1994 Toyota Supra Turbo – Really Tho

兄貴から譲ってもらった最強の車はストリートスリックで187mph

振り返ってみれば、僕と周りで親や兄弟から譲ってもらった車で格好良かったものは記憶にない。ベージュ色のカムリー、ホンダアコード、運が良ければDodgeのミニバン。移動手段としては問題ないが、クルージング用としては使えない。A地点からB地点までだけだ…お願いだから誰にも見られないところで降ろしてください…と願うのみ。運良くTho Nguyenにはこのような問題はなかった。彼が譲ってもらった車は、最初からツインターボ仕様であった。そう、彼の車は最強の’94 Supra。

「この車はもともと兄貴が２００１年に乗っていた車だ。」とThoは説明する。「彼はワイルドスピードが出る前に購入し、僕はまだ小学校４年生だった。彼はいつも横に乗せてくれ、カーショーやSacramento Racewayドラッグレースにも連れて行ってくれた。」 16歳になり、Thoは初めての車、 ’98 Integra GS-Rを買った。そこからすぐに定番のボルトオンパーツを取り付けた：インテーク、エキマニとマフラーだった。その後はターボチャージャーも取り付け、ドラッグレースを思いっきり楽しみながら400mを走っていた。そしてある日、兄貴のスープラを譲ってもらおうと決めた。

「スープラは８年近くもカバーの下で眠っていた。」とThoは説明した。「車を譲ってもらってから一年近くは通勤用として使っていた。そこからストリートでも乗れるレースカーに変える決意をした。」彼はすぐにチューニングを始め、大型シングルタービンに変更し、ECUと燃料システムのアップグレードを行った。彼は「ノーマルブロックで820whpを発生し、ハーフマイルのレースに参戦するようになった。1000馬力のR３５GT-Rに負けるまではかなり早いと思っていた…その悔しさを忘れることができず、納得いかなかった！」と説明。その悔しい思いともっとパワーが欲しいという気持ちが湧いてきた。2JZエンジンはすぐに下され、フルチューンをすることになり、タービンもまた変えることになった。

新しいハイパワーエンジンを完成し、Thoは出来るだけスープラでハーフマイルイベントに参加し、熱い走りを見せた。そしてベストタイムは? 「ハーフマイルでの自己ベストタイムは Shifts3ctor で出した 187.57 mph。いずれは、ノーマルV160 ６速ミッションで 195mph以上出したいと思っている。」と彼は語る。しかし、前にも言ったようにこれはストリートで使う車。したがって純正エアコンやパワーステアリング、オーディオまで残っている！「この車は、レースよりもストリートで乗ることが多いね。」と Thoは笑顔で言う。

見ての通りThoのスープラは、まだノーマルボディラインをほとんど残している。これは、ルックスよりもパフォーマンスに重点を置いていた証拠だ。「ハーフマイルの目標はもちろんあるけれど、今後はエアロも進化させないとダメだと思っている。Ridoxのワイドボディは好きなので、それを付けることにより目標達成出来るのならば追加し、他のエアロでも、必要な物はなんでも使う。」

ハーフマイルレース以外にまたドラックレースも始めたらしいが、ちょっとした事でテクニカル審査を落ちてしまい、まだ参戦出来ていない。中には完全に締め切ったバッテリーボックスとリヤバンパーにマウントされた緊急シャットオフスイッチがあり、年末までには完全させると言う。それまでは1200馬力以上のスープラに乗り、譲ってもらった車の中で世界最強に乗っていると誇りを持っている。我々はただただ羨ましい限りである。

Tuning Menu

オーナー:Tho Nguyen
場所:Costa Mesa, CA
職業:Authorized Matco Tools Distribution
インスタ:@ttinmysoup

パワー:1,225 whp; 988 lb-ft of torque

エンジン関連	CP 10.0:1 ピストンに9310 ツールスチール .250 厚みアップグレードリストピン; ARP メインスタッドキットとCA625+ ヘッドスタッドキット; ACL レースロッド/メインベアリングとスラストワッシャー; BC HD BC625+ H-ビームコンロッドとカムギヤ; Real Street Performance ビレット戦メインキャップ; Titan Motorsports ビレット製タイミングベルトテンショナーブラケット、LE Hypertune インテークマニホールドビッグポート、4-inchスロットルボディ; PHR 改良オイルポンプ; GSC S2 ビレット製カムシャフトとBeehive バルブスプリング/リテーナー; Radium Engineering トリプルポンプハンガー; Walbro 3x 450-lph 燃料ポンプ; FID 2,000cc インジェクター; XRP -10AN フィードと-6AN リターンライン ; Fuelab 6-ミクロンインラインフィルターと燃圧レギュレータ; E85 フレックスフュエルセンサー; FSR キャストマニホールド; Precision 7675 Gen2 DBB ターボ; スリー-ポートブーストコントロールソレノイド; デュアルTurboSmart HyperGate 45 GenV ウェーストゲートとPowerport 60mm ブローオフバルブ; DEI チタンターボブランケット; 4-inch ダウン- ミッドパイプwith 4-inch Sp プーストアクチュエータカットアウト機能; 3-inch HKS カーボンチタンマフラー; Induction Performance IGN1A コイルキット; PHR IGN1A スパークプラグワイヤー, パワーステアリングレザーバ, サーモスタットローテーター, ABS 取り外し、スロットルケーブル; NGK V-Power レーシングスパークプラグ; ETS 5-inch インタークーラーコア; FSR Motorsports インテークパイプ, クーラントオーバーフロータンクとアッパーラジエーターパイプ; Driftmotion ショックトップカバー; HPS シリコンカプラー; APR ラジエータークーリングプレート; Turbo-Guard メッシュスクリーンフィルター; 4-inch Vibrant ベロシティスタック; 2JZMotorsports キャッチカン; TRD オイルキャップ; Koyo ラジエーター; Cody Phillips Racing ベリーパン; Odyssey Extreme Series PC1200T バッテリー
駆動系	Clutch Masters FX1000 ツインディスククラッチキット; PHR 3.5-inch ドライブシャフト; 純正 V160 ミッションとTT 6速リヤエンド
ECU	ProEFI セッティングはBend Calibration/FSR MotorsportsのIan
足回りとシャーシ	KW Variant 3 車高調
ブレーキ	R1 Concepts鍛造シリーズ 6ピストンフロントビッグブレーキキットwith Race シリーズパッド; Mitsubishi Evo 9 リヤブレーキコンバージョン
ホイールとタイヤ	Front: 18×9 Weld Racing RTS S71 ホイール with 245/40R18 Toyo R888 タイヤ; Rear: 15×10 Weld Racing RTS S71 ホイールwith 275/60R15 Mickey Thompson ET Street Radial Pros
エクステリア	’98-spec ヘッドライト, テールランプ, フロントコーナーランプ, サイドランプ; TBT Carbon Factory Ridoxスタイルフロントリップ
インテリア	Recaro SP-J シート; Bride シートレール; TRD ステアリングホイール; Titan Motorsports 4点ロールバー; BTI can バスゲージ; Retro-Spec カーボンファイバーセンターコンソールカップホルダー