スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ、石浦がポール・トゥ・ウィンを達成 詳細ページ(13998) - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ、石浦がポール・トゥ・ウィンを達成




8月19日、栃木・ツインリンクもてぎにおいて全日本スーパーフォーミュラ第5戦の決勝レースが行われ、52周の戦いを制したのはポールポジションからスタートを切ったディフェンディングチャンピオンのNo. 1 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)。自身通算5勝目を達成している。
 

決勝日を迎えたもてぎ上空は前日と異なり曇天模様。しかし吹く風は依然として爽やかで初秋を思わせる天候の中でセッションが進められた。まず、朝のフリー走行では各車決勝を見据えたロングランを中心に確認作業を実施。2スペックタイヤを精力的に使ってポジションアップを狙う”2ピットストップ戦略”を採るチームもあるのでは、という見立てもあり、どのようなドラマを展開するのか注目が集まった。
 

気温30度、路面温度40度の中、フォーメーションラップを経て52周の戦いがスタート。ポールポジションの石浦が好スタートを切るも、その後方、3番手スタートのNo.6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、まず3コーナーでオーバーテイクシステムを使って予選2番手の僚友No.5 野尻智紀を抜き去ると、その勢いで5コーナーに向かい、前を行く石浦をも逆転。一気にトップへと躍り出た。松下、石浦、そしてその後方の野尻、さらに予選4番手のNo.64 ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)は
皆ソフトタイヤでスタートしていたこともあり、石浦はしばし2番手から様子を伺うかのように走行を重ねていった。すると、トップ2台が抜きん出る形となり、3位以下は次第に差がつまり始め、その後方にいた車両が上位へと浮上する。中でも9番手スタートだったNo.20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。ソフトタイヤの平川はペースが他車よりも速く、また15周終了直前にピットインして再びソフトタイヤを選択したことから、2ピットストップであることが判明する。上位陣では、ミディアムタイヤでスタートしたNo.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)もすでにピットインを済ませていたが、ソフトタイヤでの追い上げの中、ペースの遅い車両につかまり思うようにペースアップを果たせずにいた。
 

トップ争いを繰り広げる2台に動きがあったのは、27周終了直前のとき。まず前を行く松下がピットイン、給油とミディアムタイヤへの交換作業を13.3秒で済ませる。一方、2番手をキープしていた石浦は、前がクリアになると一気にスパート。周回を重ねたソフトタイヤを物ともせずハイペースで見えなくなったトップとの差を懸命に縮めていった。だが、ルーティンのピットインが待たれる中、一瞬ペースがガクンとダウン。これはパドルシフトのトラブルが一因と後に自身が明らかにしたが、そんな中でも巧みにクルマをコントロールし、40周終了直前にピットイン。スムーズに作業を終えてコースに復帰した。
 

石浦はトップを死守したまま、チェッカーを目指したが、その後方に迫ったのが平川だった。石浦を上回るペースで着々と間隔を詰め、逆転のチャンスを伺う。だが、経験豊富な石浦はこの状況をしっかりと掌握。ある程度のマージンがあれば逃げ切れると冷静に判断し、ペースをコントロール。トップでチェッカーを受け、2017年第3戦富士以来となる優勝を果たし、ポール・トゥ・フィニッシュを達成した。この勝利によって、シリーズランキングも3番手へと浮上。一方、ランキングでは3位でチェッカーを受けたキャシディが暫定トップに立つこととなった。
 

■第5戦もてぎ 決勝結果(TOP6)
1.No. 1 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)1:24’19.998 52Laps
2.No.20 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)+2.724
3.No. 3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)+26.454
4.No. 6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)+29.575
5.No. 8 大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)+38.818
6.No. 4 山下健太(KONDO RACING)+41.643
 

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