Supra & GT-R Lookalikes From The School Of Illusion
SPECIAL FEATURE By Ron Celestine
Chapters
1.The Final Exam
2.The A90 Project
3.The GT-R Project
CHAPTER ONE The Final Exam
毎年オートサロンでびっくりするようなデモカーを作成している日本自動車専門大学NATSに関する記事を読んだことのない人たちは、これを読む前に是非読んでみてください。読んだ?よし!では始めましょう!
早い決断力が必要です。3年間をNATSで過ごし、自動車カスタマイズ専攻のセオリーと実践スキルを習得した。今は7月で卒業プロジェクトが割り当てられました。6か月以内に1月のオートサロンで展示できる車両を製造することです。スポンサー契約を除けば100万円(約10,000米ドル)の予算があり、車はリーガルであることが条件です。さあ、どうする?
このチャレンジに直面して、生徒たちはFast and Furious(邦画:ワイルドスピード)フランチャイズからインスピレーションを得ることにした。
まずはスープラから…
CHAPTER TWO The A90 Project
A90は2019年で最も取り上げられたパフォーマンスカーであり、11月のSEMAショーに続き、幕張メッセのオートサロンに数多くのスープラが並ぶことになると誰もが知っていた。
日本最大のチューニングカーショーで展示されたA90は必ず注目されると確信していたので、このプロジェクトに参加したNATSの学生は適切なベースカーを探す事にした。本物のA90を使うとでも思った?
そこでこの車がどのように人生をスタートしたか当ててみますか?ヒントはトヨタ系です…
レクサスSC430と当てた人は正解です。
UZZ40をA90オープンカーに変えようとすると、どうしても必要なパーツが出てくる。チームは運良くヘッドライト、テールライト、バンパーなど多数の部品をスポンサーから提供してもらった。ロケットバニーも、A90ワイドボディキットを1つ提供することにより、このプロジェクトに不可欠な役割を果たした。
しかし、部品だけではたかが知れている。本当の仕事は、数え切れないほどの製作時間と大胆なボディワークにあった。
たとえば、パンデムフェンダー。 SC430のホイールベースは2,620mmだが、スープラはそれより150mm短い2,470mmだ。これに三浦さんのFRPを装着させるには、フェンダーを一度切って、延長する必要があった。
もちろん、学生たちの板金技術が優れていなければ不可能な作業だ。オリジナルフェンダー、ドア、ボンネット、およびトランクはすべて、ある程度の鉄板加工が必要だった。
BMWが開発したA90スープラエンジンは多くのファンにとってマイナスポイントであり、今回の車はFast and Furiousテーマに沿って2JZ以外のエンジンは考えていなかった。エンジンは、トヨタアリストV300から取り出し、トラスト/ GReddy T78ビッグシングルターボをはじめとする様々なチューニングが行われた。
余談だが、私がこの車を取材したとき、生徒たちは車検前の最終手直しをしていたので、エンジンルームが少し乱雑になっていた。
足回りにはエアサスペンションを使用し、Kuhl Racingの19×10.5インチ(フロント)、19×12.5インチ(リア)Verz Kroneホイールで存在感のあるスタンスを実現している。
完成度は非常に高く、ショーで見た多くの観客は本物のA90だったと思っていたらしい。
FINAL CHAPTER The GT-R Project
A90ほどオートサロンファンに衝撃は与えなかったが、NATS日産R35 GT-Rからヒントを得たこのプロジェクトは、依然として印象的だ。そして、これも外観を実現するために数え切れないほどの製作時間が必要となった。
GT-Rを実際購入してルーフを切り落とすことは、学生に費やされた10万の予算をはるかに超えることだったので、もっと手頃なベース車両を選ぶことにした。それが何かわかりますか?
Z33 Nissan Fairlady Zと当てた人は正解です。純正のGT-Rヘッドライト、テールライト、フェンダーを取り付けるために車両の横幅を広げる必要性があり、かなり手間暇がかかった。
まず、スープラと同じく、ホイールベースの違いがあった(R35 = 2,649mm、Z33 = 2,780mm)。したがって、生徒達はベースの鉄板だけでなく、トップシークレットのフロントバンパーやトラスト・GReddyのオーバーフェンダーを変更する必要もあった。
このGT-RもKuhlレーシングホイールを使用。サイズは20×10.5インチ(フロント)と20×12.5インチ(リア)。エアサスペンションと組み合わせている。時間の制約により、エンジンと駆動系はノーマルZ33のままだ。
ボディワークの質と各パーツの取り付けはどちらの車も完璧ではないが、学生向けのツールとして実際の腕を試し、それをオートサロンの何十万人もの人々に紹介する意味では完璧だと思います。
今回のレベルの高さで次のNATS卒業生は大変かもしれないが、今までのTASイベントで学んだように、日本自動車大学の学生は常に新しいチャレンジに挑戦している。
Ron Celestine
Instagram: celestinephotography
記事提供元:SPEED HUNTERS