SUPER FORMULA第2戦、坪井翔が参戦2年目で初勝利! 詳細ページ(17307) - イベント・レースレポート

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SUPER FORMULA第2戦、坪井翔が参戦2年目で初勝利!




驚愕の結果となった予選からおよそ3時間。午後2時30分に入り、決勝に向けてのウォームアップ走行が始まる。ダミーグリッド上でも引き続き、微調整の作業に取り掛かるチームの姿も多く見られた。午後3時15分、フォーメーションラップが始まる中、バックストレート先のアトウッドあたりで1台の車両がコースアウトし、クラッシュ。なんと、阪口がスタートに向けてタイヤを温めていたが、グリップを失って態勢を崩してしまったようだ。結果、車両回収のためにセッションは赤旗中断に。レース自体も予定の51周から50周へと減算され、改めてフォーメーションラップを経てレースがスタートした。
 

スタート前のハプニングの余韻からか、今度は1コーナーでマルチクラッシュが発生する。ポールスターとの平川は難なくスタートしたが、その隣、宮田が初のハンドクラッチスタートに手こずったか出遅れてしまい、その後方にいた予選4、5位の牧野と大湯がこれを避けながらイン側に進入。ところが、大湯が牧野とアウト側にいたフェネストラズにも絡む形で衝突。フェネストラズはその勢いでアウト側のグラベルへと押し出され、万事休す。牧野はコース中央で立ち往生となり、クルマを降りた。これでコース上にはセーフティカーが導入され、その原因を作った大湯もフロントウィングを損傷したため、2周目にピットインしてフロントノーズ交換を行った。
 

レースは8周目に再開。トップ平川が落ち着いてリスタートを決めてトップをキープ。波乱を経て2番手に浮上したのは、予選8番手だった坪井。背後には石浦が迫り、オーバーテイクシステムを使っての攻防戦を繰り広げ、ポジションアップを狙うも叶わず。逆に坪井はトップ奪取をもくろみ、ピットイン可能となった10周終了から1周遅れの11周目にピットへ帰還。タイヤ交換を済ませ、再び戦場に戻った。一方、トップ平川はその1周後にピットイン。坪井の前でコース復帰を果たしたが、ピット作業に手間取り、その差はわずか。1周先にコースへ出た坪井は熱の入ったタイヤで平川を攻め立て、ヘアピン手前で逆転に成功。まだピット作業を済ませていない車両が前を走ってはいるものの、坪井はこれで事実上の暫定トップに立った。
 

一方、レースとしてトップを走るのは予選6番手の石浦。次いで予選10番手だったキャシディ。ベテランのふたりは1分16秒前半のハイペースで周回を重ね、”見えない敵”とのギャップを積み重ねていく。レース後半に入ると、”見た目”トップの石浦から”実際の”暫定トップである坪井との差はおよそ37秒まで広がったが、石浦がルーティンのピットインを行い、コースに復帰してもなおトップを死守するにはギリギリのマージン。まして、交換直後の冷えたタイヤで互角に戦うことは厳しいため、どのような戦略を見せるのか、注目が集まった。
 

実際、石浦がピットインしたのは30周終わり。本来であれば終盤までピットインのタイミングを伸ばしたかったというが、タイヤパフォーマンスが落ちてきており、この時点でのピットインを決断したという。石浦はなんとかトップのままコースへと復帰。だがすぐ背後に迫る坪井がオーバーテイクシステム(OTS)を作動させ、アドウッドカーブでサイド・バイ・サイドの激戦の末に逆転。直接対決を制した。その後は石浦も34周目のバックストレートで坪井を攻略すべくOTSを使って逆転に挑んだが、その先のヘアピン、バイパーコーナーでの死闘も実を結ばず、結局、坪井の先行を許してしまった。事実上のトップ争いが白熱する一方、”見た目”のトップ、キャシディは淡々と好タイムを重ね、坪井、石浦とのギャップを削り取っていく。だが、キャシディ自身は、コース上でのトラフィックに苦戦。なんとかクリアし、見えない敵の2台を追った。
 

レースは大詰めを迎え、キャシディの猛追を受けて坪井と石浦の2台はトップ争いよりも、チームでのワン・ツーフィニッシュ達成を第一目標へとシフト。これにより、48周終わりでようやくピットインしたキャシディがコースに復帰すると、トップ2台はメインストレートを通過した後。キャシディは3番手で残り2周を走ることになる。この時点で背後に平川が迫っていたが、すでに使用可能なOTSはわずか。対するキャシディは余裕の残量。これにより、平川はポールスタートながら表彰台を逃し、4位という結果に甘んじている。
 

セミファイナルラップでようやくトップに立った坪井は、その背後にチームの先輩である石浦を引き連れてトップチェッカー。自身初となるスーパーフォーミュラでの勝利に涙した。また、坪井との激闘の末に2位でフィニッシュした石浦は、SF19では初の、そして2018年第5戦以来となる表彰台獲得となった。3位のキャシディも今季初の表彰台に上がっている。なお、4位から10位入賞は、平川、No19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、No. 5 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.18 国本雄資(carrozzeria Team KCMG)、No. 6 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、宮田、No.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)という結果だった。
 

【第2戦岡山 決勝結果 トップ3】

1.No.39 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)1:13’11.975
2.No.38 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)+0.782
3.No. 1 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)+3.103










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