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SUPER GT第1戦岡山 プレビュー




2019年シーズン、初戦から激戦必至!

 
桜の開花も本州ではすでにピークを迎える中、いよいよ2019年のSUPER GTシーズンが開幕する。その舞台となるのは、おなじみ岡山国際サーキット。「晴れの国・岡山」の名に見合う陽気の中での一戦をぜひ見たいものだ。もちろん、その戦いに華を添えるGT車両もオフシーズンの間にテストを繰り返し、すでに戦闘態勢を整えてあとはもう号砲を待つのみだ。さまざまな見どころ満載の開幕戦はどのような戦いになるのだろうか。
 
■GT500は新たなコンビに注目
レース界におけるオフシーズンの話題。それはなんと言ってもドライバーの顔ぶれがどうなるか、だろう。どのドライバーがどのチームのステアリングを握るのか、はたまた若手ドライバーがGT500のシートを新たに掴むのか、逆にシートを失うドライバーはいるのか…など、話のネタは尽きない。特に今年はチーム移籍、しかもメーカー移籍による”シート替え”が数多く見られるという、例年にない賑わいぶりだった。
 
そのシャッフルが激しかったのは日産。闘将・星野一義監督率いるインパルにトムスからジェームス・ロシターが移籍。若手で伸び盛りの佐々木大樹とNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rを駆ることになった。12号車に限らず、日産勢は過去2年でシーズンをそれぞれ1勝するにとどまっていたこともあり、刷新の必要性があったように感じる。その結果がチーム編成にはっきりと現れた。ただ、これまでミシュランタイヤで何度もタイトルを手にしてきた松田次生とロニー・クインタレッリは不動のコンビとしてNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rをドライブする。ちなみにこれまで日産はミシュランタイヤを装着する車両を2台出走させていたのだが、残る1台にあるドライバーが参戦することになり、驚きをもって迎えられることになった。そのドライバーとは、フレデリック・マコヴィッキィ。そう、以前、”マコちゃん”の相性で親しまれたフランス人ドライバーだ。2013−14年とわずか2シーズンのみの参戦ながら、そのインパクトは大きく人気も高かった。今回のSUPER GTの復帰においては、ミシュランタイヤ側の強い要望によって実現したという話だ。それだけに、タイヤマイスターとしての働きが求められるだろうが、そのパフォーマンスに早くも注目が集まる。そのパートナーを務めるのが、トヨタドライバーとしてキャリアを積んできた平手晃平。2016年には、元F1ドライバーのヘイキ・コバライネンとのコンビでチャンピオンに輝いた実績の持ち主だけに、マコヴィッキィの心強い相棒になってくれそうだ。
 
この他、GT500では、坪井翔と牧野任祐がデビューを果たす。ともにフルシーズンでの参戦は初となるが、スポット参戦時に大活躍した経験の持ち主。坪井は昨年、第2戦富士でGT500デビュー戦。小林可夢偉の代役であったが、見事な走りで2位表彰台を獲得している。一方の牧野も2016年の第7戦タイ大会で同じく代役ながら、GT500クラスにデビューし、レースでは2位入賞を果たした。ラッキーなデビュー戦を経験しているツワモノが、フル参戦の初戦でどのような仕事ぶりを披露するのか、気になるのは言うまでもない。
 
■GT300はニューマシンが目白押し
マザーシャシーにJAF-GT車両、さらにはFIA GT車両まで、さまざまな車両で賑わうGT300クラス。リアルスーパーカーが一堂に会する絶好の場、とも言えるのではないだろうか。圧倒的な存在感ではGT500クラスに引けを取らない車両も少なくないが、とはいえ、GTAが定める厳しいレギュレーションによってGT300クラスに準じた戦いをするにあたり、サーキットの特性次第で”得手不得手”が顕著に出ることもある。とりわけ、距離が短め、かつテクニカルなレイアウトを持つ岡山では、コーナリングを得意とする車両へ有利に働きそうだ。
 
もちろん、実戦を重ねるごとに戦闘力を増している車両も数多くある。昨シーズンよりも今シーズン、ひいてはウェイトハンディがないフラットのコンディションである開幕戦ならではの激しいバトルにも期待がかかる。一方で初めてSUPER GTにお目見えする”黒船”の存在も忘れてはならない。F1でもお馴染み、あのマクラーレンがリリースするMcLaren 720Sがついに日本のサーキットを走ることになる。日本での市販車デビューは2017年7月。かつてF1界で名声を欲しいままにしたマクラーレンの名に恥じないような活躍を見せてくれるのか、否が応でも一挙一動が話題になることだろう。
 
なお、岡山大会ではGT300クラスの予選・Q1が2組に分けて行われることになった。昨シーズンもSUGO戦で導入されたが、今年は開幕戦から実施される。ちょっとしたタイミングで思わぬ予選落ちを強いられることもあるだけに、2組に分けてのタイムアタックはGT300クラスのドライバーにとって救いの手になるのか、早速Q1の時点から見どころ満載の大会になりそうだ。
 

■主なタイムスケジュール
4月13日(土)
07:00 – 07:45 オープンピット
08:50 – 10:35 公式練習
08:50 – 10:15 : GT500&GT300
10:15 – 10:25 : GT300
10:25 – 10:35 : GT500
10:45 – 11:05 サーキットサファリ
12:15 – 13:10 ピットウォーク
14:45 – 15:28 ノックアウト予選(Q1)
14:45 – 14:55 : GT300 A組
15:03 – 15:13 : GT300 B組
15:18 – 15:28 : GT500
15:38 – 16:06 ノックアウト予選(Q2)
15:38 – 15:48 : GT300
15:58 – 16:06 : GT500
17:25 – 18:10 GTキッズウォーク
 
4月14日(日)
09:35 – 10:15 ピットウォーク
10:35 – 11:00 SUPER GT:選手紹介
12:35 – 12:50 オープニングセレモニー
12:55 – 13:15 ウォームアップ走行
14:30 – 決勝レース(82Laps)










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