山本&バトンのNo.100 RAYBRIG NSX-GTが初優勝 詳細ページ(14043) - イベント・レースレポート

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山本&バトンのNo.100 RAYBRIG NSX-GTが初優勝




心配されていた天候の崩れもなく、秋晴れのレース日和に恵まれたSUPER GT第6戦SUGO大会の決勝日。レースは今シーズン初めてポールポジションを手にしたNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン組)が序盤に後続との差を築き、途中、セーフティカーが導入される波乱の展開を物ともせず優勝。山本、バトンのコンビで初優勝を果たした。
 
時折、強い日差しが照りつけたスポーツランドSUGO。気温26度、路面温度37度のコンディションの下、81周の決戦の幕が上がった。ポールスタートの100号車の山本はスタート直後から2位との差を引き離しにかかる。一時は6秒強の差があったが、17周を過ぎるとペースが下がり、2番手No.12 カルソニックIMPUL GT-Rのヤン・マーデンボローの攻めが実を結び、23周目にトップを奪った。そして迎えたルーティンのピットイン。一足先に作業を終えた100号車は39.6秒でコースに復帰。これに対し、12号車は43.8秒と時間がかかってしまう。結果、12号車が作業を終えてコースに戻ると瞬く間に100号車が背後に迫り、逆転に成功。100号車は改めてトップから周回を重ねていくこととなった。
 
レース中盤は100号車が安定した速さで2位以下に10秒以上の差をつけてレースを牽引。そのまま終盤へと向かったが、ここでドラマが待ち受けていた。69周を走行時、セーフティカーがコースイン。レースがコントロール下に置かれてしまう。これはGT300クラスの車両同士の接触により、1台の車両がSPコーナーでクラッシュしたため。結果、コース上で隊列の整理が行われ、100号車が築き上げたリードは水泡に帰してしまう。
 
セーフティカーランは75周をもって終了。レースが再開すると、100号車はNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)からの猛追に遭うも、僅差の戦いを防戦。そのまま81周のチェッカーまで攻防戦が繰り広げられたが、100号車が逃げ切り勝利を達成した。なお、100号車、そしてチームドライバーの山本にとっては2015年第6戦SUGO大会以来の優勝。また、今シーズンからSUPER GTにフル参戦中の元F1ドライバー、バトンは7戦目で初優勝を果たすこととなった。

一方のGT300クラス。ポールポジションスタートのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)がスタート奪取を決め、すぐさま後続との差を開いていく。予選2位以下のライバルがポジションを落とす中、独走態勢を築いていった。これに対し、2番手に浮上したのがNo.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/吉田広樹組)。予選5番手から序盤でポジショアップに成功し、常に優勝のチャンスを伺う位置で周回を重ねていった。しかし、61号車のズバぬけた速さには及ばず、2番手をキープするのが精一杯。逆に3番手争いは激しい攻防戦を繰り広げることになったが、タイヤ2本交換でピット作業を削り、ライバルの猛追を跳ね除けたNo. 0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)が最後の表彰台の一角に上がることとなった。なお、優勝を果たした61号車にとって、表彰台の真ん中は2016年第6戦以来となっている。

 
・第6戦SUGO 決勝結果 各クラストップ3
GT500
1.No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン組)1:52’08.765 81Laps
2.No. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)+0.562
3.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー組)+1.350
 
GT300
1.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)1:53’01.934 76Laps
2.No.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/吉田広樹組)+6.302
3.No. 0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)18.117
 
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