スーパーフォーミュラ第2戦、天候不良により中止に
5月13日、大分・オートポリスにおいて開催予定だった全日本スーパーフォーミュラ第2戦の決勝レースは、降り続く雨と濃霧による視界不良の状態が続き、中止となった。
前日までの穏やかなレース日和から一転、決勝日の朝を迎えたサーキット近郊は雨が降るだけでなく、サーキットへと向かう山道は霧が立ち込める。午前9時50分から予定していたフリー走行は、一旦10時35分開始へと延期されたが、雨脚が強くなり、最終的にはフリー走行そのものが中止された。
その後、11時10分からのピットウォークを迎える頃になるとすっかり天候が回復。強い風によって瞬く間に霧が去り、時折日が照るほどの変わりようだった。また、フリー走行が中止になったことを受け、スタート前の午後1時20分から40分までの20分間でウォームアップ走行を設けられた。ところがスタート直前にして再び雨が降り始め、ウェットコンディションでの走行に変わってしまった。さらには開始7分、2台の車両が次々にコースアウト。これで赤旗が提示されただけでなく、この中断をもってセッションが打ち切られることになった。
その後、当初の予定より10分遅れとなる午後1時55分にはグリッドへの試走が予定されていたが、この時点でチーム代表者がブリーフィングルームへ召集される事態に。最終的には天候回復が見込めないという判断から、決勝レースの中止が決定。午後2時15分、場内アナウンスを通じてその旨が伝えられた。
大会主催者は来場者に対し、ドライバーによるサイン会が実施されることになったが、コース上への戦いを見ることなく中止という残念な結果となってしまった。なお、続く第3戦は宮城県・スポーツランドSUGOにおいて開催される。