意な戦略でもあるタイヤ無交換でコースへと復帰を果たし、後続とのマージンを築いた。一方、予選2位スタートのNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南組)は4輪交換を行っていたため、次第にペースアップ。再び2番手からトップの25号車との攻防戦へと持ち込んでいく。チェッカーまで10周を切った時点で逆転に成功した96号車。この勢いで逃げ切りのフィニッシュを果たし、早くもシーズン2勝目を実現させている。逆に25号車はファイナルラップで後続との僅差のバトルを強いられていたが、あろうことか最終のシケインカーブでまさかのオーバーラン。表彰台が手からこぼれていった。代わって2位を手にしたのはNo. 5 ADVICS マッハ車検 MC86(坂口夏月/平木湧也組)。初表彰台に立っている。3位には予選4位スタートのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)が続いている。
 

・第3戦鈴鹿 決勝結果 各クラストップ3
GT500
1.No.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛組)1:47’21.606 52Laps
2.No.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)+8.071
3.No. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太組)+10.534
 
GT300
1.No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南組)1:48’35.123 49Laps
2.No. 5 ADVICS マッハ車検 MC86(坂口夏月/平木湧也組)+23.005
3.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)+23.939
 

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