Carbon On Carbon: An Overtake GT-R In California CAR SPOTLIGHT 詳細ページ(17572) - イベント・レースレポート

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Carbon On Carbon: An Overtake GT-R In California CAR SPOTLIGHT




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By Trevor Yale Ryan
 

Mitsubishi Lancer Evo XからNissan GT-Rに乗り換え、Roman Castilloはいろいろな意味でレベルアップした。しかし、300ポンド近くも重くなったことは大きなデメリットだった。
 

すでに分かっていると思うが、馬力を足して車を軽く感じさせるのはかなり難しい事だ。Ronanはすぐに車高長とコントロールアームを取り替え、RAYS Volk Racing TE37 ホイールとハイグレードタイヤを履かせた。これでバネ下重量が減り、カリフォルニアNapa-Sonoma Valley近辺のワインディングでもう少し自信持てるようになったが、R35はドライバー無しでもまだ3800ポンドというとんでもない車重であった。
 

そのため更なる軽量化を測るには一つの選択肢しかなかった。それはすべてにカーボンファイバーを使うことだった…
 

Ronanは、2014 にDinoがSpeedhunters で Overtake GT-R デモカーを数日間借りる記事を読んでいた。その車両はフルカーボンボディーのR35 GT-R であり、Ronanは色々と考え始めた。Overtake カーボンファイバーキットの南カリフォルニア販売代理店Bulletproof Automotiveと連絡とることに成功し、プランを進めた。
 

一年が経ち、Ronanは大胆なGTR軽量化に成功し、Dinoが言っていた「軽い方が良い」ということを改めて証明する事ができた。
 

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運動性能も大きく向上され、コーナリング性能だけではなく、San Francisco のストリートでも楽しく乗り回していた。そう、この車はカーショーや週末のために作られた訳ではない。この車はRonanがいつでも乗れるように作られ、カリフォルニアで最も坂道が多い街でも気楽に乗れる仕様だった。
 

車を実際に見たときは、外装のガラスの様な艶が印象的だった。
 

オートクレーブで焼いたカーボンを塗装で塗るのはもちろん勿体無いことであったが、ボディーをむき出し状態にもしたくなかった。従って、丁寧に何回もクリアコートを塗り、ガラスの様な仕上がりになった。ボディーはさらにペイントプロテクションフィルムでラッピングされ、セラミックコーティングされた。
 

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今回取材したRonanの GT-R はSonoma Raceway にあるKarlo Belarminoのショップ Horsepower Industriesでメンテ作業を行なっていた。
 

Karloは全てのメンテナンスを担当しており、友人であるRonanのために常に最高の状態を維持している。車はストリートでよく乗るので、厳しいカリフォルニアで違法チューンにならないレスポンスアップ仕様を実現したとKarloは説明した。
 

ノーマルルックスのエンジンはCOBB Tuning AccessPort でライトチューンされ、COBBインテークも取り付けている。R1 Titan Japan の Overtake 100-V Saikuフルチタンマフラーで更に軽量化を図り、これでルックスも音も抜群になった。
 

軽量化で走りも良くなり、より楽しくなったが、夢のR35を制作するためのある余裕もできた。カスタムインテリアは通常重いが、アルカンターラをふんだんに使うことにより、重量を抑えることに成功した。
 

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そして「カーボンファイバーGT-R」と名乗るのであれば、インテリアにもカーボンをたくさん使っていなければならないのだが、ご心配なく。大量に使用されています。
 

Overtakeエアロの魅力は、単なるエアロキットではなく、ほぼ車1台分のボディーパーツだということだ。全てのパネルがカーボンファイバーで再現され、カスタムインテリアで増量したものの、最終的には220ポンドの軽量化に成功した。
 

参考までに、Dinoが運転したOvertakeデモカーは300ポンド以上の軽量化を図り、これはすごいことです。Ronanの場合、8%の軽量を実現し、快適さは一切妥協していない。
 

さらに、フロント20×10.5インチとリヤ20×12インチのHyper Blue RAYS Volk Racing TE37 Ultra wheelsで必要なところにさらなる軽量化を図ったそうだ。そしてフロント285/35R20 、リヤ345/30R20のMichelin Pilot Sport Cup 2タイヤを履き、とんでもないグリップポテンシャルを見せている。ブロンズ色のブレンボは十分のブレーキ性能を持っており、ブルーのホイールとのマッチングも良い。
 

余談だがVolk Racingの加工されたレターリングもたまらなくかっこいい。
 

Overtakeカーボンファイバーエアロという、大胆なチューニングプロジェクトだったのでここまで細かいディテールに囚われると思わなかったが、各部品の仕上がりと役割を見るのが楽しかった。Ronanは大きな妥協をせずに以前乗っていた三菱の車重に近づけ、さらなる馬力、ルックス、と快適さを手に入れた。
 

どこにでも乗って行けるR35は理想のストリートカーでもあり、今でも進化し続けるだろう。
 

Trevor Ryan
 
記事提供元:SPEEDHUNTERS
http://www.speedhunters.com/2020/08/carbon-on-carbon-an-overtake-gt-r-in-california/
 

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