2017年シーズン始動。新車勢揃いの開幕戦を見逃すな! 詳細ページ(11278) - イベント・レースレポート

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2017年シーズン始動。新車勢揃いの開幕戦を見逃すな!




ついに2017年のモータースポーツシーズンが本格始動! ひと足先にオープニングラウンドを終えたスーパー耐久に続き、今週末は岡山国際サーキットにおいて、AUTOBACS SUPER GTシリーズが幕を開ける。「OKAYAMA GT 300km RACE」は、毎年波乱に満ちたレース展開を見せてくれるだけに、今年の戦いからも目が離せない。

 

■ついにニューマシン登場。GT500の勢力図が変わる!?
GT500クラスの戦闘マシンは、シーズン3年目の車両から一新、2017年は全車新型での戦いとなる。つまり、これまで築き上げられた勢力図がリセットされ、また違ったパワーバランスが生まれることになるのだ。もちろん、これまで各チームが長い時間をかけて収集してきたデータがゼロになってしまうわけではない。だが、やはり戦いのキーとなるのは新型車両。その車両をいかに速く、いかに強く走らせるかがチームであり、またドライバーでもある。つまり、すべての力がひとつになり、より大きな躍進を遂げられるかどうか。それがモータースポーツの魅力でもあるのだが、各チームがどのようなパフォーマンスを見せるのか、まずは開幕戦でお手並み拝見、となる。

 

■ガチンコ勝負から垣間見えるものは
シーズンを通して、できる限りイコールコンディション下での戦いを重視するSUPER GT。その結果、レース毎に設けられたルールがあり、勝利したチームにはハンディウェイトが与えれられる、というのはご存知のとおり。だが、開幕戦の岡山はまっさらのマシンでの戦い。つまり、ウェイトがない状態のガチンコバトルだから、ニューマシンのポテンシャルをじっくり見ることができるというわけだ。

 

戦いの場所、岡山はコース全長は3.7km強と長いほうではないが、国内サーキットの中でも屈指のテクニカルコースとして知られる。中低速でのセットアップがクルマの出来栄えを左右する可能性も高い。さらにはタイヤマネージメントもポイントとなる。この季節は天候次第で気温が上下しやすく、先読みが難しい。さらに、シーズンオフにサーキットはコース改修を実施、路面を張り替えている。新しいサーフェイスとタイヤをどうマッチングさせるかも、タイヤメーカーとチームが協力して見極めていく必要があるだけに、レースはまさに総力戦となること必至だ。

 

3メーカーの中で、オフシーズンに安定して好走を見せていたのは、レクサスLC500勢だった。3月中旬、岡山で実施された公式テストでは、No.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ組)の平川が、自身の持つコースレコードに肉薄するトップタイムをマークしていた。また、コンセプトカーから市販車ベースの車両となったHonda NSX-GT勢。レクサス勢に続くタイムを刻んではいたが、エンジンマウントが依然としてミッドシップであるために、BoP(性能調整)によって、最低車重がライバル車よりも29kg重い1049kgがになっていることもあり、タイヤへの負荷やストレートスピードなど、コンパクトなコースにどう合わせていくのかが、開幕戦に向けての課題になっていくことだろう。そして日産GT-R勢。岡山のテストでは必ずしもいい結果を残したとは言い難い。だが、“車両開発半ば”であり、ライバルを警戒している、という声も聞かれており、真の実力は本番を迎えてみなければわからない、といったところだ。

 

■GT300は百花繚乱、混戦間違いなし
ドライバーのコンビに大きな変化を見せたのが、GT300クラス。ふたり揃って変更、ではなく、新たなコンビネーションで躍進を狙おうという意気込みが伝わってくる。さらに、新たな車両が次々とSUPER GTにデビューを果たすというニュースも、レースファンにとっては大きな魅力だろう。

マザーシャシーで新たにお目見えするのは、マークX。さらに、FIA GT3車両では、イギリスの名車・ベントレーやレクサスRC F GT3が布陣を敷く。文字通り、百花繚乱というのが近年のGT300クラスの在り方だといえる。ドライバーもGTレースデビューを果たす若手だけでなく、かつてはGT500クラスでチャンピオン争いしたベテランドライバーも多く、コンパクトで抜きどころが少ない岡山のコースでは、GT500との駆け引きにもまったく動じないテクニックを披露してくれるはずだ。

なお、今シーズンは、決勝レース開催日のタイムスケジュールに変化があった。午前中に行われていた30分間のフリー走行がなくなったのだ。決勝に向けて最終チェックの意味合いを持つフリー走行だが、レース直前のスタート前チェック(ウォームアップ走行)が従来の8分間から20分間に拡大されたことにより、フォローができるとしている。なお、フリー走行に変わり、来場したファンがより現場で楽しんでもらえるように、とイベントステージを設け、予選上位ドライバーによるドライバートークショーなどの実施されるようだ。春の陽気に誘われるべく、週末の岡山でぜひともモンスターマシンのでデビューレースを目にしてほしい。

 

■主なタイムスケジュール
4月8日(土)
07:00 – 07:50 オープンピット
09:00 – 10:45 公式練習
09:00 – 10:25 : GT500 & GT300
10:25 – 10:35 : GT300
10:35 – 10:45 : GT500
10:55 – 11:15 サーキットサファリ
12:25 – 13:20 ピットウォーク
14:45 – 15:20 ノックアウト予選_Q1
14:45 – 15:00 : GT300
15:05 – 15:20 : GT500
15:30 – 16:02 ノックアウト予選_Q2
15:30 – 15:42 : GT300
15:50 – 16:02 : GT500
17:15 – 18:00 GTキッズウォーク

4月10日(日)
09:55 – 10:50 ピットウォーク
12:25 – オープニングセレモニー、選手紹介
13:05 – ウォームアップ走行、スタート進行
14:30 –     決勝レース(82Laps)










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