SUPER GT第5戦富士 今季2度目の富士決戦、レクサスの連覇なるか? 詳細ページ(11469) - イベント・レースレポート

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SUPER GT第5戦富士 今季2度目の富士決戦、レクサスの連覇なるか?




2ヶ月ぶりとなった前回第4戦SUGO戦。今年もまた菅生の女神がいたずら好きの本性!?を見せ、波乱と混乱を産んだのは記憶に新しい。再三に渡るセーフティカーランがもたらしたのは、優勝争いのラインナップに名を連ねていなかったチーム同士による壮絶なバトルだった。その内容はSUPER GTの歴史に残るであろう見応えたっぷりのものだったが、戦う側は、改めてレースの怖さを思い知る一戦となった。それから間髪おかずに繰り広げられる第5戦富士。今度はどのようなドラマが待ち受けるのだろうか。

 

■続くか、レクサスの連勝
最後の最後まで勝者が誰になるか想像ができなかったSUGO戦。結局、表彰台の真ん中に上ったのはNo. 1 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/平手晃平組)で、レクサスLC500勢が開幕からの4連勝を達成した。内容としては、レクサス全6台のうち異なる4台がそれぞれ1勝を挙げているため、これでレクサスの中で未勝利は、No. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)とNo.19 WedsSport ADVAN LC500(関口雄飛/国本雄資組)の2台となった。なお、6号車は未勝利ながら過去3戦で表彰台に上がっており、現時点でドライバーズランキングトップに立っている。これを考慮すると、ウェイトハンディ的に負担が少ないのは19号車だが、ストレートエンドの長い富士では残るレクサス勢もまだまだ奮闘の余地があるといっても過言ではない。

 

とはいえ、表彰台の真ん中を狙うには、やはりウェイトが足かせとなる。SUGO、今回の富士、そして真夏の三連戦の最後を飾る鈴鹿1000kmをターニングポイントと捉えた場合、決して無理は禁物。表彰台が理想だが、最終的には1点でも多くのポイント獲得を狙う手堅いレースに徹する可能性もあるだろう。

 

■好調だが結果が残らないホンダ
大混乱のSUGOで一番割りを食ったのは、他ならぬHonda NSX-GT勢だろう。ポールポジションを手にしたNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志組)はドライバーが招いたミスで失速したが、No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/小暮卓史組)は走行中にまさかのリヤハッチのアクシデントに巻き込まれた。これはスタッフの整備ミスではないとのこと。現在、原因究明に躍起になっていると言われている。そしてオートポリスに続きSUGOでもSCランにリードを奪取されたNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)に至っては、強さも速さもしかとアピールして戦う中で足下をすくわれたのだから、不運としか言いようがない。このようにレースで結果を残せていないHonda勢ではあるが、実のところ予選での好調さには目を見張るものがあり、ポテンシャル大幅に向上しているのは確かなようだ。富士のコースレイアウトはNSX−GT向きではないとはいえ、ライバル勢よりもウェイトハンディが軽いことを味方に、上昇気流をなんとか継続させ、今度こそ結果を残す戦いをすることが早急の目標となるだろう。

 

では、結果を求めて苦心するホンダ勢に対して日産GT-R勢は、どうなのか。SUGOではウェイトの軽いNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正組)とNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がまさかの最後尾スタート。ところが、レースが始まるとじわりじわりとポジションアップ。決戦に強いベテランドライバーのレース運びが奏功する。さらに46号車に至っては、絶妙なタイミングでのピットインが幸運をもたらした。これにより、終盤、1号車とのバトルは観客のみならずレース関係者をも興奮の渦に巻き込むような大激戦となり、レースの醍醐味を見せつける好戦を繰り広げた。富士ではさらに暑さが厳しい戦いになる可能性も高いだけに、ますます本領発揮となる可能性が高い。もちろん、ミシュランタイヤ以外を装着するGT-R勢の奮闘にも目が離せない。

 

■GT300の主役は、FIA GT3へ!?
GT300クラスは、主役が交代しそうだ。というのも、オートポリス、SUGOは、コースレイアウト的にJAF GTまたはマザーシャシーが得意とする場所であったが、高速コースの富士は正直得意とは言い難い。となれば、主役交代のチャンス。つまり、FIA GT3がここぞとばかり、暴れるのではないだろうか。パワー、スピードを遺憾なく発揮できる場所で再びタイヤ戦争を含む、熱いバトルが期待できそうだ。

 

現在、ランキングトップはNo.25 VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太組)。しかし搭載ウェイトが重いため、この富士では表彰台狙いは正直厳しい。後半戦のタイトル争いで優位に立つための準備戦になると思われる。これに対し、今シーズン、あと一歩のところで表彰台の真ん中を逃している各チームが富士で目標実現に挑んできそうだ。いずれにせよ、ポテンシャルをキチンと引き出せる状況での戦いに持ち込めるかどうか、チームとしての総合力が問われる決戦になりそうだ。

 
■主なタイムスケジュール
8月5日(土)
07:00 – 07:45 オープンピット
08:50 – 10:35 公式練習
08:50 – 10:15 : GT500 & GT300
10:15 – 10:25 : GT300
10:25 – 10:35 : GT500
10:45 – 11:00 サーキットサファリ
12:00 – 12:50 ピットウォーク
14:35 – 15:10 ノックアウト予選_Q1
14:35 – 14:50 : GT300
14:55 – 15:10 : GT500
15:20 – 15:52 ノックアウト予選_Q2
15:20 – 15:32 : GT300
15:40 – 15:52 : GT500
18:00 – 18:40:キッズウォーク

8月6日(日)
10:35 – 11:25 ピットウォーク
13:00 -     オープニングセレモニー、選手紹介
13:50 – ウォームアップ走行、スタート進行
15:25 –     決勝レース(66Laps)
17:20 – 18:15 コースウォーク










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