Nissan Skyline GT-R V-Specの夢が現実に 詳細ページ(17228) - イベント・レースレポート

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Nissan Skyline GT-R V-Specの夢が現実に




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日産からわずか282台しか生産されなかったMidnight Purple II V-Spec仕様R34は25年ルールを乗り越え、アメリカでリーガルとなった。
 

6-7アイテムしか交換していないこのレアなMidnight Purple II Limited Edition 仕様1999 Nissan Skyline GT-R V-Spec を見て、「車高とホイールを変えてもそれはチューニングじゃない!」と思っているだろう。それは誰もが思うことだ。我々も理解しているが、今回紹介するNashville, TennのMike Montgomeryは、フルチューンのGTRを目指していたわけではない。
 

日産の RB26DETTはチューニングのために生まれて来たエンジンだ。これはもう知っていると思う。非常に頑丈で、この2.6リッターツインターボは今日のスタンダードでも信頼できるハイパワーを実現できる。だからこそリリースから何十年経ってもアフターパーツ界とサービスもまだ元気だ。ではMikeは何故もっとやらない?そう考えない方がいい。一旦ハイパワーとハイブーストの欲を忘れて、いくつかのポイントを考えてもらいたい。
 

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まずはこの車のレアさだ。この仕様は他に281台しかなく、史上最もレアなGT-Rだ。そこからチューニングされた台数を引くと、ノーマルに近い車の価値はさらに上がる。
 

次に、この車をリーガルでアメリカに輸入しようと思えば、ワイルドなチューニングは不可能だ。Mikeがどう輸入に成功したか気にならないか?サーキット専用にしない限り、チューニングは最小限に抑える必要がある。この車でチューニングできない分、彼が他に持っているたくさんの車でストレス発散すればいいだろう。その車は後ほどご紹介する。まずはリーガル化に関するお話をしよう。
 

Mikeは、2016年スペインに住んでいる間にこの車を購入した。米国のように、輸入車について厳しいガイドラインが定められている地域だ。彼は元々R35を買うためにお金を貯めたが、全国でたった40台しかなかったため、台数がもっと多いイギリスでオンライン検索を始めた。そこで「R34 for sale」のボタンをクリックしなければ、彼もおそらくR35を買っていただろう。「イギリスのTorque GTから1999年Midnight Purple II Vスペックの広告を見つけた。」と彼は説明する。
 

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「米国輸入用の「Show or Display」承認があったと書いてあったが、僕はそんなものが存在すると知らなかった。」この許可は、例えば282台のような非常に限られた生産台数を持つ車両にのみ与えられている。スペインにいる間は車を保管し、米国に戻る計画もあったので、2020年に輸入しようと考えた。
 

2018年に、MikeはDriver Motorsportsの広告を発見し、かなりハードチューンされたMidnight PurpleのR32を見つけた。「この車は信じられない仕様だった。HKS2.8Lストローカー、ブレンボF40キット、とにかくすべてトップレベルのパーツを使っていた。Driver Motorsportsにすぐ連絡し、車を購入した。これでR34が届くまでなんとか我慢できるようになった。」Driver Motorsportsのカスタマーサービスが非常に良かったため、Mikeは購入後も彼たちと連絡を取り続けた。そこでR34のことを知った彼たちはすぐに輸入手続きの手伝いをすることになった。
 

「車が1999 Nissan Skyline GT-R V-Specの限定初期モデルという要件を満たしている限り、Show or Display承認は難しくない。つまり’99 Midnight Purple II R34 GTR V-Specということだ。282台しか生産されなかったため、対象になった。Show or Display許可が下りてからの輸入は簡単だった。」
 

Mikeをもっと知れば、他の車仲間と変わらないことがすぐ分かる。90年代後半にチューニングの世界に飛び込み、2000年にはSuper Street NOPI Nationalsロードツアーにも参加した。1990年シビックで始め、その後、5代目シビックに乗り換えた。10代後半にはPreludeに乗り換え、思い出せばお金があれば全て車につぎ込んでいたと言う。
 

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「ツインターボSupraやSkyline GT-Rを見て、彼達が出していたパワーはよく覚えている。Supra Forumでは、僕の車の価格より高いホイールを売買していた。いつかそういう車に乗りたいという目標ができた。」しかし、ほとんどの人と同じように、人生が優先であり、結婚、子供、住宅ローンなど、大好きな車のことから遠ざけるような出来事がたくさんあり、Mikeの場合も何年かはつまらない車に乗っていたという。ただ、そこからの巻き返しがすごかった。
 

限定バージョンのR34を見つけた男は今、アメリカでリーガルに乗っている。さらに、ブロンズTE37付きMidnight PurpleフルチューンのR32も購入した。それ以外にもツインターボSupraも所有している。現在、塗装を塗り直しているそうだが、ホイールとカラーはもう分かるだろう。好きなものは好きなので。「20年以上かかってしまったが、やっと夢見てきたドリームカーを買うことができた。本当に感謝している。業界の繋がりもなく、スポンサーもいない。ただ、車が好きで一生懸命働いてきただけだ。」と彼は説明する。
 

MikeによればSupraが戻ってくればコレクションは終わりだというが、我々は信じない。90年代のブロンズTE37付きMidnight PurpleのさらなるJDMスーパーカーを募集中です!
 

Tuning Menu

車両:1999 Nissan Skyline GTR VSPEC(Midnight Purple II Limited Edition)
オーナー:Mike Montgomery
出身地:Nashville, TN
職業:エアロスペースメーカー、マネージャー
Instagram:@realmikemonty
エンジン:Trust オイルクーラー、オイルクーラーリロケーションキット; Mines VX Pro チタンマフラー
足回り:GReddy Type S 車高調
ホイール&タイヤ: Volk Racing TE37 18×10.5 +15; Michellin Pilot Sport 4S 275/35
外装:NISMO フルエアロ
内装:NISMO メーター
 
記事提供元:SUPER STREET ONLINE

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