SUPER GT第3戦もてぎ、No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが今季2勝目! 詳細ページ(11043) - イベント・レースレポート

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SUPER GT第3戦もてぎ、No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが今季2勝目!




2016年シーズンの戦いも、ついに終焉を迎えるSUPER GTシリーズ。今シーズンは、第3戦オートポリス大会が熊本地震の影響を受けて中止となったことから、このツインリンクもてぎでの最終決戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」で第3/8戦の戦いが繰り広げられることになった。

まず、11月12日、土曜日には第3戦の予選そして決勝が行なわれ、予選2番手スタートのNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木大樹/柳田真孝組)がタイヤ無交換を敢行し、見事な逆転優勝。今シーズン2勝目を手にしている。

シリーズ戦としてはイレギュラーなイベントとなった今大会。金曜日には午前と午後にそれぞれ公式練習の時間が設けられ、午前には第3戦用(ウェイトハンディ採用)の、そして午後には第8戦用(ノーウェイト)の状態で走行することになっていたのだが、あいにくの雨模様となり、セッティングやタイヤの確認作業という面では、思うほど作業がはかどらなかった。

迎えた土曜日。第3戦の予選でポールポジションを手にしたのは、No.39 DENSO KOBELCO SARD RC F。ヘイキ・コバライネンがトップタイムを叩き出し、抜きどころの少ないもてぎでの戦いを優位に進めることに。決勝でもスタートドライバーを担当した平手晃平があっという間に2位以下とのマージンを築き上げ、今季初優勝を目指して疾走した。ところが早くも2周目にハプニングが発生。GT300の車両が立て続けにコースアウト、クラッシュという事態に、セーフティカー(SC)が導入された。

3周目にコースインしたSCは7周終了までコースに留まり、8周目にリスタートが切られる。ここでもトップの39号車が絶妙なタイミングで好スタートを決め、それをNo.36 au TOM’S RC Fの伊藤大輔、さらにNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rの佐々木大樹が追随した。

ルーティンのピットインが始まったのは、19周終了時あたりから。続々とルーティンワークを済ませてコースへと復帰する中、上位陣の中でそのタイミングを大幅に遅らせたのが24号車。34周を終えてようやくピットインすると、ドライバー交代だけでタイヤ無交換のままピットを離れた。

この戦略が奏功し、24号車はトップを奪取。柳田が逃げの走りに入った。これに39号車をピット作業で逆転した36号車のキャシディ、さらには39号車のコバライネンが続き、しばし36号車と39号車が激しいバトルを繰り広げた。その中で、コバライネンがまずキャシディを料理。残り14周からトップの柳田を猛追する。ペースは明らかにタイヤ交換を行なったコバライネンの方が上。だが、抜きどころの少ないもてぎの特性を活かし、柳田もしっかりと応戦。とはいえ、無交換のタイヤをマネージメントしながらの周回となり、2台の間はみるみるうちに縮まることとなった。

チェッカーまで残り3周。ついに2台の差は1秒を切り、まさにテール・トゥ・ノーズの状態。それでも柳田はきっちりと背後の追撃を凌ぎ切り、今季2勝目となるチェッカーを受けている。

一方、GT300クラスは、No.11 GAINER TANAX AMG GT3を駆るビヨン・ビルドハイムがトップタイムをマークし、ポールポジションを獲得する。だが、決勝に入ると、安定したペースを武器に予選2番手からスタートしたNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMSのリチャード・ライアンが迫り、ピットインのタイミングで逆転に成功する。11号車はその後、後続からの追い上げにも苦しむことになり、変わって2番手に浮上したのはNo.33 Excellence Porsche(山野直也/ヨルグ・ベルグマイスター組)。No.88 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学/平峰一貴組)を終盤に逆転し、FIA GT3車両が表彰台を独占する結果となった。

・第3戦もてぎ 予選結果

GT500(TOP6)
1.  No.39 DENSO KOBELCO SARD RC F(ヘイキ・コバライネン/平手晃平組)1’45.885
2.No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木大樹/柳田真孝組)1’45.950
3.  No.36 au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)1’45.994
4.  No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)1’46.126
5.  No.64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)1′46.442
6.  No.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正組)1’46.498

GT300(TOP3)
1.  No.11 GAINER TANAX GT3(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)1’54.932
2.  No.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/藤井誠暢組)1’55.522
3.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)1’56.137

・第3戦もてぎ 決勝結果

GT500(TOP6)
1.No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木大樹/柳田真孝組)1:40’10.155
2.  No.39 DENSO KOBELCO SARD RC F(ヘイキ・コバライネン/平手晃平組)+0.239
3.  No.36 au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)+6.003
4.  No. 6 WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)+6.327
5.  No.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛/国本雄資組)+10.158
6.  No.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)+25.940

GT300(TOP3)
1.  No.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/藤井誠暢組)1:40’43.929
2.  No.33 Excellence Porsche(山野直也/ヨルグ・ベルグマイスター組)+2.294
3.  No.88 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学/平峰一貴組)+4.288

 

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