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強さを発揮したNo. 8 ARTA NSX-GT、ポール・トゥ・ウィン達成




2018年 SUPER GT第3戦鈴鹿「SUZUKA GT 300km -FAN FESTIVAL-」の決勝を迎えた三重・鈴鹿サーキット。5月20日に行われた52周の決勝レースは、ポールポジションからスタートを切ったNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)がレースを巧みにコントロール。レース後半、激しいトップ争いを繰り広げる中、今季初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾っている。
 

前日に吹き荒れた強風も鳴りを潜め、快晴に恵まれた決勝日。例年よりやや低い気温、そして冷たい風が吹いたものの安定したレース日和となった。当初午後2時40分からのスタートを予定していたが、サーキット内のシステム調整に思いの外時間を擁し、実際のスタートが切られたのは、40分遅れの午後3時20分だった。気温21度、路面温度34度の中、全車クリアスタートを切るとすぐさま激しいポジション争いが始まる。その中で、ポールスタートの8号車は、スタートドライバーの伊沢が快調に飛ばし、後続との差を着実に築き上げていく。一方、予選2位をキープしたNo.100 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンだったが、予選4番手からポジションアップしてきたNo.1 KeePer TOM’S LC500のニック・キャシディが猛追。一触即発の僅差で周回を重ねていた。
 

レースは13周目、No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンがデグナー2つ目でスピンアウトを喫す。これを受け、コースにはセーフティカーが出動。各車ペースダウンし、整列を整える事態となる。トップ快走中の8号車にとっては、構築したマージンを一気に喪失するアンラッキーな出来事になったが、再スタート後もトップを死守して中盤戦へ。なお、上位争いの中で真っ先にコースインしたのは100号車。セーフティカーラン後のリスタートで1号車に逆転されたことを受け、ルーティンのピットインを行い、後半を山本に託すこととなった。結果的にはチームの英断が奏功。その後、トップ3が同一周回にピットイン。冷えたタイヤでコースに復帰した際、すでにタイヤが温まっていた100号車が12m1号車を次々と逆転。レース序盤同様、再びトップ8号車の背後につけ、逆転の機会を伺うことになった。
 

一時は0.5秒近くまで縮まった2台の攻防戦。8号車と100号車、2台のNSX-GTはともにソフトタイヤを装着中。だが、100号車は5周早くピットインしており、タイヤマネージメントが次第に厳しくなっていく。結果、タイヤのピックアップも始まり、じわりじわりとトップとの差が開いていく。よって8号車がシーズン初優勝を達成。100号車は開幕戦岡山大会に続いて2位表彰台に上がることとなった。なお、3位には序盤のポジションアップをキープした1号車が入っている。
 

一方、GT300クラスは後半の激しいバトルがレースを大いに盛り上げた。GT500クラス同様、クラスポールからスタートしたNo.96 K-tunes RC F GT3の新田守男がトップをキープ。コツコツと後方との差を積み重ねていたところにSCランとなり、仕切り直しとなったが、予選3位から2位へと浮上していたNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMGは、ピットイン時にタイヤ無交換でコースに復帰。優勝を狙っての博打を打ったが、終盤に入ると後続の度重なる猛追に”白旗”状態。最終的に8位まで順位を下げてレースを終えている。これで96号車の首位は安泰。チームに初勝利をもたらした。一方、2位争いは0号車の後退によってさらに激化。4-5台が一列になって攻防戦を展開し、その中から怒涛の追い上げでポジションを上げたのが予選2位のNo.25 HOPPY 86 MCだった。厳しいバトルを制し、2位を奪還。そして3位に続いたのはNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTだった。
 

■第3戦鈴鹿 決勝結果 各クラストップ3
GT500
1.No. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)1:45’36.770 52L
2.No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン組)+2.793
3.No.1 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)+11.387

 
GT300
1.No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/中山雄一組)1:48’14.458
2.No.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/坪井 翔組)+15.885
3.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)+22.555
 

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