波乱続きのSUPER GT第1戦岡山、勝利はKeePer TOM’S LC500の手に! 詳細ページ(11283) - イベント・レースレポート

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波乱続きのSUPER GT第1戦岡山、勝利はKeePer TOM’S LC500の手に!




4月9日、2017年SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝レースが、岡山県・岡山国際サーキットにおいて行われ、予選3番手スタートのNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)が安定した速さと強さをアピールし、シーズン初の勝ち名乗りを挙げた。

 

前日の予選から薄曇りの天気が続いた岡山。決勝日は時折薄日が差す天気ながら、前夜に降った雨の影響か、冷たい風が吹く一日となった。すっかりしない天気を象徴するかのように、レースも落ち着かない波乱の幕開けを迎える。

 

まず、決勝レース恒例となる岡山県警による白バイの先導でパレードラン、それからフォーメーションラップとなったが、この間に次々と不調に見舞われたのが3台のHonda NSX−GT勢だった。その中には、前日の予選でポールポジションを手にしたNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志組)も含まれており、スタートを前にして一旦赤旗中断になるという、まさかの展開となった。

 

レースはセーフティカーランによる81周への戦いへと変更。8号車に変わり、予選2番手だったNo. 6 WAKO’S 4CR LC500の大嶋和也が果敢な攻めの走りでトップを奪取したが、No.37 KeePer
TOM’S LC500のニック・キャシディが絶妙のタイミングで逆転に成功。オフシーズンのテストで好調だった37号車はその後も快調に周回を重ね、ルーティンワークのピットインを迎える。

 

中盤以降も、トップ37号車を筆頭に、6号車、No. 1 DENSO KOBELCO SARD LC500、No.38 ZENT CERUMO LC500、No.36 au TOM’S LC500、No.19 WedsSport ADVAN LC500とレクサス勢のLC500がズラリと並び、攻防戦を披露。そんななか、53周目にGT300車両が激しくクラッシュ、セーフティカーがコースインした。この後、車両整列が行われたことから上位争いの差はほぼ消滅。再び激しいポジション争いが再燃する。

 

落ち着かない展開になっても、37号車の平川は依然としてトップを死守。一方、背後に迫る6号車のカルダレッリも激しくプッシュし、逆転のチャンスを伺った。だが、このサーキットのコースレコード保持者でもある平川は、緩急をついた走りで後続の猛追をシャットアウト。待望の開幕戦初勝利を手にすることとなった。

 

2位6号車に次いで3位に入ったのは、1号車。新車投入初戦のGT500クラスでは、レクサスLC500がトップ6を占め、ライバルよりも頭一つ抜け出す結果を残している。

 

一方のGT300クラス。ポールシッターのNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥組)は、今季からブリヂストンタイヤを装着しており、まだ開発の余地がある中で奮闘するが、予選2位スタートのNo. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)が好走。序盤に逆転を果たす。その後も順調にトップを走る中で、セーフティカーランとなり、築き上げた後続との差を一気に消失する不運に見舞われた。だが、後半になっても強さ、速さに変わりはなく、再びレースをリード。底力を見せつけ、同コンビはおよそ3年ぶりの優勝を果たすこととなった。

 

・第1戦岡山 決勝結果 各クラストップ3
GT500
1.No.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ組)2:12’39.626 81L
2.No. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)+1.503
3.No. 1 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/平手晃平組)+2.761

GT300
1.No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)2:13’18.040 77L
2.No.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥組)+3.825
3.No, 9 GULF NAC PORSCHE911(ジョノ・レスター/峰尾恭輔組)+14.234

 










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