スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス、ガスリーがもてぎに続き、2連勝 詳細ページ(11668) - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス、ガスリーがもてぎに続き、2連勝




9月10日、大分・オートポリスにおいて全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝レースが行われ、予選5番手からスタートしたNo.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN) が万全のレース運びで逆転を果たし、前大会のもてぎ戦に続いて2連勝を達成した。


専有走行が行われた金曜日から安定した天候に恵まれたオートポリス。決勝日も時折、強い陽射しが照りつけてはいたが、気温が30度を超えることはなく、爽やかな秋晴れのレース日和となった。今回も前戦に続いてソフトタイヤ/ミディアムタイヤの2スペック制タイヤで競う一戦であるため、まず午前中に行われたフリー走行でも、各タイヤの見極めを行うべく、各車精力的に最終調整に勤しむ姿が見られ、タレが激しいソフトタイヤをいかに活用するかがレースのカギを握るものと考えられた。


そして迎えた決勝。今シーズン初のポールポジションを手にしたNo.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を筆頭に、グリッドでガスリーの前方にいる全4台、そしてその後方5台はみなミディアムタイヤを選択。当初ガスリーもミディアムを装着してダミーグリッドについていたが、ギリギリになってソフトへと交換。スタートはもちろん、レース序盤で前方車両を出し抜く戦略に賭けた。そしてスタートを決めたガスリーはオープニングラップの1コーナーで一気に2番手まで浮上。その勢いのまま周回を重ねた。一方、予選4番手からポジションアップを狙ったNo.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)。珍しくスタートの加速でミスを発し、後続車両と接触。戦わずしてオートポリスを後にしている。


ガスリーはソフトタイヤで力走、トップをキープする野尻との差を最小限に保ったまま23周を走破し、ピットイン。12.4秒という申し分のないピット作業時間でレースに復帰する。一方、トップの野尻は後半に装着が必要なソフトタイヤに対して不安を覚えていたことから、できる限りミディアムタイヤでの周回にこだわった。結果、54周のレースのうち38周までミディアムタイヤで走り続けてピットイン。だが、給油に時間がかかり、16.1秒を費やしてしまった。さらにコースに復帰すると、目前には他車同士が激しいバトルを展開中。その中で自身のポジション回復を狙ったが、1コーナー進入で前方を走るNo.18 小林可夢偉(KCMG)に追突、フロントノーズを失って痛恨のコースアウト。イレギュラーピットインを強いられ、完全に上位争いから脱落した。


全車がピットインを済ませると、ついにガスリーがトップに浮上。その後は、後続車をうまくコントロールして周回。理想的なレース運びで前大会もてぎ戦に続き、シーズン2勝目を達成。シリーズランキング争いでも2位に浮上する活躍を見せた。なお、そのガスリーの後ろを走っていたのが、No.7 フェリックス・ローゼンクヴィストとNo.8 大嶋和也のSUNOCO TEAM LEMANSのふたり。ローゼンクビストが4周、そして大嶋が6周を終えた時点でピットイン、ミディアムタイヤからソフトタイヤへとスイッチしたため、2ピット戦略を選択したかに思われたが、さにあらず。50周近くを走りきるというライバルを出し抜く戦略を見事に決めて、2台揃っての表彰台獲得を成功させた。


■第5戦オートポリス 決勝結果(TOP6)
1.No.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)1:24’28.619 54Laps
2.No. 7 フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)+1.558
3.No. 8 大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)+7.638
4.No.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING) +8.555
5.No.  1 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)+9.009
6.No.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S) +9.457

 

 

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