Andre R33 詳細ページ(16481) - イベント・レースレポート

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Andre R33




AndreR33
 
By Stefan Kotze
 

CHAPTER 1.これより良いことはない?

 
Nissan Skyline GT-Rの会話になるとだいたいBNR32かBNR34の話だ。個人的にはBNR34が好きだが、BCNR33はそんなに好きではない。しかし、今回はパワフルで美しくし上げられたMidnight Purple R33 GT-Rと出会い、考え方が少し変わった。今回、南アフリカの車は普段とちょっと違う方法で見つけた。Gumtreeというウェブサイトをブラウジングしながら見つけた。売り手のAndreに電話し、「その車の取材をしたい」と頼み、本人はさすがにびっくりしていたが喜んで協力してくれた。
 

Andreは、Villiersdorpという小さな農家町に住んでおり、ケープタウンから車で一時間くらいの場所だ。人口約10,000人で主に果物を作っている。この場所にこんな車があるなんて誰も思わないだろう。そして、さらに驚くことにAndreは若者ではなく、多数の車を所有してきた70歳の車好きだった。過去にはChevrolet Camaroを数台、12台以上のShelby CobraレプリカとAustin-Healeyも数台乗ってきた。
 

CHAPTER 2.JDM Dream

 
2000年前半ワイルドスピードの映画が出て、JDMチューニングカルチャーがピークだった時に、Andreは日本車のチューニングに興味を持ち出した。スープラセリカRX-7、R32スカイラインなど、今回のUKスペックR33GT-R V-specを含む色々な車を南アフリカに輸入したという。外見はほとんどノーマルだがGT-Rはあまりいじる必要ない。フロントバンパーはインタークーラーエリアが大きく開いているBlitz製。ボンネットはTop Secretドライカーボン製でミラーはGanador社のカーボンタイプ。
 

このSkylineは楽しむために作られ、Andreは数年に渡り必ず週末走りに行っていた。家の近くに車を思いっきり走らせる場所があったからラッキーだった。VilliersdorpはFranschhoekにとても近い。Franschhoekは、Red Bull Conquer The Cape で紹介されたMad Mike Whiddett がBADBUL Mazda RX-8で走ったロケ地だ。今回の取材もこの有名なFranschhoek Passに行く途中の道で行った。Franschhoek Passは残念ながら大雨で被害を受け、取材時は通行止めとなっていた。しかし、運良く、この場所まではたどり着けた。
 

センスのあるチューニングスタイルはホイールにも適用され、人気が高いフルレストアされたRays 3-piece 18 インチ Nismo LM-GT1が使われている。ホイールはグロスブラックに仕上がっており、グリップの高いBridgestone Potenza RE-11タイヤを履いている。フロントブレーキはTarox6ポッドに変更され、リヤは純正Bremboキャリパーに大型ブレーキディスクとブレーキパッドを組み合わせている。足回りにはCusco HICASキャンセルキット、Tein Mono Flex車高調整w/ EDFC Active Pro モジュール、Whitelineフロント・リヤスタビライザーバーと調整式アームを使用。
 

FINAL CHAPTER モンスターマシンの心臓部


 
Skyline GT-R R32,R33とR34の魅力の一つは伝説のRB26DETTエンジンであり、今回に仕様も高品質なパーツをたくさん使っている。Andreによると車は10年前にイギリスのAbbey Motorsportで組まれ、今でも問題なく回っている。鍛造ピストン、ライトウェイト鍛造クランクシャフト、Hビームロッドを含むHKS 2.8L Step 2ストローカーキットがエンジンの心臓部となり、それ以外にはHKS Step 2カムシャフト、加工されたTrust T78シングルターボ、GReddyエキスターナルウェーストゲート、Full Race エキマニ、A’PEXiドラッグインタークーラー、720ccインジェクター、Kakimoto RacingマフラーとHKS F-CON V ProエンジンECU を使っている。Andre好みのAVGAS燃料でセッティングを取り、問題なく600kW(805hp)を発生する。
 

GT-Rの純正5速ミッションは、そのままだがOS Gikenトリプルプレートカーボンクラッチと軽量フライホイールでパワーをタイヤに廻している。内装はおとなしく、エンジンルームとはまるで正反対。シートとインテリアパネルは全てノーマル。ステアリングはMomo製でシフトノブはNismo製。Blitz製のメーターとHKSEVC5ブーストコントローラーを見て、初めてこの車のポテンシャルに気づく。ブーストは燃料の種類によってローブースト・ハイブーストを切り替えている。先ほど言った様にR34 Skyline GT-Rはまだ一番好きなモデルだが、この思わぬ場所でAndreのパワフルなR33を体験してから考え方が変った。このR33はパーフェクトに近い。
 

Stefan Kotzé
 

記事提供元
http://www.speedhunters.com/2019/10/finding-an-r33-gtr-powerhouse-in-the-middle-of-nowhere/
 
 

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