SUPER GT第8戦ツインリンクもてぎ プレビュー 詳細ページ(14219) - イベント・レースレポート

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SUPER GT第8戦ツインリンクもてぎ プレビュー




最終決戦、王座を巡るラストレース!
 
いよいよ2018年のシリーズチャンピオンが確定するSUPER GT最終戦が近づいてきた。11月10-11日、栃木・ツインリンクもてぎにおいて開催される「MOTEGI GT 250km RACE GRAND FINAL」は、今シーズンのチャンピオン確定レースであり、シーズン最後を締めくくる大決戦となる。開幕戦以来となるノーウェイトでの戦いは、どのチームにとっても有終の美を飾るための大事な一戦。もてぎでは全車が激しいバトルを繰り広げることになりそうだ。
 
■なるか、チームクニミツ初の戴冠
GT500クラスにおけるランキングトップは、No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン組)。これに続くのが、昨年のチャンピオンNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ組)だ。100号車は第6戦SUGOで勝利し、暫定ランキングトップへと躍り出た。一方の1号車はシーズン中盤、厳しい戦いが続くも、コツコツとポイントを重ねつつ、ついに前回のオートポリス戦でシーズン初勝利を実現。これにより、100号車と1号車の獲得ポイントは67ポイントと同点になった。現時点で勝利数はともに1回。一方、2位入賞回数は100号車が1号車を上回る2回であるため、100号車が暫定トップ扱いとなる。しかし、1号車も最終戦のもてぎで3位以上、そして100号車より先にゴールラインを切れば2連覇を達成することができる。
 
ランキング3番手につける1号車の僚友、No.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴は1戦欠場につき、3位は関口雄飛のみ)は最低条件がかなり厳しい。2位以上でチェッカーを受けるだけでなく、ランキング上位2台が8位以下に終わらなければチャンピオンの称号を手にすることができない。なお、タイトル獲得の可能性を持つのはランキング4位につけるNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)までだが、こちらも自力優勝の上、他車がかなり後方に沈まないとチャンスが巡ってこないため、実質タイトル争いはトップ2台に絞られていると言ってもいいのではないだろうか。そして、注目すべきは100号車を走らせる「チームクニミツ」は、SUPER GTそしてその前身カテゴリーである全日本GT選手権からの参戦チームではあるが、いまだかつてこのカテゴリーでタイトル獲得を果たしていない。「国さん」の名で親しまれている髙橋国光総監督が、ついにSUPER GTのビッグタイトルを手にすることができるのか。山本尚貴とジェンソン・バトンに託された夢は実に大きいと言えるだろう。
 
■NSX-GTとLC500だけじゃない!? 逆襲を狙うGT-R
全8戦中、7戦を終えてNSX-GTが3勝、そしてLC500も3勝と勝ち星を分け合う一方、GT-Rは第2戦富士での1勝に甘んじている。タイトル争いにおいても残念ながらGT-R勢の名を見つけることはできない。第6戦SUGOではNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー組)が予選2位から快走を見せ、優勝も見えていたのだが、途中からマシンの不調によりポジションダウン。表彰台には上がったものの、3位に甘んじた。
 
一方で気になるのが、ミシュランタイヤを武器に躍進を続けてきたNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)の失速。これまでは仮に予選で後方に沈んだとしても、決勝でじわりじわりとポジションアップを果たし、”気がつけば23号車”的な粘り強さを見せるのが定石だった。だが、ここのところ後方からのジャンプアップは影を潜め、ライバル達との戦いに飲み込まれている状況が続いている。だが、昨シーズンのもてぎ戦では予選でコースレコードを更新するポールポジションを獲得。レースでもライバルを引き離しての勝利を実現しているだけに、今大会も逆襲が見られるのか、GT-Rファンならずとも大いに気になるところだ。
 
■GT300は、コンビ2年目の55号車が王手
GT300クラスはNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー組)とNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/中山雄一組)がそれぞれ2勝を挙げている。しかし、55号車がランキングトップに対し、96号車はランキング6位と差を着けられている。つまり、複数の優勝があっても、それ以外の成績が振るわなければライバルを制することができない、ということだ。事実、ランキング2位につけるNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥組)は今シーズン一度も表彰台に上がってはいないが、全レースで入賞を果たして好位置につけている。トップ55号車とのポイント差は12点と決して小さくはないが、96号車が念願の今シーズン初勝利を達成させ、かつ55号車が下位に沈むという結果になれば、大逆転チャンピオンというドラマが実現する。チェッカーを受けるまで何が起こるかわからないというのがレースだけに、55号車とて楽なレースになるという考えはないだろう。まずは自らにかかるプレッシャーを跳ね除ける強い戦いをすることこそが、タイトルへの近道になるのかもしれない。
 
GT500、300両クラスとも、チャンピオン争いに加え、シーズン初優勝を目指して全開で攻めのレースを見せるチームも多くなる最終戦。まさに総力を挙げて戦うもてぎ戦は、最後の最後まで見どころ多い一戦になるに違いない。

 
■主なタイムスケジュール
11月10日(土)
07:00 – 07:35 オープンピット
08:50 – 10:35 公式練習
08:50 – 10:15 : GT500 & GT300
10:15 – 10:25 : GT300
10:25 – 10:35 : GT500
10:45 – 11:00 サーキットサファリ
11:45 – 12:30 ピットウォーク 
14:00 – 14:35 ノックアウト予選_Q1
14:00 – 14:15 : GT300
14:20 – 14:35 : GT500
14:45 – 15:13 ノックアウト予選_Q2
14:45 – 14:55 : GT300
15:03 – 15:13 : GT500
16:20 – 16:50 GTキッズウォーク
 
11月11日(日)
09:45 – 10:40 ピットウォーク
11:00 – 11:25 選手紹介
11:55 – 12:15 ウォームアップ走行、スタート進行
13:30 -     決勝レース(53Laps)










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