Nissan Skyline GT-R V-Specトリオ – ここは天国? 詳細ページ(15711) - イベント・レースレポート

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Nissan Skyline GT-R V-Specトリオ – ここは天国?




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Charles Wongのコレクションは車好きの夢

 
Charles Wong V Spec Nissan GT-R
25-45才の間であれば一度はSkyline GT-Rに乗りたいと思った事あるはず。
僕はテレビ前プレイしていたオリジナルグランツーリスモで14才の時にスカイラインに惚れてしまった。
 

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そして、90~00年代マニアと同様にR34のためなら犯罪も起こせる、今でもガレージに欲しい車だ。アグレッシブで美しいスタイリングはもちろん、GT-RのRB2DETT 2.6L ツインカム直6 ツインターボエンジンはスポーツカー歴史の中でもトップクラスのエンジンだ。 鋳鉄製ブロックの耐久性は高く、日本、オーストリアを含む世界のチューナーにより、1000馬力以上のハイパワー仕様が現実となった。 同じ時代のトヨタスープラホンダNSXマツダRX7とは違い、GT-RはATTESA (Advanced Total Traction Engineering System for All-Terrain) 4駆システムを利用しており、僕みたいなベタ踏みドライバーでもトラクションとコントロールを稼げた。 しかし、今スカイラインを所有する事は我々にとってはまだ遠い遠い夢だ。まだ25年ルールに当てはまらず、アメリカで登録する事はまだグレーな状況のため、僕のような低所得者であると更に厳しい。恵まれた車好きコミュニティのメンバーを通じてこの夢を体験することしか出来ず、その中でも最強のGT-Rコレクションを持っているのはCharles Wongかもしれない。
 

僕は今年の初めのカナダ出張の時にCharles に会ったが、彼のBayside Blue R34の事は前から知っていた。ラグナセカのR’s Day の画像を見て初めて知り、去年のWekfest Seattleで実物をみた。JDM 要素をサーキット機能と程よく混ぜたマシンだ。このプロジェクトカーの一番良いところは、Charles は一切手加減していない。 ステアリングを握ればハードに乗る…通常レアでメンテナンス費のかかる車では考えられないことだ。 従ってバンクーバーBCの取材日前からCharlesと会っていたわけだが、まさか彼のR34を3台も持ってくるとは知らなかった!
 

Charlesの本業は意外にも結婚式のフローラルデザインを手がけている。 我々と同じく、車は彼の趣味であり、日常の仕事から解放されたく、’06年にJDMパーツ輸入をサイドビジネスとしてはじめ、その頃から日産ファンになったという。 CW Collectiveという自社ブランドを立ち上げ、友達の車とパーツ輸入を始めた。 初めて輸入したJDM車両はS15シルビア、そしてR32 GTS、 それからR32GT-R。*カナダの輸入規制はアメリカの25年前に比べ、15年前の車である。厳しい排ガス規制もないため、カナダへの車輸入、登録は簡単だと彼はいう。
 

輸入を簡単にできる様になり、2013年からR34が輸入対象になったので輸入を開始した。Charlesは個人売買やオークションで車を見つけ、日本に飛んで実物を確認している。「見たことのない車を買うのは好きじゃない。特にその価格帯だと。」と彼は説明する。「R34は日本でも手に入れるのは難しい、特に程度の良い車。実際触り、見て、最低一回はテストドライブを行なっている。 GT-Rを買うということがそれだけユニークであるからだ。多額のお金をかけるなら現地に行っても良いと思う。」Charlesによると旅費、車両代、輸入費用と様々な整備を考えると$100Kは用意した方がいいという。
 

ではなぜ3台も?お金とチャンスがあるなら、別にいいじゃない!?Charlesはそれだけ日産の「ゴジラ」に惚れ込んでいた。しかし3台持つなら絶対同じ仕様にはしない。3台共VSPECとVolk Racing TE37という共通点はあるが、全部違う役割を果たしている。
 

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ブルーの車はCharlesのお気に入りであり、レーシングカーである。ラグナセカ一回、ワシントンRidge Motorsports Parkは6回、そしてVancouver Island Motorsport Circuitを3回走ったことがある。見かけだけが速く見えるだけではなく、650馬力を発生し、HKSパーツを使ったコンプリートエンジンにシングルターボキットをドッキング。さらに「シーケンシャルミッションと組み合わせた750HPストローカーエンジンも作っている。」とCharlesは明かした。 「車は日本に送り、富士スピードウエイで行われる世界最大のGT-Rイベントに参加する予定。そして来年の春まで車を日本に置き、僕が来日したときにサーキット走行やストリートで使う。」**内装とエンジンルームは取材のとき未完成だったので今回は紹介していない。
 

白い車は3台のうち一番シンプルだが、少しレアなV-Spec IIモデルだ。NISMOキット、カーボンセラミックブレーキにオーリンズ車高調を使っている。この車は通勤用に作った。静かで快適。4人乗れてエアコンも効く。と彼は説明した。 Charlesは通勤用に使っているといった。 この車で奥さんと食事に出かけたり、スーパーで買い物もしている。我々からしてみるとバンクーバーでは一番想像できない通勤車だが、Charlesはそう思わない。
 

最後はグレーの車だ… この車は白より早いが、もう少し乗りにくいと彼は説明する。ストリート寄りではないが、「ブルーみたいな完全サーキット仕様でもない。その中間くらいだ… 」Charlesはグレーの車両をコンプリートエンジン付きで購入し、新しいタービン、インジェクターとECU をつけた。 最終的に500HPを発生。トリプルプレートクラッチと固定式Recaroドライバーシートを使っているので、毎日乗るには苦痛かもしれないが、週末乗ったり、ローカルイベントに展示しているという。
 

「これはずっと僕のサイドビジネスであり、日本からパーツを輸入し、送料の負担を減らして友達を手助けしてきた。 これで日常のストレスも減り、GT-Rを愛するとても良い友達もできた。R34 GT-Rは一番ユニークな車であり、アグレシブなルックスで他に比べて目立つ。この値段だったらもっとパフォーマンスの優れた車は買えるが、R34は特別だ。歴史的にも重要だし、モータースポーツでも幅広く活躍し、本当にジャパニーズだ。」と彼は説明した。
 

Charlesは今後他のR34オーナーを手伝いたいという。 パーツの輸入は続けているが、自社ブランドでカーボンファイバー製V-Specリヤディフューザーとブルーの車に取り付けているボルトイン式ハーフケージも販売している。
 

アメリカ人はR34がリーガルになるまであと5年待たなければならないけれど、本当にGT-Rのファンなら待てるだろう。日産のスーパーカーに惚れてから20年経つが、今でも歴代最高の車だと思っている。
 

Tuning Menu

オーナー: Charles Wong
出身: Vancouver, BC
職業: ウェディングフローラルデザイン;JDMコレクター
Instagram:@cw_unit
 

’99 Nissan Skyline GT-R V-Spec (Bayside Blue)
 
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エンジン NAPREC ハイレスポンスキット、バルブガイド、吸気・排気ポートポリッシュ加工、ポリッシュ加工ヘッド、バルブシールグラインド、排気バルブフェースポリッシュ加工、クランクバランス、HKS 87mm 鍛造ピストン、H-ビームコンロッド、T04Z タービンキット、ステンレスエキゾーストマニホールド、ウェーストゲート、Super Power Flow、サクションキット、フロントパイプ、Power Enterprise ベアリング、ヘッドガスケット、15-層オイルクーラーキット、Type Rインタークーラー、TRUST スライドカムシャフトスポロケット、タイミングベルト、Reimax バルブスプリング、リテーナー、Gr-A オイルポンプ、フュエルデリバリーパイプ、Fujimura Auto オイルキャッチタンク、OEM Nur-Spec バルブカバー、NISMO エンジンマウント、燃圧レギュレーター、燃料ポンプ、Tomei Extreme チタンマフラー、SARD 1,000cc インジェクター、5-リッターサージタンク、カスタムハードライン、Tabata アルミラジエーター、ARC エアセパレータータンク
駆動系 ATS カーボンツインプレートクラッチ、フロントカーボンLSD、Kansai Service ミッションマウント
ECU HKS F-CON V-pro 3.4, A/F ノックアンプモニター、Blitz dual SBC ブーストコントローラー、Garage Saurusチューニング
足回り&シャーシ Ohlins DFV 車高調、Stance Suspension エアカップキット、Spoon リジッドカラーキット、Cusco フロントアッパーアーム、チタンタワーバー、Manatee ピローボールテンションロッド、NISMO フロントロワーコントロールアーム、スタビライザーバー、リヤサブフレームブレース、Kansai Service サブフレームブレース、Ikeya Formula リヤロワー&アッパーアーム、トラクションロッド
ブレーキ OEM R35 GT-R キャリパーコンバージョン、CW Collective ビレット製ブラケット、DBA 380mm 2pc ローター、ステンレスライン
ホイール&タイヤ 18×11" +18 Volk Racing TE37SLホイールグロスブラック仕様、295/30R18 Yokohama AD08R タイヤ、3mm フロント、15mm リヤ H&R スペーサー
外装 AutoSelect カーボンファイバーボンネット、 Devil Carbonカナード、NISMO Z-Tune フロントバンパー、リヤアンダースポイラー、カーボンファイバーピラーガーニッシュ 、クリアレンズ、GT LED テールランプ、CarShop F1 カーボンファイバーフロントディフューザー、トランク、Garage Kagotani フロントフェンダー、サイドスカート、Hasemi リヤスパット、Voltex Type 4 1800mm GT ウィング、チタンウィングマウント、CW Collective カーボンファイバーリヤディフューザー
内装 NISMO 320km/h メータークラスター、GT シフトノブ、HKS メーター、Recaro SPG3 Winning Rocket Limited シート、Works Bell クイックレリースボスキット、Personal Blitz 350mm ステアリングホイール、Willians 4点ハーネス、V-Spec2 ペダル、CW Collective 4点式ロールケージ

 
 
 

’99 Nissan Skyline GT-R V-Spec (KAD ガンメタリック)
 
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エンジン HKS 87mm 鍛造ピストンw/バルブリセス、鍛造コンロッド、燃料デリバリーパイプ、block and head decked and honed、バランスポリッシュ加工クランク、TRUST オイルパン、インタークーラー 、インタークーラーパイプ、A’PEXi GT ステップ 2 264 カムシャフトw/ 10.6° リフト、カムギヤ ヘッドガスケット 、エキゾーストマニホールド、ウェーストゲート、フロントパイプ、NISMO 燃圧レギュレーター、ラジエーター、Ganador チタンデュアルマフラー、Spectrum Motorsport ビレット製 GTX3086R タービン、ID 1,000cc インジェクター
駆動系 ORC トリプルプレートクラッチ
ECU Link G4+ ECU、GM 3bar マップセンサー、MAC ブーストソレノイド
足回り&シャーシ A’PEXi N1 Pro ダンパー、NISMO サーキットリンクセット
ホイール&タイヤ 18×11" Volk Racing TE37SL ホイールセミグロスブラック仕様、265/35R18 Yokohama Neova AD07タイヤ
外装 NISMO サイドスカート、リヤスパット、 S-Tune フロントバンパー、Garage Saurusフロントスプリッター
内装 Nardi ディープコーン 350mm ステアリングホイール、NISMO GT シフトノブ、Recaro バケットドライバーシート

 
 
 

’01 Nissan Skyline GT-R V-Spec II (パールホワイトQX1)
 
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エンジン NISMOフロントパイプ、 Weldina NE-1 マフラー、 ARC フロントマウントインタークーラー、 Samco ラジエーターホース
ECU HKS EVC-4 ブーストコントローラー
足回り&シャーシ Ohlins DFV 車高調、NISMO フロント&リヤアッパー&ロワーコントロールアーム、リヤトラクションロッド
ホイール&タイヤ

19×10.5" +15 Volk Racing TE37SLホイール、275/35R19 Hankook V12 evo2タイヤ

ブレーキ OEM R35 Brembo カーボンセラミックブレーキコンバージョン、CW Collective ビレット製ブラケット、ステンレスライン
外装 OEM V-Spec II ドライカーボンファイバーボンネット、NISMO Z-Tune フロントバンパー、サイドスカート、リヤスパット、 JUN-スタイルカーボンファイバーハイスポイラースタンド
内装 Recaro ドライバーシート、 Alpine iLX-007 オーディオ

記事提供元
http://www.superstreetonline.com/features/1809-nissan-skyline-gt-r-v-spec-trio-is-this-heaven/










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