1998 Toyota Supra – The End 詳細ページ(16473) - イベント・レースレポート

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1998 Toyota Supra – The End




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スープラ最強の座を掴み取るために生まれてきた一台
Luke Munnell –
 

1600 whpスープラが見つかりそうな場所を3つ想像してみてください。我々はすでに3つあります; 1) TX2Kのマックスパワーシャーシダイナモコンテスト 2) Baltimore市MSP Racing・オーランド市Titan Motorsports・ロサンゼルス市SP Engineeringの50マイル周辺にあるドラッグコース 3)この各目的地に向かう積車の上。Jamie Carter と出会うまではオハイオ州郊外にあるクリーブランドシャグリンフォールズ市の小学校で行われていたサッカー練習で見つかるとは思わなかった。
 

「普段ストリートでは乗らないよ。」とJamieはまず言う。普段公道で走らせている715whp Porsche GT2、900whp Z06 Corvette、と 580whp Audi S4とは違い、このスープラはドラッグ専用に作られた。アドレナリン中毒 &サッカーパパJamieは前に乗っていた1135whp MKIV JZA80スープラ(「Top End」というニックネーム)のお陰でストリートレース界では伝説的な存在であり、今まで並んだ挑戦者は全て敗北に終わった。噂も広がり、ブースト仕様のオートバイしか挑戦をしなくなり、彼達も負けていった。時間が経ち、後で紹介するある一台のアメ車以外は誰もレースしてくれなくなった。「Top End」に勝てる車を作るということはプロインポートドラッグレース車が懸念するくらいの車を作るということだった。ちょうどその頃Jamieは運悪く警察に目をつけられる様になり、妻の強い説得でストリートを諦めることにし、ドラッグ専用の車を作ることにした。「他に選択肢はなかった。」と彼は笑いながら言った。
 

「Top End」 号をそのままドラッグ専用にするより、売却して新しいプラットフォームを探すことにした。無事故で綺麗なノンターボハードトップ80MKIVスープラを探しにフロリダまで行き、チューニングをするため早速自宅まで運んだ。エンジンの調子は良かったが、それはほんの一瞬だけだった。車を受け取った日にJamieはエンジンブローさせてしまった。「アクセル踏みすぎた!」と本人は笑いながら説明した。 早速次の週に車をオハイオ州トリード市 の Accelerated Performanceまで運び、ノーマルパーツをすべて取り外し、フレーム状態にした。そこでフレームをブラスト処理しGary Reese製 競技用25.5 ロールケージ(フュエルセル、パラシュート、カスタムプロストックウィングマウント付き)を取り付けた。その後はオハイオ州ユニオンタウン市 World Class Finishesのロティサリーに取り付けBASF Spectra Blue Mica カラーに塗る準備をした。この車はストリートクラスドラッグ車両として開発され、パッと見はストリートリーガル車に見えるが、スリックタイヤを履けばプロと並んでタイムを出せる仕様だ。リヤフェンダーは29.5×11.5インチのスリックタイヤが入るまで加工されたがインテリアスペースは犠牲にならなかった。
 

「Top End」を作ったAccelerated Performance はまた今回のプロジェクトを担当した。ここからが信じられないが、この車の全てのパーツは新品で発注された。フレーム以外のエンジンブロック、ヘッド、ガラス、コントロールアーム、インテリアパネル、全てのナット、ボルトとワッシャー、ヘッドランプ、テールランプは全て新品。’98年中古車として買った時の部品はほとんど残っていなかった。全てはトヨタのディーラーでオーダーした。制作費は約2千万円かかっており、その内の1千万はレストレーションパーツ用。残りの1千万はパフォーマンスパーツにかけられたという。
 

Accelerated PerformanceのDonald Summerton と Russell Maskeyは一からパワトレーンを作り上げた。新品のブロックはトヨタから発注され、クォーターフィル処理(シリンダーの下部分にセメントの様な液体で強化する処理)を行い、1/2インチヘッドスタッドとCrower/Carillo/CP ピストン腰下assyが入る様に加工された。結果は3.4リッターの排気量で 9.5:1 圧縮比。新品のシリンダーヘッドはニュージャージー州イゥイング市にあるHeadgamesに送られ、Dave Localioの手によるフルレースポート加工、Ferrea +1mmバルブトレーンとカスタムスペックCraneカムシャフトは入る様にマシン加工。エンジン加工が終わり、車はAccelerated Performance に戻され、Full RaceターボマニホールドPrecision Turbo GT47-88タービンが取り付けられた。Bosch 150lb/hr フュエルインジェクターをマウントできるカスタムインテークマニホールド、カスタムマフラー、Garrett 製air-to-liquid インタークーラー、巨大なWeldon 2345 フュエルポンプがマウントできるフュエルセル、Peterson/Moroso ドライサンプオイルシステムはすべてカスタムで作成された。クーラント、オイルと燃料ラインはすべてEarl’s か AeroquipステンレスTeflonかゴム製に変更された。クーリングシステムも全て見直され、AFCOラジエーター、デュアルEarl’sトランスミッションクーラーとFlex-a-lite電動ファンを利用し、ストリート走行にも対応できる様にした。
 

純正の配線は全て捨てられた。この車はアクセサリーをほとんど利用しないため、重い配線を残す必要がなかった。Russell Maskey 達は最低限のものだけ残し、Mil規格部品で全て引き直した。エンジン制御はMotec M800 ECU で点火制御はCDI-8 を利用。ビッグパワーを作る時、大きなターボは有利だがターボラグやスロットルレスポンス低下により、マニュアルシフトではタイムロスが発生する。それを解決するためにNitrous Expressダイレクトポートシステムを使ってタービンのレスポンスを向上させ、純正Getrag6速ミッションの代わりに70年代のChevy Suburbanから取り出したTH400オートマミッションに変更。このミッションの中身はオハイオ州ジラード市の Rossler Transmissions で強化された。Driveshaft Shop Stage 6 アクスルとTRD LSDを組み合わせることによって 2JZの Accufab スロットルを全開に踏める様になった。
 

ストリートではほとんど乗らない車だったので乗り心地はあまり重要ではなかった。Accelerated Performanceのアドバイスにより、JamieはHKSドラッグ専用 車高調整ダンパーに取り替え、重くて必要のないスタビライザーバー、ストラットタワーバー、シャーシブレースなど全て取っ払った。タイムアタックスープラのオーナーが見たら泣く光景である。スタート時の振動を減らすために純正ゴムブッシングをセミコンプライアントウレタン製かノンコンプライアントアルミ製に変更した。 ノーマルブレーキは軽いカスタムWilwood Dynalite 製に取り替えられ、ストリートクラスレースとストリート走行用にiForged ホイールとBFG ドラッグラジアルをチョイス。それ以外はWeld Racing ホイールとMickey Thompson タイヤを使用。インテリアダッシュパネル、センターコンソール、ドアパネルは全てFRPワンオフ製でアルカンターラでカバーされている。全て軽量化のためだ。
 

Accelerated Performance でエンジンの慣らしを行い、スープラは初めてのドラッグ走行に挑んだ。Jamieの運転でNos無し、ローブーストでなんと8.64 @ 175 mphをマーク。エンジントラブルもなく、見事なデビューだった。そこから6回走り、タイムは7秒台へ突入。約1,300 whpで7.81 @ 187mphをマーク。そして今はNOS+ GT55-91 へのタービン交換で1600 whpを発生しており、Jamieはさらなるタイムアップを狙っている。最初のイベントはMaryland International Raceway “Imports vs. Domestics”。そこである’70 AMC Hornet とリベンジマッチを果たすという。この車は唯一「Top End」に勝った車であり、そのオーナーも「俺は一生日本車には負けない。」と自慢しているらしい。その仕事が終わればスープラストックボディのゼロヨンワールドレコード7.71秒を狙う。さらにその後はTexas Mileに参加し、Fastest Standing Mileワールドレコード の246mphを破りに行く。「それがすべて終わればパラシュートを外し、少しストリートで乗るかもしれない…もちろんサッカー練習へ!」と奥さんを気にしながら笑顔で語った。
 

050604
 

’98 Toyota Supra

出力:1,600 whp @ 8,500 rpm; 1,000 lbs-ft @ 7,000 rpm
 

エンジン 3.4L 2JZGTE (87mm ボア, 94mm ストローク, 9.5:1 圧縮比); Crower ビレット製 4340 クランクシャフト; Carrillo H-ビームコンロッド; CP ピストン; Hastings ピストンリング; Moroso オイルパン; Headgames レース用ポート加工、1/2インチヘッドスタッド、ヘッドガスケット、カムシャフトローブ研磨; Crane カムシャフト; Ferrea +1mm インテーク・エキゾーストバルブ; Accufab スロットルボディ; Fidanza カムギヤ; Accelerated Performance インテークマニホールド、エキゾースト、インテーク、water-to-air インタークーラー、インタークーラーパイプ、カスタムNitrous Express ダイレクトポートNosインジェクション、カスタムPeterson ドライサンプオイルシステム; Precision Turbo GT55-91 ターボチャージャー; Full Race T6 Gen. 2 マニホールド; Tial 50mm ブローオフバルブ(x2), 44mm ウェーストゲート (x2); Motec M800 ECU, CDI8 イグニション; AFCO ラジエーター; Aeroquip ラジエーターホース; Flex-a-lite 電動ファン; Earl’s トランスミッションクーラー; Tuning Concepts セッティング; Bosch 150lb/hr フュエルインジェクター; Weldon 燃圧レギュレーター、フュエルポンプ; Ross Machine フュエルレール; Painless 配線
駆動系 TH400 トランスミッション, Rossler Transmissionsリビルド; Driveshaft Shop Stage 6 アクスル; TRD LSDデフ; B&M Carbon X シフトレバー; Neil Chance トルクコンバーター
足回り HKS ドラッグローンチ車高調整ダンパー; R2 ウレタンブッシング; カスタム Gary Reese 25.2 ロールケージ; カスタムビレットリヤサブフレームマウント
ホイール/タイヤ iForged Aero ストリートホイール(18×10.5 フロント, 18×9.5 リヤ); BF Goodrich KDW ストリートタイヤ(285/35-18 フロント, 315/40-18 リヤ); Weld Alumastar ドラッグホイール(17×4.5 フロント, 15×10 リヤ); M&H Trackmaster フロントドラッグスキニー; Mickey Thompson ドラッグスリックリヤドラッグタイヤ (29.5/10.5-17)
ブレーキ Accelerated Performance/Wilwood Dynalite ブレーキ (4ピストンフロント,2ピストンリヤ); Accelerated Performance ステンレス/Teflon ブレーキライン
外装 Modellista Design フロントリップ; Top Secret カーボンファイバーボンネット; カスタムフロントバンパーブロックオフ、プロストックリヤウィング、ミニタブリヤフェンダー加工; Stroud パラシュート; BASF Spectra Blue Mica 塗装
内装 Sparco Evo2 フロントシート, ステアリング; カスタムカーペット; カスタムAlcantara/FRPダッシュ、ドアパネル、センターコンソール、ヘッドライナー;カスタム取り外し式トランスミッショントンネル; Stroud 6点式レーシングハーネス、ウィンドーネット
電子系 Motec SDL メーター、シフトライト; Auto Meter メーター、シフトライト、

 

オーナー
Jaime Carter
年齢
37
出身.
シャグリンフォールズ市オハイオ州
職業.
Executive Search Consultant
制作時間.
2 年間
趣味.
ドラッグレース、オーディオ・ビデオ、サッカーコーチ
 

記事提供元
http://www.superstreetonline.com/features/impp-1001-1998-toyota-supra/










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