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Modified GT-Rs Are Better Than Stock GT-Rs




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もし君が日本を代表するパフォーマンスカーのオーナーであり、Speedhuntersの読者なら、そのモデルの純正パフォーマンスとルックスが好きになったきっかけではなかっただろう。
 

本来の魅力は、90年代から00年代前半にかけてのJDMアフター業界や国産チューニングから生まれたものではないでしょうか。
 

もちろん例外はあるが、生産ラインから出荷された車(多くの場合、チューニングが施されていない)とは異なる、JDMチューニングカーのポテンシャルを見て、そこから多くの人にはインスピレーションをもらったはず。私の友人グループは、ニュージーランドで比較的安価で豊富な日本の中古車に囲まれて育ったので、確かにそうだった。日本のチューニング・マスターが行ったチューニングがこれらの車を有名にした。
 

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しかし、チューニングされた車が本来の憧れの対象なら、なぜ黄金時代のJDMパフォーマンスカーの中で最も人気のある車が、突然、ノーマルまたはレストアされた車になってしまったのか?
 

もし、「投資」の可能性に目を向けるなら、もう一つの大きな理由がある。我々は、長年にわたってこれらのクルマに施されてきた、安くて雑なチューニングを目にしてきたが、これらの「アップグレード」の多くは、簡単には元に戻せず、コスト的にも割りに合わない。そういう意味では、手を加えられていない車には魅力がある。しかし、大金をはたいてノーマルJDM車を購入し、自分が最初に改造するという人はあまりいないと思う。それらの車はノーマルのまま所有される可能性が高い。
 

これは悪いことではない。他のJDMファンと同様に、オリジナルでフルレストアされた30年前のJDM車を見るのが好きだ。所有する観点からは、あまり興味はないが。私はHKS T51R Kaiターボチャージャー、OS-88 6速シーケンシャルギアボックス、RAYS Volk Racing TE37ホイール、Brideシート、ダッシュボード周りに取り付けられたブルーのクスコ製ボルトインロールケージなどを夢見て育ってきた。そして当時の(そして現代の)チューニングがなければもっとクルマの価値が上がるにも関わらず、車に使われているのを見ると、いつも笑顔になる。
 

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しかし、残念なことに、このような車は少なくなっていく一方だ。錆び、走行距離、盗難、悪質なメカニック、未熟で自信のないドライバーなど、時間の経過がクルマの絶滅の大きな要因ではないとすれば、最も人気のあるパーツが今やOEMであるという事実が、すべてを物語っているだろう。
 

しかし、ありがたいことに、チューニングカーに文化的・物理的な価値を見出す人はまだたくさんいる。今月初め、Dinoはそのような人が所有するBNR32スカイラインGT-Rを紹介してくれた。あの車は、イギリス在住のオーナーが日本で購入したものを、横浜のMidoriセンター(他)でフルチューンしたものだ。 N1ブロックを中心とした500馬力以上のフルチューンエンジン、TOMEI製ターボ、RAYS Volk Racing TE37Vホイール、Robson Leather製フルインテリアなど、夢のようなアップグレードを施して日本を後にした。
 

個人所有のストリートスカイラインGT-Rとしては、ほとんどの項目を満たしているため、Dinoは記事の最後に「もっと良くするにはどうしたらいいか?」と問いかけるほどだった。
 

しかし、チューナー自身が無限の予算を持ってチューニングすると、どんなことが可能になるのだろうか? Sun Line Racing BNR34のような、2018年にHarlow Jap Autosを介してイギリスで新しいベースを見つけた、ジャパンチューンドスカイラインもある。
 

スカイラインGT-Rのチューニングといえば、Sun Line Racing (SLR)をおいて他にないだろう。岡山のチューニングショップは完成度の高い、本格的なサーキット仕様レーシングカーを作るので有名だ。しかし、このBNR34デモカーは、レースカー製作のノウハウをストリートカーに応用したものだ。
 

1.5bar(22psi)のブースト圧で720PSを発揮し、ストリート仕様で筑波サーキットを1分以内で周回するなど、手を抜いたわけではない。チューニングされたR34 GT-Rとしては、このクルマはトップクラスであり、作成されてから何年も経ち、HJAが見つけるまで10年以上も静かに眠っていた。
 

購入費に加えて1,500万円の製作費をかけたといわれており、Sun Line Racingはこの車の製作に一切の妥協を許さなかった。この記事の最後には、そのチューニングメニューが掲載されているが、その中からいくつかをご紹介しましょう。
 

外装では、カーボンファイバーがメインに使われている。このカーボンは、ボンネット、フェンダー、トランク、GTウィングブレードに使用されており、すべてSLRの社内で製造されている。C-WESTがカーボンフロントバンパー(カーボンカナード付き)を、Craft Squareがカーボンミラーを提供した。
 

Sun Line R34の目玉は、N1エンジンを使ったフルエンジンチェンジだ。SLRは、HKSの2.8Lストローカーキットを採用し、容量と強度を向上させた上で、HKS V-CAMシステムを採用したレース仕様のシリンダーヘッド、巨大なトラストT88-34Dターボチャージャー、HPI製フロントマウントインタークーラー、ニスモ製プレナム、サード製800ccインジェクター、SLR専用チタン製ダウンパイプ&エキゾーストなど、様々なアップグレードを施している。最終的なセッティングは、HKSのF-CON V Proエンジンマネージメントシステムで行った。
 

ホリンジャーエンジニアリング製6速シーケンシャルギアボックス、Exedy Racing製トリプルプレートクラッチ、ATS製カーボンフロントLSD、OS技研製リアデフを搭載し、パワーを地面に伝えている。
 

足回りでは、アームやロッドなど交換できるものはすべてSLRのアジャスタブルアイテムに交換した。車高調は、Sun Line Racing独自の仕様にまでなっている。ブレーキは、フロントにエンドレス社製6ポットキャリパー/370mmローター、リアに4ポット/332mmローターを採用し、ハイパースピードからの減速を可能にしている。
 

このR34はストリートカーとして開発されたため、レース用の外装とは裏腹に、内装が外されていることはない。 確かにロールケージはあるが、出入りを制限しないようにすっきりとまとめられている。SLRは、フロントシートにBride Giasのカーボン製リクライニングバケットを採用し、クラシックなナルディ製ステアリング、ニスモ製メーター、そしてオリジナルのドライカーボン製ドアパネルを追加した。
 

私にとってこのGT-Rは、すべてのGT-Rが愛される様になったきっかけとなったGT-Rであり、オークションで新記録を取った投資目的のクルマではない。
 

ライトチューンでもハードチューンでも、日本のチューニングカーは最高だ。
Brad Lord
 
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Sun Line Racing 1999 Nissan Skyline GT-R (BNR34)

エンジン N1ブロック、HKS 2.8ストローカーキット(HKS 87mm鍛造ピストン、HKS H断面鍛造コンロッド、HKS鍛造軽量フルカウンタークランク、トラスト大容量サンプエクステンション、TOMEIヘッド&クランクスタッド/ボルト、TOMEIベアリング、TOMEIオイルポンプ、TOMEIタイミングベルト、TOMEI1.5mmヘッドガスケット、HKS V-CAM Step Proシステム、TOMEI270°/10. 5mm排気カム、TOMEIアジャスタブルカムギア、TOMEIタイプBバルブスプリング、TOMEIバルブリフター、N1シリンダーヘッド、シリンダーヘッド加工、ヘッド面修正、新品ポリッシュバルブ、レースグレードバルブガイド、ウォータージャケット加工、ポート拡大、トラストT88H-34Dターボチャージャー。トラストエキゾーストマニホールド、トラスト社外ウェイストゲート、トラストタイプRブローオフバルブ、SLRカスタムチタン100mmフロントパイプ、SLRカスタムチタン100mmエキゾースト、HKSエアインテーク、SLRカスタムチタンエキゾースト、SLRカスタムチタンダウンパイプ、ニスモプレナム、SLRチタンインテークパイピング、SLRハイドロディップエンジンカバー。ナプレック製スロットルボディ加工、インテークマニホールド内径拡大加工、マインズ製カムバッフル、N1ウォーターポンプ、SLR用キャッチタンク、サムコ製クーラントホース、SLR用GTラジエターTypeR、SLR用ラジエタークーリングパネル、SLR用クーラントエキスパンションタンク、トラスト製オイルクーラーキット、ビリオン製サーモスタット、HPI製インタークーラー。Tomeiフューエルレール、Sard 800ccインジェクター、Sardフューエルプレッシャーレギュレーター、SLRコレクタータンク、軽量テフロンフューエルライン、HKSインタンクフューエルポンプ、Bosch 044フューエルポンプ2台、メタルフューエルライン、HKS F-CON V Pro、HKS V-CAMコントローラー、Blitz Dual-SBCブーストコントローラー、Field ETSトルクスプリットコントローラー
駆動系 ホリンジャーエンジニアリング製6速シーケンシャルトランスミッション、エレクトロニックギアインジケーター、Exedy製トリプルプレートクラッチ、ATS製フロントカーボンLSD、トラスト製大容量フロントデフカバー、トラスト製大容量リアデフカバー、OS技研製リアLSD
足回り/
ブレーキ
SLRレーシング車高調、SLRアジャスタブルアッパーアーム、SLR GTナックルアダプター、SLRテンションロッド、SLRリアピロボールキャンバーアーム、SLRリアピロボールテンションロッド、SLRリアレーシングロアアーム、SLRリアメンバーブレース、SLRフロントチタンストラットブレース、ニスモフロントロアアーム、エンドレス・モノブロック6ポットキャリパー/370mmローター、エンドレス・モノブロック4ポットキャリパー/332mmローター、ブレーデッドブレーキライン
ホイール/タイヤ Enkei RS055R 18×10.5インチホイール、Toyo Proxes R888Rタイヤ
外装

SLR GTフルカーボンボディキット、カナード付きC-WESTフロントバンパー、SLR GT仕様カーボンボンネット、SLRカーボントランクリッド、SLRカーボン3D GTウィング、SLRリアLEDライトコンバージョン、クラフトスクエア・カーボンファイバーミラー

内装  Bride Gias製カーボンシート、ナルディ製ステアリングホイール、ニスモ製メーター、SLR製カーボンドアパネル

 

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